日本の文学賞

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伊藤整文学賞 いとうせいぶんがくしょう

第12回(2001年)

小説評論

受賞者

2名
増田みず子 ますだ みずこ 受賞

古いアパートに戻った小説家の「私」が、倒れた継母の世話と住人たちの気配に囲まれながら、家族の記憶と老いの時間を見つめる長篇。月の光のように淡く冷たい視線で、生活の細部に潜む孤独と執着をすくい上げる。

月に照らされた古アパートで、家族の記憶と老いの現実が静かに重なっていく。

287ページ
家族の記憶老いと介護都市の孤独女性の内面
中沢新一 なかざわ しんいち 受賞

田邊元と西田幾多郎を軸に、京都学派の思想を現代思想の視野から読み直す評論。日本哲学の成立を閉じた伝統としてではなく、構造主義やポスト構造主義とも響き合う開かれた思考の運動として描く。

日本哲学を、近代思想の交差点としてもう一度読みひらく。

400ページ
京都学派日本哲学田邊元西田幾多郎現代思想