群像新人文学賞 ぐんぞうしんじんぶんがくしょう
ドイツの大学都市ゲッティンゲンで暮らす語り手のもとに、東日本大震災で行方不明になった友人が現れる。コロナ禍の閉塞感と震災の記憶が重なり、言葉で埋めきれない距離や時間を見つめながら、現実と記憶のあわいを静かな筆致でたどる鎮魂の小説。
行方不明だった友人が、ドイツの街に現れる。記憶と喪失が静かに重なり合う物語。