日本の文学賞

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日本詩歌句随筆評論大賞 にほんしかくくたいしょう

第2回(2006年)

短歌俳句随筆評論

受賞者

4名
黒岩隆 くろいわ りゅう 受賞

黒岩隆の詩集。海をめぐる領域感覚と、風景の奥にある寂寥や身体感覚を短い詩行に凝縮し、静かな硬質さを持つ言葉で世界を切り取る。

海という境界に立ち、風景の奥の寂しさと手ざわりを詩にする。

81ページ
詩集境界寂寥
鈴木英子 すずき えいこ 受賞

鈴木英子の歌集「油月」を含むセレクション歌人の一冊。戦争、家族、日常の記憶をまなざしの強い短歌としてとらえ、個人の生の奥にある社会の陰影を浮かび上がらせる。

日常の光景に戦争と家族の記憶が差し込み、短歌のかたちで深い陰影を帯びる。

149ページ
短歌戦争の記憶家族社会
有馬朗人 ありま あきひと 受賞

物理学者としても知られる有馬朗人の句集。科学者の知性と俳人としての季語感覚が交わり、固有名詞や文明への関心を含む広い視野で現代俳句を展開する。

科学者の視野と俳句の季節感が、知的で伸びやかな句境をつくる。

233ページ
俳句科学と文学季語現代俳句
倉橋羊村 くらはし ひつじむら 受賞

倉橋羊村の句集。禅語を思わせる題名のもと、静坐するような眼差しで季節と日常を見つめ、凝縮された句のなかに精神性と余白を置く。

静かに坐すような眼差しが、季節の小さな動きを句にとどめる。

200ページ
俳句禅的静けさ季節余白