日本の文学賞

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竹本 住太夫(7代目)

たけもと すみたゆう

Takemoto Sumidayu

別名: 竹本住大夫(旧表記、2016年以前) / 岸本欣一(本名)
ペンネーム: 竹本文字太夫(9代目)1960年に襲名した名前, 竹本住太夫(7代目)1985年に襲名し以後の公式表記

プロフィール

性別
男性
生誕
1924-10-28 (大阪市(北新地))
死没
2018-04-28 (大阪市の病院) 93歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
北新地(大阪市)

経歴

職業
文楽太夫, 義太夫節の太夫, 語り手, 著者, 芸術家
活動期間
1946年〜2014年
所属
日本芸術院
所属団体
日本芸術院
影響を受けた人物
豊竹古靱太夫(のち豊竹山城少掾), 6代目 竹本住大夫(本名:岸本吟治、養父)

学歴

大阪商業学校(入学/在学)
期間: 〜1941年(繰り上げ卒業)
卒業年: 1941
国: 日本
養母の勧めで商業学校へ入学。その後戦時中の繰り上げ卒業。
浪華商業学校(編入)
期間: 編入〜1941年
卒業年: 1941
国: 日本
野球が盛んな学校に編入したが、戦時の繰り上げ卒業となる。
日本大学大阪専門学校
期間: 〜1944年(繰り上げ卒業)
卒業年: 1944
国: 日本
徴兵回避のため進学したが、1944年に繰り上げ卒業して徴兵される。

受賞歴

モービル音楽賞(東燃ゼネラル音楽賞、邦楽部門)
1985
主催: 東燃ゼネラル(モービル音楽賞)
結果: 受賞
重要無形文化財保持者(人間国宝)
1989
主催: 文化庁
結果: 認定
日本芸術院会員
2002
主催: 日本芸術院
結果: 会員
毎日芸術賞
2004
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
文化功労者
2005
主催: 日本政府
結果: 顕彰
朝日賞
2007
主催: 朝日新聞社
結果: 受賞
芸術文化勲章(コマンドゥール)
2008
主催: フランス政府
結果: 受章
菊池寛賞
2013
主催: 菊池寛賞委員会
結果: 受賞
文化勲章
2014
主催: 日本政府(内閣府)
結果: 受章
ベスト・プラウド・ファーザー賞 in 関西(学術文化部門)
2016
主催: ベスト・プラウド・ファーザー賞実行委員会(関西)
結果: 受賞
従三位(没後叙位)
2018
主催: 日本政府
結果: 叙位

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ひらかな盛衰記

    義仲伝説を背景にする浄瑠璃・歌舞伎の古典演目です。恩義、復讐、親子の情が重なり、語りと所作によって悲劇の緊張を高めます。

    古典の語りが、義理と情の裂け目を舞台に刻む。

    浄瑠璃歌舞伎復讐義理
日本芸術院賞 1回登壇
  1. 受賞作: 文楽太夫としての業績

    文楽太夫として義太夫節の語りを磨き、物語の情と人物の息づかいを舞台に立ち上げてきた芸の業績です。

    文楽太夫として義太夫節の語りを磨き、物語の情と人物の息づかいを舞台に立ち上げてきた芸の業績です。

    文楽義太夫節語り舞台芸能

作品

代表作

言うて暮しているうちに 文楽説き語り

1985年 文楽解説・随筆

文楽の技芸や語りの心を語り、伝統芸能の魅力を紹介する随筆形式の著作。

文楽語り伝統芸能

文楽のこころを語る

2003年 解説・随筆

文楽の精神や歴史、語りの思想をわかりやすく語った一冊。

歴史技法芸の心

なほになほなほ

2008年 随筆・回想

生活や芸談を交えた随筆集。本人の語り口そのままの軽やかな記述が特徴。

回想芸談人情

人間、やっぱり情でんなぁ

2014年 聞き書き・対話

聞き書き形式で綴られる人生観や芸談。聞き手との対話を通して人柄が伝わる内容。

人生観芸の道対話

七世竹本住大夫 私が歩んだ90年

2015年 回想録・評伝

聞き手との長年の対話をまとめた回想録。七世の歩みと芸談をまとめる。

回想録芸歴伝承

全著作

  • 言うて暮しているうちに 文楽説き語り (1985)
  • 文楽のこころを語る (2003; 文春文庫 2009)
  • なほになほなほ (2008)
  • 人間、やっぱり情でんなぁ(聞き書き、2014)
  • 七世竹本住大夫 私が歩んだ90年(聞き手:高遠弘美・福田逸、2015)

作風・主題

文体
抑揚のある語り口古典を尊重する伝統的な語り解説的でわかりやすい説明
頻出モチーフ
人情物語歴史的題材義太夫節の節回し

健康

  • 肺炎
    2018年4月
    2018年4月の肺炎が死因となり死去

評価・遺産

七代目竹本住太夫は、文楽・義太夫節を代表する大夫の一人として、伝統芸能の保存・継承に大きく貢献した。人間国宝、文化勲章受章者として公的評価も高く、若手の育成や公演を通じて文楽の普及に努めた。

関連学会

  • 日本芸術院

大衆文化への影響

  • 朝日新聞提供の最後の舞台映像(YouTube公開、2018年)

豆知識

  • 大阪生まれ。本名は岸本欣一。出生直後に6代目竹本住大夫(岸本吟治)夫妻の養子となる。
  • 復員後の1946年に文楽の道に進む決意を固め、豊竹古靱太夫に入門した。
  • 68年に及ぶ大夫としての活動を経て、2014年に現役を引退した。
  • 1989年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定、2014年に文化勲章を受章した。
  • 2018年4月28日、肺炎のため大阪市内の病院で93歳で死去した。
  • 孫に脚本家の岸本みゆきがいる。