日本の文学賞

← 日本エッセイスト・クラブ賞に戻る

日本エッセイスト・クラブ賞 にほんエッセイスト・クラブしょう

第32回(1984年)

エッセイ

受賞者

3名
吉行和子 よしゆき かずこ 受賞
どこまで演れば気がすむの

舞台と映像の現場を生きる著者が、演じることへの執着と生活の感覚を率直に綴るエッセイ。俳優としての観察眼が、家族、仕事、老い、日常の機微を軽やかに照らす。

『どこまで演れば気がすむの』は、エッセイとして人の記憶と時代の手触りを静かに浮かび上がらせる。

記憶家族時代自己
尾崎左永子 おざき さえこ 受賞

『源氏物語』に描かれた手紙と恋の作法を、歌人の感性で読み解く随筆。王朝文学の言葉、料紙、筆跡に宿る感情をたどり、古典を身近な恋愛の記憶として開いていく。

『源氏の恋文』は、古典随筆として人の記憶と時代の手触りを静かに浮かび上がらせる。

273ページ
記憶家族時代自己
佐橋慶女 さはし けいじょ 受賞

妻に先立たれた高齢の父が、娘の助言を受けながらひとり暮らしと台所仕事を身につけていく実録エッセイ。老いの自立を、涙と笑いを交えてあたたかく描く。

『おじいさんの台所』は、実録エッセイとして人の記憶と時代の手触りを静かに浮かび上がらせる。

318ページ
記憶家族時代自己