日本の文学賞

← ホームに戻る

古処 誠二

こどころ せいじ

Kodokoro Seiji

プロフィール

性別
男性
生誕
1970-03-10 (福岡県)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家
活動期間
2000年〜
ノミネート
山本周五郎賞候補(ルール、2003年), 山本周五郎賞候補(接近、2004年), 直木三十五賞候補(七月七日、2005年), 直木三十五賞候補(遮断、2006年), 直木三十五賞候補(敵影、2008年)

受賞歴

メフィスト賞
2000
対象作品: UNKNOWN
主催: 講談社メフィスト編集部
結果: Winner
(池田晶子記念)「わたくし、つまりNobody賞」
2010
対象作品:
主催: 池田晶子記念賞実行委員会
結果: Winner
毎日出版文化賞
2017
対象作品: いくさの底
部門: 文学・芸術部門
主催: 毎日新聞社
結果: Winner
日本推理作家協会賞
2018
対象作品: いくさの底
部門: 長編および連作短編集部門
主催: 日本推理作家協会
結果: Winner
山本周五郎賞
2003
対象作品: ルール
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: Nominee
山本周五郎賞
2004
対象作品: 接近
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: Nominee
直木三十五賞
2005
対象作品: 七月七日
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: Nominee
直木三十五賞
2006
対象作品: 遮断
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: Nominee
直木三十五賞
2008
対象作品: 敵影
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: Nominee

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: いくさの底

    第二次世界大戦下のビルマ北部、日本軍警備隊が駐屯する村で一人の将校が殺害される。村人に死因を伏せたまま事態収拾が進められるが、さらなる事件が起こり、軍組織の建前、現地社会との緊張、個人の良心があぶり出されていく。

    一人の将校の死が、戦場の奥底に隠された良心と欺瞞をこじあける。

    208ページ
    戦争ミステリビルマ戦線日本軍良心組織の欺瞞
  1. 第71回(2018年) 長編および連作短編集部門
    受賞作: いくさの底

    第二次大戦中のビルマ北部の村で起きた将校殺害を描く戦争ミステリ。戦闘の前線ではなく駐屯地の緊張から、日本軍と現地社会、謎解きの構造を重ねる。

    一人の将校の死が、戦争の底に沈む矛盾を開いていく。

    208ページ
    戦争ミステリビルマ日本軍良心

作品

代表作

UNKNOWN

2000年 ミステリ

航空自衛隊内部の事件を扱ったデビュー作。メフィスト賞受賞作。

自衛隊事件閉鎖空間

少年たちの密室

2000年 ミステリ

初期短編・連作をまとめた作品。2001年の本格ミステリ・ベスト10で上位にランクイン。

青春密室友情

未完成

2001年 ミステリ

2002本格ミステリ・ベスト10で評価された長編。

未完の物語追及記憶

ルール

2002年 文芸・ミステリ

山本周五郎賞候補に挙がった中篇・長篇の一作。

規則葛藤社会

分岐点

2003年 ミステリ

連作として雑誌掲載された作品を単行本化。

選択運命過去

接近

2003年 文芸・ミステリ

山本周五郎賞候補となった作品。雑誌掲載を経て単行本化。

接近追跡心理

七月七日

2004年 文芸

直木賞候補となった長編。

時間記憶人間関係

遮断

2005年 ミステリ

直木賞候補となった作品。雑誌掲載を経て刊行。

遮断秘密対立

敵影

2007年 戦記・ミステリ

戦争や軍隊を題材にした要素を含む長編。直木賞候補。

戦争軍隊恐怖

2009年 文芸・ミステリ

評価された執筆活動の一部として、わたくし、つまりNobody賞を受賞した作品群の中心となった作品の一つ。

境界倫理対立

ふたつの枷

2010年 文芸

短編・連作を含む刊行物。

束縛選択

ニンジアンエ

2011年 文芸

集英社から刊行された作品。

人間ドラマ

中尉

2014年 戦記・文芸

書き下ろしの長編。軍隊を題材にした作品。

軍隊指揮責任

いくさの底

2017年 戦争文学・文芸

戦争を主題にした長編。毎日出版文化賞と日本推理作家協会賞を受賞した代表作。

戦争トラウマ倫理歴史

生き残り

2018年 戦記・文芸

いくさの底に続くテーマを持つ作品。

生存戦争

ビルマに見た夢

2020年 歴史・戦記

ビルマを題材にした長編。雑誌掲載を経て刊行。

戦争植民地史記憶

敵前の森で

2023年 戦記・文芸

近年刊行の戦争小説。雑誌連載を経て単行本化。

戦闘自然生と死

全著作

  • UNKNOWN
  • 少年たちの密室
  • 未完成
  • ルール
  • 分岐点
  • 接近
  • 七月七日
  • 遮断
  • 敵影
  • メフェナーボウンのつどう道
  • ふたつの枷
  • ニンジアンエ
  • 死んでも負けない
  • 中尉
  • いくさの底
  • 生き残り
  • ビルマに見た夢
  • 敵前の森で

作風・主題

文体
緻密で硬質な筆致軍事描写のリアリズム抑制された感情表現
頻出モチーフ
戦場の心理規律と義務閉鎖空間仲間との葛藤

評価・遺産

自衛隊経験を背景に軍事・戦争をテーマとした作品群で知られる現代日本の小説家。『いくさの底』で毎日出版文化賞・日本推理作家協会賞を受賞するなど、ミステリと戦記を横断する評価を得ている。

豆知識

  • 高校卒業後に航空自衛隊に入隊した経験が作風に影響しているとされる。
  • 2000年にメフィスト賞でデビューした。
  • 『いくさの底』で毎日出版文化賞と日本推理作家協会賞を受賞している。