日本推理作家協会賞 にほんすいりさっかきょうかいしょう
第71回(2018年)
推理小説
受賞者
3名
古処誠二
長編および連作短編集部門
第二次大戦中のビルマ北部の村で起きた将校殺害を描く戦争ミステリ。戦闘の前線ではなく駐屯地の緊張から、日本軍と現地社会、謎解きの構造を重ねる。
一人の将校の死が、戦争の底に沈む矛盾を開いていく。
208ページ
戦争ミステリビルマ日本軍良心
降田天
短編部門
元刑事の交番勤務員が容疑者と向き合う連作短編集の表題作。老老詐欺をめぐる脅迫状を入口に、人の弱さと嘘を静かに追い詰める。
逃げ場のない対話が、隠された嘘を少しずつほどく。
288ページ
短編ミステリ交番詐欺心理
宮田昇
評論・研究部門
昭和期の翻訳出版をめぐる権利、契約、事件を、出版人の視点からたどるノンフィクション。翻訳権と出版実務の変遷を、多数の人物と書物を通して記録する。
翻訳出版の舞台裏から、昭和の出版と著作権の変化を読み解く。
255ページ
翻訳出版著作権昭和史出版史