日本の文学賞

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櫂 未知子

かい みちこ

Kai Michiko

プロフィール

性別
女性
生誕
1960-09-03 (北海道余市郡余市町)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
北海道余市町 → イギリス滞在(断続的、1993–1995)

経歴

職業
俳人, 短歌詩人, 大学非常勤講師, 評論家
活動期間
1980年〜
所属
群青(共同代表), 俳人協会(理事), 国際俳句交流協会, 日本文藝家協会
所属団体
俳人協会, 国際俳句交流協会, 日本文藝家協会
影響を受けた人物
武川忠一, 塚本邦雄, 大牧広, 佐佐木幸綱, 中原道夫, 復本一郎

学歴

北海道小樽潮陵高等学校
国: 日本
青山学院大学
文学部 / 日本文学科
期間: 1980–1984
卒業年: 1984
国: 日本
青山学院大学大学院文学研究科
大学院文学研究科 / 日本文学日本語専攻
期間: 1984–1991
卒業年: 1991
国: 日本
修業年限満了(博士課程)

受賞歴

「港」新人賞
1992
主催: 港俳句会
結果: 受賞
中新田俳句大賞(第二回)
1997
対象作品: 貴族
結果: 受賞
俳人協会評論新人賞
2004
対象作品: 季語の底力
主催: 俳人協会
結果: 受賞
第57回俳人協会賞
2018
対象作品: カムイ
主催: 俳人協会
結果: 受賞
小野市詩歌文学賞(第10回)
2018
対象作品: カムイ
主催: 小野市
結果: 受賞
蛇笏賞(候補)
2018
対象作品: カムイ
主催: 蛇笏賞
結果: 候補

受賞・候補エディション

加美俳句大賞 1回登壇
  1. 第2回(1997年) 中新田俳句大賞
    受賞作: 貴族

    『貴族』は、櫂 未知子による邑書林から1996年に刊行された作品で、加美俳句大賞の受賞作として知られる。俳句の領域で評価された一作で、題名が示す主題や人物の動きを軸に読ませる。

    加美俳句大賞で評価された『貴族』は、作品名の印象を手がかりに読者を引き込む。

    151ページ
    加美俳句大賞貴族俳句
  1. 受賞作: 季語の底力

    「季語の底力」は櫂未知子による俳句・短歌・詩歌。凝縮された言葉の運びや主題への向き合い方を通じて、作者の表現の特色を伝える受賞作である。

    「季語の底力」は櫂未知子による俳句・短歌・詩歌。

    俳句批評詩歌
俳人協会賞 1回登壇
  1. 受賞作: カムイ

    『カムイ』は櫂未知子の第三句集。前句集からの長い時間、母の死、東日本大震災を経た視線が、自然、土地、記憶、喪失を重ねながら、日常のなかの大きな気配を捉える。

    震災と喪失をくぐった時間が、自然の気配と生活の言葉に結び直されていく句集。

    174ページ
    俳句喪失震災自然記憶
  1. 受賞作: カムイ

    北海道の風土、母の死、震災後の時間を背景にした第三句集。自然の感触と生活の細部が鋭く結びつく。

    海と陸、遺品と季語が、句の中で静かに響き合う。

    174ページ
    俳句北海道震災

作品

代表作

貴族

1996年 句集

初句集。口語表現を生かしつつ女性の情感や都市的な感性を描いた句が多い。

女性性愛季語都市性

蒙古斑

2000年 句集

第二句集。表現の幅を広げ、個人的な経験や身体にまつわるイメージを掘り下げる作品を収める。

身体記憶季節感

カムイ

2017年 句集

第三句集。近年の文語表現へのシフトが顕著で、自然や郷土性を強く打ち出した句が多い。第57回俳人協会賞などを受賞。

自然郷土季語神話性

全著作

  • 貴族(邑書林、1996年)
  • 蒙古斑(角川書店、2000年)
  • カムイ(ふらんす堂、2017年)
  • セレクション俳人06 櫂未知子集(邑書林、2003年)
  • 季語の底力(日本放送出版協会、2003年)
  • 食の一句(ふらんす堂、2005年)
  • 言葉の歳事記(日本放送出版協会、2007年)
  • 俳句力 上達までの最短コース(角川書店、2009年)
  • 季語、いただきます(講談社、2012年)
  • 十七音の旅 余市、北海道、日本(北海道新聞社、2021年)

作風・主題

文体
初期は口語的表現を生かした俳句近年は文語表現へのシフト簡潔でイメージの鋭い描写
頻出モチーフ
季語女性像故郷(余市)

評価・遺産

現代俳句における代表的な女性俳人の一人。口語表現から文語表現へと変化する作風の推移や、季語の解釈に関する評論活動でも知られる。俳人協会賞受賞などで高く評価されている。

関連学会

  • 俳人協会
  • 日本文藝家協会

引用

  • 春は曙そろそろ帰つてくれないか
    出典: 句集『貴族』 (1996年)
  • いきいきと死んでゐるなり水中花
    出典: 句集『蒙古斑』所収句 (2000年)

豆知識

  • 『蒙古斑』収録句をめぐり奥坂まやとの類句問題が俳壇で議論を呼んだ(2002年)。
  • 1993〜1995年にかけて断続的にイギリスに滞在した経験がある。
  • NHK俳句の選者を複数年度務めた(2017、2018、2020、2021年度)。