日本の文学賞

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泉鏡花文学賞 いずみきょうかぶんがくしょう

第20回(1992年)

文学賞小説戯曲

受賞者

2名
鷺沢萠 さぎさわ もえぎ 受賞

『駆ける少年』は、死んだ父の足跡をたどる青年を中心に、家族の記憶と自分自身の現在が交差していく小説集です。みずみずしい感受性で、若さの焦燥と過去へのまなざしを描きます。

過去帳から父の生を追う青年の歩みが、静かな切実さを帯びて広がります。

233ページ
父の記憶家族史青春
小説家
島田雅彦 しまだ まさひこ 受賞

『彼岸先生』は、夏目漱石をめぐる記憶と偶像を大胆に組み替え、近代文学の権威を皮肉と遊戯性の中で相対化する長編小説です。島田雅彦らしい知的な戯れが、文学史そのものを物語の素材に変えています。

漱石像を解体しながら、文学史と現代小説を軽やかにつなぐ作品です。

360ページ
夏目漱石の変奏諧謔メタフィクション
小説家