ホラーサスペンス大賞 ホラーサスペンスたいしょう
夫の失踪をきっかけに、母と息子の日常が不穏に崩れていくサスペンス。家庭の内側に潜む孤独と執着を描き、現実の手触りのまま恐怖へ近づいていく。
九月が終わらないように、失踪の影が家族の時間を覆っていく。
山奥の村と霊の視線をめぐる怪異が、失踪事件の謎と結びつくホラー・ミステリ。民俗的な恐怖と論理的な解明が並走し、道尾秀介の初期作らしい不穏さを放つ。
見えないはずの眼差しが、過去の事件へ読者を導く。