日本の文学賞

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俳人協会新人賞 はいじんきょうかいしんじんしょう

第25回(2001年)

俳句

受賞者

4名
小川軽舟 おがわ けいしゅう 受賞

『近所』は、小川軽舟の第一句集で、身近な生活圏にある風景を平明な言葉で捉えながら、都市生活者の孤独やユーモアもにじませる。題名どおり遠景よりも足元の世界に目を凝らし、日常の中に詩を見いだす。

近くにあるものを見つめることで、暮らしの奥の詩情が立ち上がる。

154ページ
近所都市生活生活詠ユーモア孤独
西宮舞 にしみや まい 受賞

『千木』は、西宮舞の第二句集で、物事の本質を新しい角度から捉えようとする若々しい感覚が貫かれている。平成初期から十二年までの句を収め、季節の景を通して独自の明るさと鋭さを示す。

既成の見方をずらし、みずみずしい角度から季節を捉える句集。

187ページ
季節本質を見る視線若さ既成概念の更新少女期
林誠司 はやし せいじ 受賞
ブリッジ

『ブリッジ』は、林誠司の第一句集で、若い時期の自然詠や家族の場面、旅への感覚を収める。日常の小さな会話や季節の行事を、率直で温かな俳句へ変える作風が見える。

若い生活の場面を、橋を渡すように季節の詩へつなげる第一句集。

第一句集自然詠家族若さ
檜山哲彦 ひやま てつひこ 受賞

『壺天』は、ドイツ文学者でもある檜山哲彦の句集で、言葉への知的な感覚と、風景を一瞬で封じ込める俳句の楽しさが響き合う。十五年ほどの作句から選ばれ、詩的な器としての俳句を味わわせる。

風景の霊気を小さな器に封じるような、知的で伸びやかな句集。

204ページ
言葉風景知性俳句の器詩的感覚