日本の文学賞

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俳人協会新人賞 はいじんきょうかいしんじんしょう

第4回(1980年)

俳句

受賞者

3名
福永耕二 受賞

福永耕二の第二句集。都市の風景、教師としての日常、故郷への感覚、季節の鋭い変化を、若く緊張した言葉で捉える。新宿の高層ビル群を墓碑のように見る代表句を含み、戦後都市と自然の気配が交差する。

都市の墓碑のようなビル群と、季節を渡る鳥の感覚が響き合う。

104ページ
俳句都市新宿故郷季節
伊藤通明 受賞
白桃

伊藤通明の第一句集。福岡の土地に根ざした感覚、果実や身体感覚を通したみずみずしい抒情、定型俳句への信頼が前面に出る。のちに結社誌名にもなる「白桃」という語にふさわしく、明るさと危うさを併せ持つ初期の代表作である。

手のひらの白桃のうぶ毛に、若い抒情と定型への志が脈打つ。

俳句白桃抒情定型福岡
辻田克巳 受賞
オペ記

『オペ記』は、辻田克巳の句集。日常の身体感覚や都市の風景、生活のなかの小さな違和を、軽みと鋭さを併せ持つ俳句として立ち上げる作品である。

生活の手触りと都市の気配を、短い詩形の中に鮮やかに収める句集。

俳句日常身体感覚都市軽み