日本の文学賞

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小林秀雄賞

こばやしひでおしょう

小林秀雄の生誕100年を記念して創設された日本の学術賞。

学術賞批評エッセイ
創設年
2002
主催
一般財団法人新潮文芸振興会
カテゴリー
評論・批評
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
4〜6月頃
賞のステータス
活動中

説明

評論家・批評家小林秀雄の生誕100年を記念して2002年に創設された。日本語表現の豊かな著作(評論・エッセイ)に対して毎年授与され、自由な精神と柔軟な知性に基づいて新しい世界像を呈示した作品が対象となる。記念品および副賞100万円が贈られる。

賞品

主賞品
記念品および副賞100万円
賞金
1,000,000円
  • 記念品

選考情報

選考基準

  • 自由な精神と柔軟な知性に基づいて新しい世界像を呈示した作品
  • 小説、詩、戯曲などフィクションは対象外

関連の賞

  • 新潮学芸賞
  • 新潮ドキュメント賞

公式情報

https://www.shinchosha.co.jp/prizes/kobayashisho/

過去の受賞者

池谷裕二 いけがや ゆうじ 受賞
夢を叶えるために脳はある:「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす
平野啓一郎 ひらの けいいちろう 受賞
三島由紀夫論

三島由紀夫の作品と思想を、平野啓一郎自身の読書体験と重ねながら読み解く評論集。

三島を読むことは、現代の言葉を見直すことでもある。

評論三島由紀夫近代文学文学論
岡田暁生 おかだ あきお 受賞
音楽の危機《第九》が歌えなくなった日

「音楽の危機《第九》が歌えなくなった日」は小林秀雄賞 2021-1 の受賞作。題材の個性や作品の空気感が印象に残る一編として整理できる。

小林秀雄賞 2021-1 の受賞作。

小林秀雄賞受賞
平山周吉 ひらやま しゅうきち 受賞

平山周吉『江藤淳は甦える』は、批評家・江藤淳の生涯と思想を、膨大な取材と資料からたどる評伝である。漱石論、戦後批評、アメリカ体験、保守思想、妻との関係、自死に至る晩年までを射程に入れ、戦後日本の言論空間を江藤という人物から読み直す。

戦後批評の中心にいた江藤淳を、その光と傷の両面から甦らせる大部の評伝。

783ページ
江藤淳戦後批評保守思想評伝
南直哉 みなみ なおや 受賞

仏教の中心概念である無常を、超越と実存という視点から読み直す思想的な論考。歴史的な仏教理解と、現代を生きる人間の苦悩が交差する。

無常をめぐる仏教史から、現代の生の根を問い直す。

256ページ
仏教史無常実存思想
國分功一郎 こくぶん こういちろう 受賞

能動か受動かという二分法の手前にある「中動態」を、言語学・哲学・依存症をめぐる問いから掘り起こす思想書。意志と責任をめぐる近代的な前提を問い直し、スピノザの自由論へ接続していく。

「する」と「される」だけでは捉えきれない行為の相を、中動態という失われた文法から考える。

330ページ
中動態意志責任自由スピノザ言語と哲学
森田真生 もりた まさお 受賞
数学する身体

『数学する身体』は、森田真生による作品で、この回の受賞対象として確認される。賞の記録、公開書誌、販売書誌を照合し、単行本または文庫として確認できる情報と、確認できない識別子を分けて整理した。

受賞記録からたどる『数学する身体』の作品情報。

受賞作品書誌確認現代文学
小熊英二 おぐま えいじ 受賞

小熊英二が父の人生を軸に、入営、シベリア抑留、戦後の流転、高度成長期の生活をたどるノンフィクション。個人史を通じて、戦争体験が戦後日本の暮らしにどう残ったかを描く。

一人の日本兵の帰還後の人生から、戦争と戦後の連続性を読む。

352ページ
シベリア抑留戦後史個人史
山田太一 やまだ たいち 受賞

『月日の残像』は山田太一による受賞作。書誌識別子はNDL OpenSearchで『月日の残像』と著者名『山田太一』を照合し、単行本または文庫のISBNを確認した。日本の紙書籍としてISBN-10とASINを相互補完した。作品情報は受賞記録に基づき、今後の詳細調査であらすじや評価情報を補強する。

山田太一『月日の残像』。

261ページ
受賞作書誌確認
山口晃 やまぐち あきら 受賞

画家・山口晃が、日本美術の「ヘンさ」を手がかりに、近世から近代へ続く絵画表現の揺らぎを読み解く美術史エッセイ。専門的な論点を、描き手ならではの観察と軽妙な語りで開いていく。

描き手の目で、日本美術の不思議な魅力とねじれをたどる。

256ページ
日本美術美術史絵画論
小澤征爾 おざわ せいじ 受賞

指揮者の小澤征爾と作家の村上春樹が、クラシック音楽の聴き方、楽譜の読み方、演奏家の身体感覚、録音の違いについて語り合う対談集。ベートーヴェン、ブラームス、マーラーなどをめぐる会話から、音楽を聴く喜びが立ち上がる。

世界的指揮者と作家が、録音を聴き比べながら音楽の奥へ入っていく。

375ページ
クラシック音楽対談指揮録音聴くこと
村上春樹 むらかみ はるき 受賞

指揮者の小澤征爾と作家の村上春樹が、クラシック音楽の聴き方、楽譜の読み方、演奏家の身体感覚、録音の違いについて語り合う対談集。ベートーヴェン、ブラームス、マーラーなどをめぐる会話から、音楽を聴く喜びが立ち上がる。

世界的指揮者と作家が、録音を聴き比べながら音楽の奥へ入っていく。

375ページ
クラシック音楽対談指揮録音聴くこと
高橋秀実 たかはし ひでみつ 受賞

自分のルーツをたどる旅を、戸籍、家紋、親戚訪問、土地の記憶を通して描くノンフィクション。家系調査のまじめさと著者らしい脱力した観察が同居する。

自分は誰の末裔なのかという問いが、日本各地を歩く旅へ変わっていく。

228ページ
家系ルーツ探し戸籍日本文化
加藤陽子 かとう ようこ 受賞
それでも、日本人は「戦争」を選んだ

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』は、作品や歴史を読み解きながら、現代の想像力や社会の選択を問い直す評論。対象への精密な読解を通して、時代の問題を浮かび上がらせる。

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』は、加藤陽子の受賞対象作として読者に届いた一作。

評論読解現代社会
水村美苗 みずむら みなえ 受賞

『日本語が亡びるとき:英語の世紀の中で』は、水村美苗による評論・研究作品。思想と知の探究を軸に、言葉と社会を重ねながら、受賞作としての個性を示している。

『日本語が亡びるとき:英語の世紀の中で』は、水村美苗の受賞歴を語るうえで重要な評論・研究作品。

330ページ
思想と知の探究言葉と社会評論・研究
多田富雄 ただ とみお 受賞

『寡黙なる巨人』は、多田富雄による小林秀雄賞の受賞作。

『寡黙なる巨人』は、多田富雄による小林秀雄賞の受賞作。

248ページ
社会と記憶
内田樹 うちだ たつる 受賞

反ユダヤ主義とユダヤ文化を思想史の観点から読み解き、固定観念そのものを問い直す評論。

私家版・ユダヤ文化論は、ユダヤ文化を軸に読者を作品世界へ引き込む。

248ページ
ユダヤ文化思想史反ユダヤ主義
荒川洋治 あらかわ ようじ 受賞

荒川洋治が長年の文芸時評をまとめた批評集。現代文学の作品や作家を鋭く読み、文芸時評という形式そのものの可能性も問う。

文学を読むことの手ざわりを、時評の言葉で鍛え直す批評集。

339ページ
文芸批評現代文学時評
茂木健一郎 もぎ けんいちろう 受賞

クオリアを手がかりに、脳がどのように現実と仮想を立ち上げるのかを考察する科学エッセイ。心の働きを脳科学だけに閉じず、他者の心、想像力、近代科学の限界へと広げていく。

脳と心の間に生まれる「仮想」の力を、科学と思想の両側から見つめる。

222ページ
脳科学クオリア仮想意識他者理解
佐野洋子 さの ようこ 受賞
神も仏もありませぬ

老い、家族、死生観を率直な言葉で語るエッセイ集。ユーモアと身もふたもなさが同居し、人生の終盤を軽やかに見つめる。

神も仏もありませぬは、老い、家族、死生観を率直な言葉で語るエッセイ集。

受賞作記憶人間関係
中沢新一 なかざわ しんいち 受賞
対称性人類学:カイエソバージュV

神話、贈与、宗教的思考を手がかりに、人間の精神に残る対称性の論理を探る思想書。カイエ・ソバージュ連作の一冊。

対称性人類学:カイエソバージュVは、神話、贈与、宗教的思考を手がかりに、人間の精神に残る対称性の論理を探る思想書。

受賞作記憶人間関係
岩井克人 いわい かつと 受賞

会社という制度の成り立ちを基礎から説き、産業資本主義からポスト産業資本主義へ移る時代に日本企業が何を変えるべきかを考える経済評論。法人、雇用、株主主権、日本型資本主義を結び直し、働き方の未来を問う。

会社は誰のものかという問いから、日本型資本主義の行方を考える。

341ページ
会社論資本主義日本型経営働き方法人
吉本隆明 よしもと たかあき 受賞

夏目漱石の主要作品を講演形式で読み解き、作品を貫く暗さ、不安、青春、資質の問題を吉本隆明の思想から捉え直す評論。国民的作家としての漱石像と、内面に沈む漱石像のあいだに理解の筋道を引く。

漱石の小説群を通して、近代日本の不安と作家の資質を読み直す。

258ページ
夏目漱石文学評論近代文学講演作家論
橋本治 はしもと おさむ 受賞
「三島由紀夫」とはなにものだったのか

『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』は、橋本治による小林秀雄賞の対象作品。題名が示す印象を入口に、人物の動きや時代の気配を読者に伝える。

『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』は、橋本治の作品世界を伝える受賞対象作である。

受賞対象作人物と社会時代の空気
斎藤美奈子 さいとう みなこ 受賞
文章読本さん江

『文章読本さん江』は、斎藤美奈子による小林秀雄賞の対象作品。題名が示す印象を入口に、人物の動きや時代の気配を読者に伝える。

『文章読本さん江』は、斎藤美奈子の作品世界を伝える受賞対象作である。

受賞対象作人物と社会時代の空気