日本の文学賞

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小川 軽舟

おがわ けいしゅう

Ogawa Keishu

ペンネーム: 軽舟李白の七言絶句『早発白帝城』の一節から取った号

プロフィール

性別
男性
生誕
1961-02-07 (千葉県千葉市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
千葉市 → 全国各地(日本開発銀行等の転勤) → 大阪府(阪神電鉄転籍)

経歴

職業
俳人, 鉄道実業家, 編集者
活動期間
1984年〜
所属
俳誌『鷹』(主宰), 阪神電気鉄道(常務取締役)
所属団体
俳人協会, 俳誌『鷹』
影響を受けた人物
山本健吉, 藤田湘子, 李白

学歴

東京大学
法学部 / 法学
学位: 学士(法学)
期間: 1980-1984
卒業年: 1984
国: 日本
東京大学法学部卒業後、日本開発銀行に入行

受賞歴

俳人協会新人賞
2001
対象作品: 近所
主催: 俳人協会
結果: winner
俳人協会評論新人賞
2004
対象作品: 魅了する詩型
主催: 俳人協会
結果: winner
俳人協会評論賞
2024
対象作品: 名句水先案内
主催: 俳人協会
結果: winner
俳人協会賞
2019
対象作品: 朝晩
主催: 俳人協会
結果: winner
蛇笏賞
2022
対象作品: 無辺
主催: 蛇笏賞選考委員会
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 近所

    『近所』は、小川軽舟の第一句集で、身近な生活圏にある風景を平明な言葉で捉えながら、都市生活者の孤独やユーモアもにじませる。題名どおり遠景よりも足元の世界に目を凝らし、日常の中に詩を見いだす。

    近くにあるものを見つめることで、暮らしの奥の詩情が立ち上がる。

    154ページ
    近所都市生活生活詠ユーモア孤独
  1. 受賞作: 魅了する詩型 現代俳句私論

    現代俳句の詩型がもつ引力を、実作と批評の両面から考える俳論。短い定型のなかで言葉がどのように響き、読者の感覚を動かすのかをたどる。

    俳句という小さな器に宿る、現代詩としての強度を見つめる。

    現代俳句詩型俳論定型
  2. 受賞作: 名句水先案内

    季節ごとの名句を手がかりに、俳句の読み方と鑑賞の視点を案内する評論書。伝統の名句を現在の読みへつなげ、俳句の面白さを広く開く。

    四百十三句の名句を季節ごとに紹介し、同時代の俳句を探る旅へと導く。

    264ページ
    俳句鑑賞季節名句入門評論
俳人協会賞 1回登壇
  1. 受賞作: 朝晩

    『朝晩』は小川軽舟の第五句集。二〇一二年以降の作品を中心に三六〇句を収め、朝から晩までの生活の時間、単身赴任や家庭、社会生活の局面を俳句に結晶させる。

    朝起きてから夜眠るまで、日々の局面を句に結ぶ第五句集。

    210ページ
    俳句日常単身赴任家族時間
蛇笏賞 1回登壇
  1. 受賞作: 無辺

    小川軽舟の句集『無辺』。ふらんす堂から刊行された単独書籍として確認でき、ISBN13 9784781415055 を得た。

    2022年刊の句集。

    195ページ
    句集俳句単行本
  1. 受賞作: 無辺

    日常の出来事や偶然の出会いを、ひろがりのある視線で受け止めた句集。無辺という題が示すとおり、静かな日々の輪郭から外へ開いていく感覚がある。

    何気ない一瞬が、果てしない広がりに変わる。

    195ページ
    俳句日常偶然余白ひろがり

作品

代表作

近所

2001年 俳句

初句集。日常の細部を丁寧に捉えた作品群。

日常季節感人間観察

手帖

2008年 俳句

生活の中の瞬間を綴る句集。

記憶日常の観察

呼鈴

2012年 俳句

小さな音や仕草を鋭く捉える句が並ぶ。

日常の仕草

朝晩

2019年 俳句

朝と晩の対照を通して時間の流れを描く句集。

時間の流れ季節

無辺

2022年 俳句

広がりと静けさをうたう近年の句集。

広がり静寂

全著作

  • 近所(富士見書房、2001年)
  • 手帖(角川SSコミュニケーションズ、2008年)
  • 呼鈴(角川学芸出版、2012年)
  • 掌をかざす 俳句日記2014(ふらんす堂、2015年)
  • 朝晩(ふらんす堂、2019年)
  • 無辺(ふらんす堂、2022年)
  • 魅了する詩型(富士見書房、2004年)
  • 現代俳句の海図(角川学芸出版、2008年)
  • 藤田湘子の百句(ふらんす堂、2014年)
  • ここが知りたい! 俳句入門(角川学芸出版、2014年)
  • 俳句と暮らす(中公新書、2016年)
  • 名句水先案内(KADOKAWA、2024年)

作風・主題

文体
丁寧で着実な句風伝統的な形式への敬意と現代的な視点の融合
頻出モチーフ
日常の細部季節の移ろい家庭・暮らしの風景

評価・遺産

俳誌『鷹』の主宰・編集者としての活動と複数の主要俳句賞受賞により、現代俳句界で高い評価を得ている。伝統を踏まえつつ日常を丁寧に描く句風が特徴。

関連学会

  • 俳人協会

引用

  • 死ぬときは箸置くやうに草の花
    出典: 句集『朝晩』 (2019年)
  • ソーダ水方程式を濡らしけり
    出典: 代表句(句集所収)

豆知識

  • 号『軽舟』は李白の詩『早発白帝城』の一節に由来する。
  • 東京大学法学部卒業後、金融機関や鉄道会社での実務経験を持つ俳人である。
  • 雑誌『鷹』の編集長・主宰を務める。