日本の文学賞

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平山周吉

ひらやま しゅうきち

Hirayama Shukichi

別名: 細井秀雄 / Hosoi Hideo
ペンネーム: 平山周吉小津安二郎の『東京物語』の主人公にちなむ筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1952-01-01 (東京)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都 → 鎌倉市

経歴

職業
評論家, 編集者, 著者, 編集長
所属
文藝春秋, 中央公論web
影響を受けた人物
小津安二郎, 江藤淳, 小林秀雄

学歴

慶應義塾大学
文学部 / 国文科
学位: 文学士
国: 日本
慶應義塾大学文学部国文科卒

受賞歴

雑学出版賞
2016
対象作品: 戦争画リターンズ
結果: winner
小林秀雄賞
2019
対象作品: 江藤淳は甦える
結果: winner
司馬遼太郎賞
2022
対象作品: 満洲国グランドホテル
結果: winner
大佛次郎賞
2023
対象作品: 小津安二郎
結果: winner

受賞・候補エディション

小林秀雄賞 1回登壇
  1. 平山周吉『江藤淳は甦える』は、批評家・江藤淳の生涯と思想を、膨大な取材と資料からたどる評伝である。漱石論、戦後批評、アメリカ体験、保守思想、妻との関係、自死に至る晩年までを射程に入れ、戦後日本の言論空間を江藤という人物から読み直す。

    戦後批評の中心にいた江藤淳を、その光と傷の両面から甦らせる大部の評伝。

    783ページ
    江藤淳戦後批評保守思想評伝
司馬遼太郎賞 1回登壇
  1. 満洲国の安定期に関わった軍人、官僚、財界人、文化人たちを36の人物像でたどり、植民地国家の実像を群像的に描き出す歴史ノンフィクション。建国と崩壊を直接語るのではなく、その中間にいた人々の姿から満洲を浮かび上がらせる。

    満洲国を生きた人々の姿から、植民地国家の輪郭を立ち上げる。

    568ページ
    満洲国昭和史ノンフィクション植民地史群像
大佛次郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 小津安二郎

    小津映画の細部に潜む戦争の影をたどりながら、名匠の作品世界を読み解く評伝。盟友への鎮魂と、戦後史の静かな痛みが交差する。

    画面の静けさの奥に、戦争の影を読む。

    400ページ
    小津安二郎映画史戦争体験評伝戦後日本

作品

代表作

昭和天皇─「よもの海」の謎

2014年 歴史・評論

昭和天皇をめぐる史料と伝承を検証し、『よもの海』にまつわる論点を分析する評論的研究。

昭和史天皇論史料批判

戦争画リターンズ─藤田嗣治とアッツ島の花々

2015年 美術史・評論

藤田嗣治の戦争画を手がかりに戦争芸術の問題を考察し、アッツ島戦争史との関係を論じる。

戦争と美術記憶の再構成日本近現代史

江藤淳は甦える

2019年 評論・伝記

評論家・江藤淳の業績と思想を再評価し、その研究と編集を通じて江藤の現在性を問い直す。

文芸批評戦後思想編集論

満洲国グランドホテル

2022年 歴史・ノンフィクション

満洲国期の出来事や人物をめぐる群像的な記述を通じて、満洲国期の文化と政治を描く。

満洲国植民地史昭和史

小津安二郎

2023年 映画論・伝記

映画監督・小津安二郎の作品と人物像を再検討し、その映画論的意義を明らかにする評伝的研究。

映画論都市と家族戦後文化

昭和史百冊

2023年 史学・文献案内

昭和史を読むための主要な百冊を選び、各書の位置づけと読みどころを解説する入門的ガイド。

読書案内昭和史史料学

全著作

  • 昭和天皇─「よもの海」の謎
  • 戦争画リターンズ─藤田嗣治とアッツ島の花々
  • 江藤淳は甦える
  • 満洲国グランドホテル
  • 小津安二郎
  • 昭和史百冊

作風・主題

文体
評論的史的考察を重視する文体事実と解釈を往復する記述
頻出モチーフ
戦争と記憶昭和史の再検討映画と文化の接点

評価・遺産

編集者としての実績と評論家としての著作群を通じ、昭和史・戦争記憶・映画論の分野で評価を得ている。複数の主要な文学・評論賞を受賞し、編集者としても重要な役割を果たしてきた。

豆知識

  • 本名は細井秀雄。
  • 筆名は小津安二郎の『東京物語』の主人公にちなむ。
  • 1999年に江藤淳が鎌倉の自宅で自決した際、最後に会った編集担当者であった。
  • 2016年『戦争画リターンズ』で第34回雑学出版賞受賞。
  • 2019年『江藤淳は甦える』で第18回小林秀雄賞受賞。
  • 2022年『満洲国グランドホテル』で第26回司馬遼太郎賞受賞。
  • 2023年『小津安二郎』で第50回大佛次郎賞受賞。
  • 2025年5月より中央公論webで『小林秀雄の戦争と平和』の連載を開始。