日本の文学賞

← ホームに戻る

吉行理恵

よしゆき りえ

Yoshiyuki Rie

別名: 吉行理恵子 / 辻理恵子
ペンネーム: 吉行理恵子戸籍上の本名。姓の変遷あり。

プロフィール

性別
女性
生誕
1939-07-08 (東京府)
死没
2006-05-04 (東京都内(病院)) 66歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京

経歴

職業
小説家, 詩人
活動期間
1963年〜2006年
影響を受けた人物
吉行エイスケ, 吉行淳之介

学歴

女子学院中学校・高等学校
中学・高等学校
国: 日本
女子学院で中等教育を受けた。
早稲田大学
第二文学部 / 日本文学専修
学位: 文学士
国: 日本
早稲田大学第二文学部日本文学専修を卒業。

受賞歴

田村俊子賞
1968
対象作品: 夢のなかで
主催: 田村俊子賞選考委員会
結果: winner
野間児童文芸推奨作品賞
1971
対象作品: まほうつかいのくしゃんねこ
主催: 野間文化財団
結果: winner
芥川賞
1981
対象作品: 小さな貴婦人
主催: 芥川賞選考委員会
結果: winner
女流文学賞
1989
対象作品: 黄色い猫
主催: 女流文学賞選考委員会
結果: winner

受賞・候補エディション

田村俊子賞 1回登壇
  1. 受賞作: 夢のなかで

    夢と現実の境目を揺らしながら、感受性の奥にある不安と孤独を描く作品。幻想的な手触りのなかに、日常からこぼれる心の動きが刻まれている。

    夢のなかでは、夢を軸に吉行理恵の視線が凝縮された受賞作である。

    幻想孤独
  1. 受賞作: まほうつかいのくしゃんねこ

    『まほうつかいのくしゃんねこ』は吉行理恵による作品で、1974年に講談社から図書として刊行された。

    吉行理恵の受賞歴の中で記録される『まほうつかいのくしゃんねこ』。

    82ページ
    受賞作作品講談社
芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: 小さな貴婦人

    『小さな貴婦人』は、猫をめぐる夢想と孤独を詩的な散文で描く吉行理恵の連作小説集である。表題作を含む五編が、傷つきやすい存在同士の交感と、外界の悪意にさらされる繊細な心の揺れを優雅で奇妙な筆致で浮かび上がらせる。

    猫たちの気配と夢想が、傷つきやすい心の孤独を静かに照らす。

    183ページ
    孤独詩的散文繊細な交感芥川賞受賞作
女流文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 黄色い猫

    『黄色い猫』は、吉行理恵による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

    受賞作として読まれてきた『黄色い猫』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

    受賞作文学作品記憶時代

作品

代表作

青い部屋

1963年 詩集

1963年発表の詩集で、詩人としてのデビュー作。簡潔な語彙の反復や詩的散文的なリズムが特徴。

孤独内省

夢のなかで

1968年

詩集または詩作品で、1968年に田村俊子賞を受賞した作品群を含む。

言葉の反復イメージ

小さな貴婦人

1981年 小説

家族や記憶をめぐる静謐な描写が評価され、1981年に第85回芥川賞を受賞した作品。

家族記憶女性

黄色い猫

1989年 小説

猫を題材にした物語を含む作品で、1989年に女流文学賞を受賞した。

孤独日常

記憶のなかに

1973年 短編集

1973年刊。記憶や日常の断片を題材にした短編を収める作品集。

記憶断片化家庭

猫の見る夢

1991年 作品集

猫をモチーフにした短編や詩を集めた作品。猫の視点や夢のイメージが随所に現れる。

視点

全著作

  • 吉行理恵詩集
  • 記憶のなかに
  • 男嫌い
  • 雲のいる空
  • 小さな貴婦人
  • 井戸の星
  • 迷路の双子
  • 黄色い猫
  • 猫の見る夢
  • 青い部屋
  • 湯ぶねに落ちた猫

翻案

  • 女声合唱とピアノのための『幻影』(木下牧子 作曲)

作風・主題

文体
詩的散文簡潔で反復的な語彙静謐で内省的なリズム
頻出モチーフ
記憶孤独家庭

健康

  • 甲状腺癌
    不明
    晩年の創作活動に影響を与え、最終的に死因となった。

評価・遺産

詩人として高く評価され、詩的散文や語彙の反復を特徴とする独自の文体で知られる。猫を題材にした作品や静謐な家庭描写で評価され、芥川賞ほか受賞歴がある。

豆知識

  • 詩人としての評価が高く、寡作であった。
  • 作品に猫を題材にしたものが多い。
  • 兄の吉行淳之介とともに、兄妹で芥川賞を受賞した最初の事例の一つとして知られる。
  • 生涯独身で、公の場にはあまり姿を見せなかった。
  • 1968年に田村俊子賞、1981年に芥川賞、1989年に女流文学賞を受賞している。