日本の文学賞

← ホームに戻る

岡嶋二人

おかじま ふたり

Okajima Futari

ペンネーム: 岡嶋二人井上泉と徳山諄一による合作ペンネーム

プロフィール

性別
不明
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
推理作家, 小説家, ペンネーム(コンビ)
活動期間
1975年〜1989年

受賞歴

江戸川乱歩賞(第28回)
1982
対象作品: 焦茶色のパステル
主催: 江戸川乱歩賞選考委員会
結果: 受賞
日本推理作家協会賞(長編賞)
1985
対象作品: チョコレートゲーム
部門: 長編賞
主催: 日本推理作家協会
結果: 受賞
吉川英治文学新人賞(第10回)
1989
対象作品: 99%の誘拐
主催: 吉川英治文学賞選考委員会
結果: 受賞
この文庫本がすごい!(ランキング1位)
2005
対象作品: 99%の誘拐(文庫版)
主催: この文庫本がすごい!
結果: 選出

受賞・候補エディション

江戸川乱歩賞 1回登壇
  1. 東北の牧場で牧場長と競馬評論家が殺され、サラブレッドの母子が銃撃された。一連の事件の裏には、競馬界を揺るがす恐るべき秘密が! (提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

    東北の牧場で牧場長と競馬評論家が殺され、サラブレッドの母子が銃撃された。一連の事件の裏には、競馬界を揺るがす恐るべき秘密

    448ページ
    ミステリー競馬秘密
  1. 第39回(1986年) 長編部門

    名門中学で起きる連続殺人を、息子を失った父親の視点から追う学園サスペンス。子どもたちの遊びに見える「チョコレートゲーム」の背後に、金銭と暴力の暗い構造が浮かび上がる。

    学校という閉じた世界で、子どもの遊びが死のゲームへ変わる。

    279ページ
    学園サスペンス連続殺人親子少年犯罪
  1. 受賞作: 99%の誘拐

    『99%の誘拐』は、岡嶋二人による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

    受賞作として読まれてきた『99%の誘拐』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

    受賞作文学作品記憶時代

作品

代表作

焦茶色のパステル

1982年 推理小説

江戸川乱歩賞受賞作。緻密なプロットと伝統的な本格推理の要素を含む長編。

本格推理人間ドラマ

チョコレートゲーム

1985年 推理小説

巧妙なトリックと娯楽性の高い構成が特徴の長編。日本推理作家協会賞(長編賞)受賞作。

トリック娯楽性

99%の誘拐

1988年 推理小説

誘拐をテーマとした代表作の一つ。緊迫した展開と心理描写が評価され、吉川英治文学新人賞受賞・文庫ランキング1位にも選出された。

誘拐サスペンス心理描写

クラインの壺

1989年 推理小説

コンビ最後の長編。作風が変化し、のちに井上泉(井上夢人)の単独作と傾向が近いとされる作品。

実験的手法心理

そして扉が閉ざされた

1987年 推理小説

緊密なプロットで知られる作品。読者を惹きつける構成力が評価されている。

密室要素プロット主導

全著作

  • 焦茶色のパステル
  • 七年目の脅迫状
  • あした天気にしておくれ
  • タイトルマッチ
  • どんなに上手に隠れても
  • チョコレートゲーム
  • 5W1H殺人事件
  • とってもカルディア
  • ビッグゲーム
  • コンピュータの熱い罠
  • 七日間の身代金
  • 珊瑚色ラプソディ
  • 殺人者志願
  • ダブルダウン
  • そして扉が閉ざされた
  • 眠れぬ夜の殺人
  • 殺人!ザ・東京ドーム
  • 99%の誘拐
  • クリスマス・イヴ
  • 眠れぬ夜の報復
  • クラインの壺

翻案

  • テレビ番組・企画参加(徳山諄一)

作風・主題

文体
抑制の効いた文体ユーモラスなタッチアイデアを重視した構成
頻出モチーフ
誘拐密室コンピュータ・テクノロジー競馬・スポーツ

評価・遺産

岡嶋二人は1980年代の日本ミステリ界で影響力を持ったコンビペンネームであり、巧妙なトリックと娯楽性、誘拐ものの高評価で知られる。解散後も井上夢人としての活動や徳山のメディア参加を通じて影響が残った。

大衆文化への影響

  • 徳山諄一がテレビ番組『マジカル頭脳パワー!!』などの推理ドラマのトリックメーカーに参加
  • 『99%の誘拐』が文庫ランキングで1位に選ばれるなど広く読まれた

豆知識

  • ペンネームの由来は『おかしな二人』から。
  • 1975年にコンビ結成、1989年にコンビを解消。
  • 徳山諄一は2021年11月8日に死去(享年78)。
  • 井上泉は解散後、井上夢人の筆名で創作活動を継続。