日本の文学賞

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山本文緒

やまもと ふみお

Yamamoto Fumio

別名: 大村 暁美 / Omura Akemi
ペンネーム: 山本文緒作家として使用したペンネーム。本名は大村暁美。

プロフィール

性別
女性
生誕
1962-11-13 (神奈川県横浜市)
死没
2021-10-13 (長野県北佐久郡軽井沢町) 58歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
横浜市(神奈川県) → 軽井沢町(長野県北佐久郡)

経歴

職業
小説家, 随筆家
活動期間
1987年〜2021年
影響を受けた人物
槇村さとる

学歴

神奈川大学
経済学部
国: 日本

受賞歴

コバルト・ノベル大賞
1987
対象作品: プレミアム・プールの日々
主催: 集英社
結果: 佳作
吉川英治文学新人賞
1999
対象作品: 恋愛中毒
主催: 吉川英治文学新人賞選考委員会
結果: 受賞
直木三十五賞
2001
対象作品: プラナリア
主催: 直木賞選考委員会(文藝春秋)
結果: 受賞
島清恋愛文学賞
2021
対象作品: 自転しながら公転する
主催: 金沢学院大学
結果: 受賞
中央公論文芸賞
2021
対象作品: 自転しながら公転する
主催: 中央公論新社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

ノベル大賞 1回登壇
  1. 受賞作: プレミアム・プールの日々

    『プレミアム・プールの日々』は、山本文緒による文学作品で、ノベル大賞の受賞作です。

    『プレミアム・プールの日々』は、山本文緒の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

    人間記憶時代
  1. 受賞作: 恋愛中毒

    『恋愛中毒』は、吉川英治文学新人賞の受賞作で、恋愛と執着の危うさを同時代的な感覚で描く小説です。

    『恋愛中毒』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

    受賞作文学賞人間描写
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: プラナリア

    働くこと、病、恋愛、自己嫌悪を抱える女性たちの日常を描く短編集。停滞した時間の中の生きづらさをすくい上げる。

    『2000』は、受賞作として読み継がれる作品です。

    266ページ
    文学賞受賞作人間関係時代の感触
  1. アウトレットモールで働く女性が、恋愛、仕事、親の介護、自分の将来の間で揺れながら生活を立て直していく長編小説。

    自分の人生を回しながら、誰かとの関係も回していく。

    480ページ
    恋愛家族介護
  1. 仕事、恋愛、介護のあいだで揺れる30代女性の思いを、ていねいに追いかける長編。日常の選択が重なり合いながら、暮らしと人生の輪郭を描き出す。

    ぐるぐると思い惑う日々の先に、やわらかな共感が残る。

    480ページ
    恋愛仕事介護家族共感

作品

代表作

プレミアム・プールの日々

1987年 少女小説

著者のデビュー作。少女向けの恋愛要素を含む作品で、デビューのきっかけとなった。

青春恋愛
翻訳
  • プレミアム・プールの日々

恋愛中毒

1998年 一般文芸(恋愛小説)

強い依存や執着をテーマにした恋愛小説。吉川英治文学新人賞を受賞した代表作のひとつ。

依存恋愛心理女性の心情
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 恋愛中毒 (2000)
翻訳
  • 恋愛中毒

プラナリア

2000年 一般文芸

短編を収めた作品を含む長編。人間関係や孤独、再生を描き、直木賞を受賞した。

孤独再生人間関係
映像化・舞台化
  • [映画] 群青の夜の羽毛布(収録の一部) / 磯村一路 (2002)
翻訳
  • プラナリア

アカペラ

2008年 短編集

複数の短編を収めた短編集。日常の機微を切り取る作風。

日常人間観察
翻訳
  • アカペラ

自転しながら公転する

2020年 一般文芸

2020年刊。家族や関係性を見つめ直す作品で、晩年の代表作となり島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞を受賞。

家族再生時間と関係
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 自転しながら公転する (2023)
翻訳
  • 自転しながら公転する

ばにらさま

2021年 一般文芸

晩年の作品の一つ。日常の感情や関係性に焦点を当てた短篇/中篇を収める。

日常関係性
翻訳
  • ばにらさま

全著作

  • プレミアム・プールの日々
  • パイナップルの彼方
  • ブルーもしくはブルー
  • 恋愛中毒
  • プラナリア
  • アカペラ
  • 自転しながら公転する
  • ばにらさま
  • 群青の夜の羽毛布
  • 恋愛中毒(単行本)
  • 無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記

翻案

  • パイナップルの彼方(テレビドラマ、1992年)
  • 恋愛中毒(テレビドラマ、2000年)
  • 群青の夜の羽毛布(映画化、2002年)
  • ブルーもしくはブルー(テレビドラマ、2003年)
  • 自転しながら公転する(テレビドラマ、2023年)

作風・主題

文体
女性の心理に寄り添う平易で親しみやすい文体ユーモアとほろ苦さを併せ持つ日常描写
頻出モチーフ
恋愛と依存結婚・再婚鬱と回復日常の機微

健康

  • うつ病
    2003 - 2000年代中頃(回復後に執筆再開)
    執筆活動の中断。闘病経験が後のエッセイや作風に影響。
  • 膵臓癌(ステージ4b)
    2021年(春頃診断) - 2021-10-13(死去)
    余命宣告を受け自宅療養。2021年に死去。闘病日記が死後刊行された。

評価・遺産

女性の心理や人間関係を丹念に描く作風で広く支持され、吉川英治文学新人賞や直木賞など主要文学賞を受賞。テレビ・映画化も多く、現代女性文学における存在感が大きい。

大衆文化への影響

  • テレビドラマ化や映画化が複数回行われ、一般向けメディアでの知名度が高い。
  • 追悼特集や著名作家による追悼エッセイが掲載されるなど、文壇での存在感も強い。

引用

  • 少女小説というジャンルが作家不足だったので、今だったら取れなかったと思うんですけど。
    出典: インタビュー(本人)
  • ペンネームの『文緒』は中性的な響きを出したくて選んだ名前です。
    出典: インタビュー(本人)

豆知識

  • 大学では落語研究会に所属し、高座名は「則巻家あられ」。
  • ペンネームは友人の名前と漫画キャラクターに由来する。
  • 2003年にうつ病を発症し、治療のため執筆を一時中断した。
  • 膵臓癌により2021年10月13日に軽井沢の自宅で死去(58歳)。
  • 闘病日記『無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記』は2022年に刊行された(死後刊行)。