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第1回(1970年) 受賞辞退受賞作: 苦海浄土 わが水俣病
『苦海浄土 わが水俣病』は、石牟礼道子による作品で、1970年のoya-soichi-nonfiction-awardで受賞対象となった。受賞記録と公開書誌をもとに、作品単位で参照できる項目として整理される。
oya-soichi-nonfiction-awardで受賞対象となった『苦海浄土 わが水俣病』。
受賞作文学賞刊行状況
石牟礼 道子
いしむれ みちこ
Ishimure Michiko
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1927-03-11 (熊本県天草郡河浦町(現・天草市))
- 死没
- 2018-02-10 (熊本県熊本市(介護施設)) 90歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 熊本県天草郡河浦町(現・天草市) → 熊本県水俣市(旧・水俣町) → 熊本県熊本市
経歴
- 職業
- 小説家, 詩人, 環境運動家
- 活動期間
- 1969年〜2018年
- 所属
- 水俣病対策市民会議, 週刊金曜日(創刊編集委員)
- 影響を受けた人物
- 水俣病, 谷川雁, 森崎和江, 高群逸枝
- 影響を与えた人物
- 上野英信, 渡辺京二, 色川大吉, 水俣病訴訟運動
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 水俣実務学校(現 熊本県立水俣高等学校) | — | — | — | 1940-1943 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1973 | マグサイサイ賞 | 苦海浄土 | — | ラモン・マグサイサイ賞財団 | 受賞 |
| 1993 | 紫式部文学賞 | 十六夜橋 | — | 紫式部文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2002 | 朝日賞 | — | — | 朝日新聞社 | 受賞 |
| 2003 | 芸術選奨 文部科学大臣賞 | はにかみの国(石牟礼道子全詩集) | — | 文化庁 | 受賞 |
| 2013 | エイボン女性大賞 | — | — | エイボン・プロダクツ(日本) | 受賞 |
| 2014 | 後藤新平賞 | — | — | 後藤新平賞選考委員会 | 受賞 |
| 2014 | 現代詩花椿賞 | 祖さまの草の邑 | — | 思潮社 | 受賞 |
| 1969 | 熊日文学賞(選出・辞退) | 苦海浄土 | — | 熊本日日新聞社 | 選出・辞退 |
| 1969 | 大宅壮一ノンフィクション賞(選出・辞退) | 苦海浄土 | — | 大宅壮一賞選考委員会 | 選出・辞退 |
受賞・候補エディション
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第3回(1993年) 受賞受賞作: 十六夜橋
『十六夜橋』は、石牟礼道子によるオフィス・コアから刊行された作品で、紫式部文学賞で評価された。題名が示す対象を軸に、著者の関心と時代背景を読ませる一作である。
『十六夜橋』は、紫式部文学賞で選ばれた石牟礼道子の作品である。
受賞作紫式部文学日本文学
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第53回(2003年) 受賞受賞作: はにかみの国 石牟礼道子全詩集
「はにかみの国 石牟礼道子全詩集」は、石牟礼道子による受賞作品です。人物の感情や関係の揺れを軸に、時代や場所の空気を映しながら読者を作品世界へ導きます。
はにかみの国 石牟礼道子全詩集は、受賞歴を通じて広く知られるようになった作品です。
人間関係記憶日常と非日常
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第32回(2014年) 受賞受賞作: 祖さまの草の邑
詩と絵をあわせた詩画集。地方の記憶や追悼のテーマを扱う。2014年に現代詩花椿賞を受賞。
『祖さまの草の邑』は、受賞歴を通じて読み継がれる石牟礼道子の作品である。
詩民俗追悼
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第15回(2016年) 受賞受賞作: 石牟礼道子全句集 泣きなが原
『石牟礼道子全句集 泣きなが原』は、石牟礼道子による詩歌・句集の受賞作です。受賞記録上の題名と作者名を基準に、作品単体の書籍化情報と内容紹介を切り分けて整理しました。
石牟礼道子『石牟礼道子全句集 泣きなが原』は、受賞時の評価軸を手がかりに読み直したい作品です。
詩歌俳句受賞作
作品
代表作
苦海浄土 わが水俣病
1969年 ノンフィクション・ルポルタージュ(自伝的要素)水俣病の患者や地域の実情を当事者の声を中心にまとめたルポルタージュ。公害問題を社会に提示し、大きな反響を呼んだ代表作。
天の魚
1974年 小説・ルポルタージュの要素を含む『苦海浄土』と関連する作品で、水俣の人々の暮らしや社会的状況を詩的な文体で描く。
椿の海の記
1976年 随筆・記録水俣の風土や民俗、自然と人間の関係を詩的な散文で記した随筆集。民俗的な視座が特徴。
西南役伝説
1980年 歴史・民俗西南戦争や地域の伝説を素材に歴史と民俗を織り交ぜて記述した作品。
十六夜橋
1992年 小説個人的な記憶や地域の物語を織り込んだ長編。1993年に紫式部文学賞を受賞。
はにかみの国(石牟礼道子全詩集)
2002年 詩集詩作を中心にまとめた詩集・詩集全集的な編纂。2003年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
祖さまの草の邑
2014年 詩画集詩と絵をあわせた詩画集。地方の記憶や追悼のテーマを扱う。2014年に現代詩花椿賞を受賞。
不知火(新作能)
2002年 能(新作能)新作能として発表された劇作品。2002年に東京上演、2003年熊本、2004年水俣での上演が行われた。
- [演劇(能)] 不知火(上演) (2002)
全著作
- 苦海浄土 わが水俣病
- わが死民 水俣病闘争
- 流民の都
- 天の魚
- 椿の海の記
- 西南役伝説
- 常世の樹
- あやとりの記
- おえん遊行
- はにかみの国(全詩集)
- 十六夜橋
- 葛のしとね
- 食べごしらえおままごと
- 不知火ひかり凪
- 祖さまの草の邑
翻案
- 創作能「不知火」上演(2002〜2004)
- DVD『創作能 不知火』(2003)
- ドキュメンタリー『海霊の宮』(2006)
- NHK ETV特集『ふたりの道行き』(2019 放送、志村ふくみと石牟礼道子)
作風・主題
- 文体
- 詩的散文ルポルタージュ的手法民俗・口承的表現宗教的・祭祀的象徴
- 頻出モチーフ
- 海魂母自然水俣病
健康
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自殺未遂(亜ヒ酸服用)1947(結婚直後)未遂に終わり、長男誕生後に思いとどまった。生涯の個人的経験が創作に影響。
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パーキンソン病2010年代〜2018年晩年に症状が悪化し介護が必要になった。急性増悪により2018年に死去。
評価・遺産
石牟礼道子は水俣病を文学的に記録し、被害者の声を伝えることで日本の環境文学や公害問題の認識に大きく寄与した。詩的で民俗的な表現を通して近代日本の問題に切り込む作風は国内外で評価され、生前・没後に多数の追悼や研究が行われている。
資料所蔵先
- 石牟礼道子資料保存会
- 藤原書店(全集編集・所蔵)
大衆文化への影響
- NHK ETV特集『ふたりの道行き ― 志村ふくみと石牟礼道子の“沖宮”』
- ドキュメンタリー映画『海霊の宮』(2006)
引用
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本の読み方もね、初めから終わりまでずっと読んだのは高群逸枝さんの『女性の歴史』ぐらいじゃないかな。たいていは、真ん中読んで、うしろ読んで、初め読むみたいな、ね。そういう読み方しかできないんです。あの人は。
出典: 米本浩二『道子さん、海底の宮から』(2019) 32頁 (2019年) -
私は社会運動家ではなく、詩人であり作家です。
出典: インタビュー等の発言(出典によって異なる)
豆知識
- 結婚4か月で自殺未遂を図った経験がある
- 1969年『苦海浄土』で広く注目されるデビューを果たした
- 熊日文学賞や第1回大宅壮一ノンフィクション賞に選ばれたが受賞を辞退している
- 2018年の送る会には上皇后美智子が参列している