日本の文学賞

← 芥川龍之介賞に戻る

芥川龍之介賞 あくたがわりゅうのすけしょう

第105回(1991年)

純文学新人賞短編・中編

受賞者

2名
辺見庸 へんみ よう 受賞

辺見庸『自動起床装置』は、通信社の仮眠室で働く「起こし名人」を通じて、眠りと文明の疲弊を描く芥川賞受賞作。目覚めさせる仕事が、かえって現代社会の眠りの深さを浮かび上がらせる。

眠りを起こす男の姿から、文明の深い疲れが見えてくる。

174ページ
眠り通信社文明批評芥川賞
荻野アンナ おぎの あんな 受賞

荻野アンナ『背負い水』は、嘘、妄想、恋愛、身体感覚が軽やかに転がる芥川賞受賞作。表題作を含む短編集として、知的な遊びとブラックな笑いが独特のリズムを生む。

薔薇色の嘘をつきたいという願いが、才気ある笑いへ変わる。

229ページ
妄想ブラックユーモア芥川賞