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第13回(1997年) 受賞受賞作: 魔女の一ダース
『魔女の一ダース』は、米原万里による刊行情報が確認できる作品で、講談社エッセイ賞の受賞作として知られる。エッセイ・文学賞の領域で評価された一作で、題名が示す主題や人物の動きを軸に読ませる。
講談社エッセイ賞で評価された『魔女の一ダース』は、作品名の印象を手がかりに読者を引き込む。
講談社エッセイ賞魔女の一ダースエッセイ・文学賞
米原万里
よねはら まり
Yonehara Mari
ペンネーム:
シモネッタ・ドッジ(親しい友人間での愛称。駄洒落や下ネタを好むことに由来するニックネーム)
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1950-04-29 (東京都中央区 聖路加病院)
- 死没
- 2006-05-25 (神奈川県鎌倉市 自宅) 56歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語, ロシア語
- 宗教
- 仏教
- 居住地歴
- 東京都(中央区) → チェコスロバキア(プラハ) → 神奈川県鎌倉市
経歴
- 職業
- 同時通訳, エッセイスト, ノンフィクション作家, 小説家, 翻訳家, 教育者
- 活動期間
- 1986年〜2006年
- 所属
- ロシア語通訳協会(設立参画・初代事務局長、のち会長), 日本ペンクラブ(常務理事)
- 所属団体
- 日本ペンクラブ, ロシア語通訳協会
- 影響を受けた人物
- カール・マルクス, ニコライ・ネクラーソフ
- 影響を与えた人物
- 佐藤優, 若手同時通訳者たち
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 明星学園高等学校 | — | — | — | 1966-1969 | 日本 |
| 榊原舞踊学園(民族舞踊科) | — | 民族舞踊科 | — | 1969-1971 | 日本 |
| 東京外国語大学 | 外国語学部 | ロシア語学科 | 学士 (Bachelor) | 1971-1975 | 日本 |
| 東京大学大学院 人文科学研究科 | 人文科学研究科 | 露語露文学専攻 | 修士 (Master's) | 1976-1978 | 日本 |
明星学園高等学校
期間:
1966-1969
卒業年:
1969
国:
日本
高校を卒業
榊原舞踊学園(民族舞踊科)
民族舞踊科
期間:
1969-1971
国:
日本
中退
東京外国語大学
外国語学部
/ ロシア語学科
学位:
学士 (Bachelor)
期間:
1971-1975
卒業年:
1975
国:
日本
ロシア語を専攻
東京大学大学院 人文科学研究科
人文科学研究科
/ 露語露文学専攻
学位:
修士 (Master's)
期間:
1976-1978
卒業年:
1978
国:
日本
修士課程修了
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1992 | 日本女性放送者懇談会賞(SJ賞) | — | — | 日本女性放送者懇談会 | Winner |
| 1995 | 読売文学賞 | 不実な美女か貞淑な醜女か | 随筆・紀行賞 | 読売新聞社 | Winner |
| 1997 | 講談社エッセイ賞 | 魔女の1ダース | エッセイ賞 | 講談社 | Winner |
| 2002 | 大宅壮一ノンフィクション賞 | 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 | — | 大宅壮一ノンフィクション賞選考委員会 | Winner |
| 2003 | Bunkamuraドゥマゴ文学賞 | オリガ・モリソヴナの反語法 | — | Bunkamura | Winner |
日本女性放送者懇談会賞(SJ賞)
1992
主催:
日本女性放送者懇談会
結果:
Winner
読売文学賞
1995
対象作品:
不実な美女か貞淑な醜女か
部門:
随筆・紀行賞
主催:
読売新聞社
結果:
Winner
講談社エッセイ賞
1997
対象作品:
魔女の1ダース
部門:
エッセイ賞
主催:
講談社
結果:
Winner
大宅壮一ノンフィクション賞
2002
対象作品:
嘘つきアーニャの真っ赤な真実
主催:
大宅壮一ノンフィクション賞選考委員会
結果:
Winner
Bunkamuraドゥマゴ文学賞
2003
対象作品:
オリガ・モリソヴナの反語法
主催:
Bunkamura
結果:
Winner
受賞・候補エディション
講談社エッセイ賞
1回登壇
大宅壮一ノンフィクション賞
1回登壇
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第33回(2002年) 受賞受賞作: 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
プラハのソビエト学校で少女時代を過ごした著者が、かつての同級生たちを東欧の激動後に訪ねるノンフィクション。記憶の中の友情と、政治に翻弄された人生の真実が交差する。
少女時代の友情を追う旅が、二十世紀東欧の傷跡を浮かび上がらせる。
304ページ東欧友情社会主義記憶ノンフィクション
Bunkamuraドゥマゴ文学賞
1回登壇
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第13回(2003年) 受賞受賞作: オリガ・モリソヴナの反語法
「オリガ・モリソヴナの反語法」は、米原万里による受賞作品です。人物の感情や関係の揺れを軸に、時代や場所の空気を映しながら読者を作品世界へ導きます。
オリガ・モリソヴナの反語法は、受賞歴を通じて広く知られるようになった作品です。
416ページ人間関係記憶日常と非日常
作品
代表作
不実な美女か貞淑な醜女か
1994年 随筆・紀行ロシア・東欧での体験や通訳者としての視点を織り交ぜたエッセイ集。鋭い観察とユーモアが特徴。
異文化体験言語旅行記ユーモア
翻訳
- 中国語版(題名訳あり)
魔女の1ダース
1996年 随筆13章構成のエッセイ集。正義や常識に冷水を浴びせる視点で社会を切る。
社会批評ユーモア日常観察
翻訳
- 韓国語版『마녀의 한 다스』
嘘つきアーニャの真っ赤な真実
2001年 ノンフィクションプラハで過ごした幼年期の友人たちの消息を追い、民族・宗教・戦争の現実を描くルポルタージュ的ノンフィクション。
友情東欧の歴史紛争の影響記憶と再会
翻訳
- 韓国語版『프라하의 소녀시대』
オリガ・モリソヴナの反語法
2002年 小説ソ連という社会を背景に、ある天才的な踊り子の数奇な運命を描く長編小説。老女オリガ・モリソヴナの視点が中心となる。
運命ソ連史舞踊二重性
ロシアは今日も荒れ模様
1998年 ノンフィクション・ルポペレストロイカ以降のロシア情勢を、通訳としての現場経験を織り交ぜて報告する一冊。
政治社会変動ロシア研究
マイナス50℃の世界
1986年 児童向け・紀行厳寒のヤクーツクなどシベリア取材をもとに、寒極の生活を子ども向けに紹介する紀行文。
自然極地取材報告
全著作
- 不実な美女か貞淑な醜女か
- 魔女の1ダース
- ロシアは今日も荒れ模様
- ガセネッタ&シモネッタ
- 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
- 真夜中の太陽
- ヒトのオスは飼わないの?
- 旅行者の朝食
- オリガ・モリソヴナの反語法
- 真昼の星空
- パンツの面目ふんどしの沽券
- 必笑小咄のテクニック
- 他諺の空似 - ことわざ人類学
- 打ちのめされるようなすごい本
- 発明マニア
作家による翻訳
- わたしの外国語学習法(ロンブ・カトー著、翻訳)
作品の翻訳
- 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』→ 韓国語版『프라하의 소녀시대』
- 『魔女の1ダース』→ 韓国語版『마녀의 한 다스』
- 『不実な美女か貞淑な醜女か』→ 中国語訳(題名は版により異なる)
- 『旅行者の朝食』→ 中国語版(南海出版公司)
作風・主題
- 文体
- 皮肉と機知に富んだ語り口現場感覚に基づくルポ風の記述率直で軽快なエッセイ調
- 頻出モチーフ
- 異文化と越境言葉と言語習得東欧・ロシアの社会変動ユーモアと下ネタ
健康
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卵巣癌2003-2006卵巣嚢腫と診断され摘出手術の結果、卵巣癌と判明。手術後の化学療法や放射線治療を拒否し民間療法を選択した。通訳業務からは退き作家業に専念した。
評価・遺産
同時通訳者として冷戦後のロシア・東欧を伝える最前線に立ち、エッセイ・ノンフィクション・小説いずれにおいても異文化理解と鋭い観察で大衆に強い影響を与えた。読売文学賞や大宅壮一ノンフィクション賞など受賞多数。後進の通訳者育成や待遇改善にも貢献した。
関連学会
- ロシア語通訳協会
- 日本ペンクラブ
大衆文化への影響
- 『徹子の部屋』への出演
- TBS『ブロードキャスター』のコメンテーター出演
- NHK教育テレビ『ロシア語会話』講師
- 取材番組『シベリア大紀行』への参加
引用
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今の社会の仕組みや矛盾を説明するのに、カール・マルクスほどぴったりな人はいないわよ。
出典: 対談・インタビュー(出典: ユリイカ特集等) (2009年) -
先生の話すことが100パーセント分からない授業に出席し続けるのは地獄だった。
出典: 回想(プラハ滞在の思い出) (2001年)
豆知識
- 下ネタと駄洒落を好むことで知られていた。
- 愛犬・愛猫と暮らしていた。
- ボリス・エリツィンからは“マリ(Mari)”と呼ばれて可愛がられていた。
- 晩年は抗がん剤や放射線治療を拒否して民間療法を試みた。