Japanese Literary Awards

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金子 光晴

かねこ みつはる

Kaneko Mitsuharu

Pen Names: 金子 安和本名(幼名・後に保和を名乗る)

Profile

Gender
Male
Born
1895-12-25 (愛知県海東郡越治村(現・津島市))
Died
1975-06-30 (東京都武蔵野市吉祥寺本町) age 79
Nationality
日本
Languages
日本語
Religion
キリスト教 Baptized in 1906
Residence History
愛知県(越治村・津島) → 名古屋市(小市場町/錦) → 京都市(上京区) → 東京(銀座、牛込、新宿、吉祥寺) → ヨーロッパ(ロンドン、ブリュッセル、パリ) → 上海、上海滞在 → マレー半島・シンガポール等アジア各地

Career

Occupations
詩人, 作家, 翻訳者, 画家
Active Years
1916-1975
Influenced By
シャルル・ボードレール, ウォルト・ホイットマン, エミール・ヴェルハーレン, ルネサンス以降の西洋詩人(ランボー等)

Education

暁星中学校
Period: 1908頃 - 不明
Country: 日本
中学在学中に文学に関心を持つ
早稲田大学(高等予科)
文科
Period: 1914 - 1915(中退)
Country: 日本
高等予科在学中に中退
東京美術学校(日本画科)
日本画科
Period: 1915(入学・中退)
Country: 日本
入学後まもなく退学
慶應義塾大学(予科)
文学部予科
Period: 1915 - 1916(中退)
Country: 日本
在学中に病気欠席などで中退

Awards

読売文学賞
1954
Work: 人間の悲劇
Organization: 読売新聞社
Result: 受賞
芸術選奨 文部大臣賞
1972
Work: 風流尸解記
Organization: 日本芸術文化振興会/文部科学省
Result: 受賞

Awards & Nominations

  1. Work: IL

    『IL』は、金子光晴晩年の詩的思考を示す詩集で、身体感覚、老い、異国経験、孤独の意識が濃く絡み合う。後年には自筆ノートの復刻版も刊行され、草稿の段階から作品の生成をたどれる資料としても扱われている。

    金子光晴の晩年の感覚と思想が、濃密な詩語として結晶した詩集。

    157 pages
    晩年の詩身体孤独草稿
  1. 敗戦後の東京を背景に、盲目の少女との出会いから、愛欲、死、幻影が絡み合う小説。金子光晴は詩人らしい濃密な言葉で、人間の哀しさ、愛しさ、残酷さを同時にあぶり出す。

    恋の道行きが地獄巡りへ変わる、詩人金子光晴の異色小説。

    343 pages
    戦後東京愛欲死の幻影詩的散文

Works

Major Works

こがね蟲

1923 詩集

ブリュッセル滞在の作品を含む初期詩集。自然描写や旅の感受性が表れる。

自然孤独

1935 詩集

政治的・社会的批判を含む詩群を収めた代表作の一つ。検閲を避けるための象徴的表現が多い。

反権力戦争批判都市

落下傘

1948 詩集

戦時体験や疎開期の作品を含む詩集。戦争と個人、抵抗の主題が現れる。

戦争疎開抵抗

人間の悲劇

1954 評論 / エッセイ / 詩論

戦後の日本と個人の状況を見据えた評論的作品。読売文学賞受賞作。

戦後個人と社会悲劇

Bibliography

  • 赤土の家
  • こがね蟲
  • 落下傘
  • 人間の悲劇
  • 女たちのエレジー
  • 詩人(自伝)
  • マレー蘭印紀行

Translations by Author

  • ランボー『ランボオ詩集』
  • ボードレール『悪の華』全訳
  • ヴェルレーヌ『フランドル遊記』

Style & Themes

Literary Style
象徴的・アイロニカルな詩法反骨的で批判的な語り口随筆では直截的な社会批評
Recurring Motifs
海・鮫旅と放浪都市の風景反権力・抵抗エロスと性愛

Health

  • 喘息(気管支喘息)
    生涯を通じて(特に戦中・晩年に発作あり)
    作品活動に影響を及ぼし、最終的な死因の一因となった
  • 脳溢血(軽度の脳卒中)
    1969年(発症)
    片腕の麻痺が残り、入院を要した

Legacy

近代日本詩を代表する詩人の一人。反権力・反戦の姿勢、象徴とアイロニーを用いた詩法、翻訳や随筆活動により広範な影響を与えた。

Archives

  • 国立国会図書館(関連資料・蔵書)

In Popular Culture

  • 映画『ラブレター』(金子光晴の恋愛を題材にした作品)
  • 1970年代に若者文化の中で「エロじいさん」的キャラクターとして知られる

Quotes

  • 子どもよ。まことにうれしいじゃないか。たがいにこの戦争に生まれあわせたことは。
    Source: 詩『戦争』(例示)

Trivia

  • 晩年はテレビ出演や対談が多く、若者の間で「エロじいさん」として注目された。
  • 墓所は八王子市の上川霊園にある。