日本の文学賞

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文學界新人賞 ぶんがくかいしんじんしょう

第98回(2004年)

文芸新人賞

受賞者

2名
モブ・ノリオ もぶ のりお 受賞

無職の〈俺〉は、寝たきりの祖母を自宅で介護しながら、家族やヘルパーとの軋轢に苛立ち、自らの居場所を問い続ける。大麻と饒舌な語りを通して、道徳だけでは捉えきれない介護、家族、孤独の現実を描く。

道義や美徳だけでは語れない介護の現実を、切実で奔放な声で描き出すデビュー作。

112ページ
家族介護孤独自己の居場所家族関係社会への違和感
宮下奈都 みやした なつ 佳作

大学で考古学を学ぶ行助は、駅近くでたいやき店を営むこよみと出会い、少しずつ親しくなっていく。新しい記憶を留められなくなったこよみとの関係を通して、忘却のなかでなお育つ愛と、日々を引き受けることが描かれる。

忘却が重なっても、ふたりの時間は静かに形を変えながら続いていく。

112ページ
記憶恋愛忘却ケア日常