日本の文学賞

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茂部 典夫

もぶ のりお

Mobu Norio

ペンネーム: モブ・ノリオ初期の短編で使用した署名

プロフィール

性別
男性
生誕
1976-03-18 (北海道札幌市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
北海道札幌市 → 東京都世田谷区

経歴

職業
小説家, 翻訳家, 評論家
活動期間
2002年〜
所属
日本ペンクラブ
所属団体
日本ペンクラブ, 日本文藝家協会
影響を受けた人物
村上春樹, フランツ・カフカ, 太宰治
影響を与えた人物
佐藤明, 若林さやか
ノミネート
直木賞候補(2017年)

学歴

北海道大学
文学部 / 日本文学科
学位: 学士
期間: 1994-1998
卒業年: 1998
国: 日本
卒業論文は近代小説の郊外表象に関する研究

受賞歴

北海道新人文学賞
2004
対象作品: 青箱
部門: 短篇集部門
主催: 北海道文化財団
結果: 受賞
黎明文学賞
2016
対象作品: 夜行舎
部門: 小説
主催: 黎明文芸振興会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: 介護入門

    寝たきりの祖母を介護する若者の語りを、饒舌でリズムの強い文体で押し出した小説。介護、家族、閉塞した生活を、荒々しいユーモアと切迫感で描く。

    介護の日常が、過剰な言葉の熱で文学へ変わる。

    169ページ
    介護家族若者の閉塞饒舌な文体

作品

代表作

夜行舎

2015年 長編小説 320ページ

都市の夜を舞台に、列車と記憶を手がかりに登場人物たちが互いに交差する長編小説。孤独と再生を静かに描く。

孤独都市記憶
映像化・舞台化
  • [映画] 夜行舎 / 田中亮 (2019)
翻訳
  • 英訳:The Nightward House(訳:エミリー・ストーン)

青箱

2003年 短編集 180ページ

初期短編集。日常の些細な感情のすれ違いを静謐な筆致で切り取る短編が並ぶ。

日常人間関係失落

深夜の地図

2019年 長編小説 280ページ

都市の断片を結び合わせながら、失われた場所と人々の関係を追う作品。地図と記憶が鍵となる。

記憶場所再会
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 深夜の地図 / 川村直人 (2021)
翻訳
  • 仏訳:Carte de Minuit(訳:Claire Martin)

全著作

  • 表面の街(短編、2001)
  • 青箱(短編集、2003)
  • 駅の外(中編、2006)
  • 夜行舎(長編、2015)
  • 短い夜の音(エッセイ集、2012)
  • 深夜の地図(長編、2019)
  • 選集:茂部典夫作品集(2020)

翻案

  • 夜行舎(2019年映画化、監督:田中亮)
  • 深夜の地図(2021年テレビドラマ化、監督:川村直人)

作品の翻訳

  • 夜行舎 — The Nightward House(英語、2021)
  • 深夜の地図 — Carte de Minuit(仏語、2022)

作風・主題

文体
抑制された叙述幻想的要素を日常に差し込む筆致駅や列車を描く繊細な時間感覚
頻出モチーフ
列車孤独都市の夜古い地図

評価・遺産

茂部典夫は都市の孤独と記憶を繊細に描く作家として評価され、若手作家に影響を与えた。翻訳や評論を通じて日本の現代文学の議論にも寄与している。

記念館・博物館

  • 茂部典夫記念資料室 札幌市中央区 2022年開館

関連学会

  • 日本現代文学会

資料所蔵先

  • 札幌市立図書館 茂部コレクション

大衆文化への影響

  • 夜行舎の映画化により都市の夜をテーマにした舞台作品や音楽にも波及
  • 深夜の地図のドラマ版は地方の観光キャンペーンと連動して話題になった

引用

  • 書くことは世界を外から眺め、そこに小さな穴を開ける作業だと思っている。
    出典: インタビュー(朝日新聞、2016) (2016年)
  • 夜行舎の登場人物たちは、地図にない道を探しているのではなく、忘れた道を思い出そうとしているだけだ。
    出典: 夜行舎(序文) (2015年)

豆知識

  • 青春時代はジャズピアノを学んでおり、今も作曲に親しむことがある。
  • 列車の切符を収集しており、作品の細部に実物のチケットが登場することがある。
  • 短編時代に使用したペンネームは当初匿名で投稿していたことから始まった。