日本の文学賞

← ホームに戻る

高橋幸春

タカハシ ユキハル

Takahashi Yukiharu

ペンネーム: 麻野涼小説で使用(2000年以降)

プロフィール

性別
男性
生誕
1950-06-16 (埼玉県)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
埼玉県(出生) → ブラジル・サンパウロ(1975–1978) → 日本(1978年帰国以降)

経歴

職業
ノンフィクション作家, 小説家, 記者
活動期間
1975年〜

学歴

早稲田大学
第一文学部
国: 日本

受賞歴

潮ノンフィクション賞
1987
対象作品: カリブ海の「楽園」
主催: 潮出版社
結果: 受賞
講談社ノンフィクション賞
1991
対象作品: 蒼氓の大地
主催: 講談社
結果: 受賞
大藪春彦賞
2003
対象作品: 国籍不明
主催: 大藪春彦賞選考委員会
結果: 候補

受賞・候補エディション

江戸川乱歩賞 1回登壇
  1. 受賞作: 大河の殺意

    江戸川乱歩賞候補作「大河の殺意」は、のちに『天皇の船』へ改題して刊行された。日本とブラジルで起きた事件をつなぎ、日系移民史の影を追うミステリー。

    改題後の一冊では、移民の記憶と事件の謎が一本の線でつながっていく。

    381ページ
    日系移民日本とブラジル事件改題作品ミステリー
  1. 受賞作: 蒼氓の大地

    ブラジルへ渡った日本人移民と日系社会の歴史をたどるノンフィクション。移民の苦難、土地への定着、世代を超えたアイデンティティの変化を、現地取材と人物の歩みから描く。

    海を越えた移民の歩みから、日系社会の記憶と苦闘を掘り起こす。

    410ページ
    ノンフィクション日系ブラジル移民移民史アイデンティティ

作品

代表作

カリブ海の「楽園」―ドミニカ移住30年の軌跡

1987年 ノンフィクション

ドミニカ共和国への日系移住の歴史と移住者たちの生活を取材したルポルタージュ。

移民日系社会労働

蒼氓の大地

1990年 ノンフィクション

社会的弱者や移民の視点から現地の社会構造を描いたノンフィクション。

社会問題差別移民史

国籍不明

2003年 小説

麻野涼名義で発表された小説。国籍・アイデンティティを巡る群像劇。

国籍アイデンティティ社会闘争

死の臓器

2013年 小説

臓器移植や医療倫理を巡るサスペンス小説。後にテレビドラマ化された。

医療倫理犯罪社会問題
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 死の臓器(WOWOW「連続ドラマW」) (2015)

全著作

  • 明日香ちゃん美しく―稀少難病と闘う患者たちの記録(1982年)
  • 翔べ!浩―あるサリドマイド児の青春(1983年)
  • 流民の大地(1984年)
  • カリブ海の「楽園」―ドミニカ移住30年の軌跡(1987年)
  • 蒼氓の大地(1990年)
  • 行こか戻ろか出稼ぎジャポン(1992年)
  • 日系ブラジル移民史(1993年)
  • 悔恨の島ミンダナオ(1994年)
  • パウラちゃんのニッポン日記(1995年)
  • 絶望の移民史―満州へ送られた「被差別部落」の記録(1995年)
  • 車椅子の挑戦者たち―私の夢を生きるために(1996年)
  • 日系人 その移民の歴史(1997年)
  • 日本一のわたしの母へ 涙でありがとう(1998年)
  • 天皇の船(2000年・麻野涼名義)
  • 国籍不明(2003年・麻野涼名義)
  • 誤審(2008年)
  • 死の臓器(2013年)

翻案

  • 死の臓器 — WOWOW「連続ドラマW」全5話(2015年)

作風・主題

文体
ルポルタージュ的な取材重視の筆致事実と証言を重ねる記述
頻出モチーフ
移民とディアスポラ差別と社会的周縁医療・人体を巡る倫理

評価・遺産

日系社会や移民問題を取材し続けたルポライター・作家として評価される。ノンフィクション作品で講談社ノンフィクション賞などを受賞し、社会問題を掘り下げる記録性の高い仕事で知られる。小説では麻野涼名義でも活動し、作品はメディア化もされている。

大衆文化への影響

  • 『死の臓器』のテレビドラマ化(WOWOW、2015年)

豆知識

  • 1975年から1978年までブラジル・サンパウロに滞在し、パウリスタ新聞社(現ニッケイ新聞)に勤務した。
  • 2000年以降、小説は麻野涼の筆名で発表している。
  • 『蒼氓の大地』で講談社ノンフィクション賞を受賞している。
  • 『死の臓器』はテレビドラマ化された(2015年、WOWOW)。