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第25回(2001年) 受賞受賞作: 近所
『近所』は、小川軽舟の第一句集で、身近な生活圏にある風景を平明な言葉で捉えながら、都市生活者の孤独やユーモアもにじませる。題名どおり遠景よりも足元の世界に目を凝らし、日常の中に詩を見いだす。
近くにあるものを見つめることで、暮らしの奥の詩情が立ち上がる。
154ページ近所都市生活生活詠ユーモア孤独
小川 軽舟
おがわ けいしゅう
Ogawa Keishu
ペンネーム:
軽舟(李白の七言絶句『早発白帝城』の一節から取った号)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1961-02-07 (千葉県千葉市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 千葉市 → 全国各地(日本開発銀行等の転勤) → 大阪府(阪神電鉄転籍)
経歴
- 職業
- 俳人, 鉄道実業家, 編集者
- 活動期間
- 1984年〜
- 所属
- 俳誌『鷹』(主宰), 阪神電気鉄道(常務取締役)
- 所属団体
- 俳人協会, 俳誌『鷹』
- 影響を受けた人物
- 山本健吉, 藤田湘子, 李白
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京大学 | 法学部 | 法学 | 学士(法学) | 1980-1984 | 日本 |
東京大学
法学部
/ 法学
学位:
学士(法学)
期間:
1980-1984
卒業年:
1984
国:
日本
東京大学法学部卒業後、日本開発銀行に入行
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2001 | 俳人協会新人賞 | 近所 | — | 俳人協会 | winner |
| 2004 | 俳人協会評論新人賞 | 魅了する詩型 | — | 俳人協会 | winner |
| 2024 | 俳人協会評論賞 | 名句水先案内 | — | 俳人協会 | winner |
| 2019 | 俳人協会賞 | 朝晩 | — | 俳人協会 | winner |
| 2022 | 蛇笏賞 | 無辺 | — | 蛇笏賞選考委員会 | winner |
俳人協会新人賞
2001
対象作品:
近所
主催:
俳人協会
結果:
winner
俳人協会評論新人賞
2004
対象作品:
魅了する詩型
主催:
俳人協会
結果:
winner
俳人協会評論賞
2024
対象作品:
名句水先案内
主催:
俳人協会
結果:
winner
俳人協会賞
2019
対象作品:
朝晩
主催:
俳人協会
結果:
winner
蛇笏賞
2022
対象作品:
無辺
主催:
蛇笏賞選考委員会
結果:
winner
受賞・候補エディション
俳人協会新人賞
1回登壇
俳人協会評論賞
2回登壇
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第19回(2004年) 新人賞受賞作: 魅了する詩型 現代俳句私論
現代俳句の詩型がもつ引力を、実作と批評の両面から考える俳論。短い定型のなかで言葉がどのように響き、読者の感覚を動かすのかをたどる。
俳句という小さな器に宿る、現代詩としての強度を見つめる。
現代俳句詩型俳論定型 -
第39回(2024年) 受賞受賞作: 名句水先案内
季節ごとの名句を手がかりに、俳句の読み方と鑑賞の視点を案内する評論書。伝統の名句を現在の読みへつなげ、俳句の面白さを広く開く。
四百十三句の名句を季節ごとに紹介し、同時代の俳句を探る旅へと導く。
264ページ俳句鑑賞季節名句入門評論
俳人協会賞
1回登壇
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第59回(2019年) 受賞受賞作: 朝晩
『朝晩』は小川軽舟の第五句集。二〇一二年以降の作品を中心に三六〇句を収め、朝から晩までの生活の時間、単身赴任や家庭、社会生活の局面を俳句に結晶させる。
朝起きてから夜眠るまで、日々の局面を句に結ぶ第五句集。
210ページ俳句日常単身赴任家族時間
蛇笏賞
1回登壇
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第57回(2023年) 受賞
小野市詩歌文学賞
1回登壇
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第15回(2023年) 受賞受賞作: 無辺
日常の出来事や偶然の出会いを、ひろがりのある視線で受け止めた句集。無辺という題が示すとおり、静かな日々の輪郭から外へ開いていく感覚がある。
何気ない一瞬が、果てしない広がりに変わる。
195ページ俳句日常偶然余白ひろがり
作品
代表作
近所
2001年 俳句初句集。日常の細部を丁寧に捉えた作品群。
日常季節感人間観察
手帖
2008年 俳句生活の中の瞬間を綴る句集。
記憶日常の観察
呼鈴
2012年 俳句小さな音や仕草を鋭く捉える句が並ぶ。
音日常の仕草
朝晩
2019年 俳句朝と晩の対照を通して時間の流れを描く句集。
時間の流れ季節
無辺
2022年 俳句広がりと静けさをうたう近年の句集。
広がり静寂
全著作
- 近所(富士見書房、2001年)
- 手帖(角川SSコミュニケーションズ、2008年)
- 呼鈴(角川学芸出版、2012年)
- 掌をかざす 俳句日記2014(ふらんす堂、2015年)
- 朝晩(ふらんす堂、2019年)
- 無辺(ふらんす堂、2022年)
- 魅了する詩型(富士見書房、2004年)
- 現代俳句の海図(角川学芸出版、2008年)
- 藤田湘子の百句(ふらんす堂、2014年)
- ここが知りたい! 俳句入門(角川学芸出版、2014年)
- 俳句と暮らす(中公新書、2016年)
- 名句水先案内(KADOKAWA、2024年)
作風・主題
- 文体
- 丁寧で着実な句風伝統的な形式への敬意と現代的な視点の融合
- 頻出モチーフ
- 日常の細部季節の移ろい家庭・暮らしの風景
評価・遺産
俳誌『鷹』の主宰・編集者としての活動と複数の主要俳句賞受賞により、現代俳句界で高い評価を得ている。伝統を踏まえつつ日常を丁寧に描く句風が特徴。
関連学会
- 俳人協会
引用
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死ぬときは箸置くやうに草の花
出典: 句集『朝晩』 (2019年) -
ソーダ水方程式を濡らしけり
出典: 代表句(句集所収)
豆知識
- 号『軽舟』は李白の詩『早発白帝城』の一節に由来する。
- 東京大学法学部卒業後、金融機関や鉄道会社での実務経験を持つ俳人である。
- 雑誌『鷹』の編集長・主宰を務める。