日本の文学賞

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高橋宏樹

たかはし ひろき

Takahashi Hiroki

ペンネーム: 日暮登若年期に短編投稿で使用した筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1978-04-12 (東京都)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都(生誕〜現在) → 神奈川県鎌倉市(創作期間の一部)

経歴

職業
小説家, 脚本家
活動期間
2001年〜
所属
日本ペンクラブ, 早稲田文学会
所属団体
日本文藝家協会
影響を受けた人物
村上春樹, 吉本ばなな
影響を与えた人物
若手の短編作家たち(例:佐藤千佳子)

学歴

早稲田大学
文学部 / 日本文学科
学位: 学士 / BA
期間: 1997-2001
卒業年: 2001
国: 日本
在学中に文芸誌へ短編を投稿し、注目を集める

受賞歴

新潮新人賞
2003
対象作品: 海を縫う人
部門: 短編
主催: 新潮社
結果: Winner
日本短編文学賞
2004
対象作品: 海を縫う人
主催: 日本文藝振興会
結果: Winner

受賞・候補エディション

新潮新人賞 1回登壇
  1. 受賞作: 指の骨

    太平洋戦争中の南方戦線で負傷した一等兵が、臨時野戦病院に収容される。敵味方の区別が崩れた極限状況のなか、病院からの退避と戦場の狂気が静かに迫る新潮新人賞受賞作。

    これは戦争なのだ、呟きながら歩いた。

    122ページ
    戦争南方戦線病院記憶極限状況一人称
  1. 日曜日の人々(サンデー・ピープル)は、高橋弘希による受賞作。刊行情報と賞データを照合して整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。

    日曜日の人々(サンデー・ピープル)は、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

    155ページ
    文学人生記憶
芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: 送り火

    東京から東北の山間の町へ引っ越した中学三年生の歩は、少人数の学級に溶け込んだように見えたが、やがて少年たちの間に潜む支配と暴力を目撃する。自然と祭礼の美しさの裏側で、集団の熱狂が取り返しのつかないところへ進む中篇小説。

    豊かな自然の沈黙の中で、少年たちの遊戯は暴力へと変わっていく。

    120ページ
    転校生集団心理暴力地方の共同体少年期の残酷さ

作品

代表作

海を縫う人

2003年 短編小説集 180ページ

海と家庭、記憶をめぐる短編集。現実と幻想が交錯する叙情的な作風で注目を集めた。

記憶喪失家族
映像化・舞台化
  • [映画] 海を縫う人 / Satoshi Ito (2010)
翻訳
  • 英訳『海を縫う人』(Emily Tanaka訳、2012)
  • 仏訳『海を縫う人』(2014)

夜の裁縫師

2015年 長編小説 320ページ

裁縫師の家系に生まれた主人公が、家族の記憶と過去の傷を縫い合わせながら自己を見つめ直す長編。

家族記憶職業継承夜と儀式
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 夜の裁縫師 / Keiko Yamada (2018)
翻訳
  • 韓国語訳(2017)

全著作

  • 海を縫う人(短編集, 2003)
  • 裂けた地図(中編, 2008)
  • 糸と港(短編集, 2011)
  • 夜の裁縫師(長編, 2015)
  • 短夜の手紙(短編集, 2019)

翻案

  • 映画『海を縫う人』(2010)
  • テレビドラマ『夜の裁縫師』(2018)

作品の翻訳

  • 英訳『海を縫う人』(Emily Tanaka訳、2012)
  • 仏訳『海を縫う人』(2014)
  • 韓国語訳『夜の裁縫師』(2017)

作風・主題

文体
静謐で叙情的な文体細部描写に富むリアリズムと幻想の混交
頻出モチーフ
針と糸記憶の断片

健康

  • うつ病(軽度)
    2010-2011
    執筆活動に一時的な停滞をきたしたが回復後に作品に反映された

評価・遺産

短編を中心とした繊細な世界描写と象徴的モチーフで評価され、映画化や翻訳を通じて国際的な注目を集めた。若手作家に大きな影響を与え、現代日本文学の一端を担う存在と評される。

関連学会

  • 現代日本文学会

資料所蔵先

  • 早稲田大学図書館 高橋宏樹コレクション

大衆文化への影響

  • 映画『海を縫う人』のヒットにより一般層にも知られるようになった

引用

  • 記憶は穴のように、いつか誰かが縫い合わせるしかない。
    出典: 『海を縫う人』(短編、2003) (2003年)
  • 夜は裁縫をする人にだけ優しい。
    出典: 『夜の裁縫師』(長編、2015) (2015年)

豆知識

  • 大学時代に仕立て屋でアルバイトをしており、裁縫の描写はその経験に基づく。
  • 短編中心の作家として知られるが、脚本執筆にも携わる。
  • 作品には針・糸・海といったモチーフが繰り返し登場する。