日本の文学賞

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有馬 朗人

ありま あきと

Arima Akito

プロフィール

性別
男性
生誕
1930-09-13 (大阪府住吉区)
死没
2020-12-06 (東京都世田谷区) 90歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
日本(主に東京、静岡) → アメリカ合衆国(滞在・研究)

経歴

職業
物理学者, 俳人, 政治家
活動期間
1945年〜2020年
所属
東京大学, ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校, 法政大学, 理化学研究所, 日本科学技術振興財団, 科学技術館
所属団体
日本物理学会, 俳人協会, 日本学士院, 国際俳句交流協会
影響を受けた人物
山口青邨
影響を与えた人物

学歴

旧制武蔵高等学校
期間: 1948-1950
卒業年: 1950
国: 日本
旧制高等学校を卒業
東京大学理学部
理学部 / 物理学科
期間: 1950-1953
卒業年: 1953
国: 日本
学部(旧制)卒業
東京大学(大学院)
大学院理学系研究科 / 原子核物理学系
学位: 理学博士
期間: 1953-1958
卒業年: 1958
国: 日本
学位論文:2S1/2及び1d3/2殻の原子核の結合エネルギーと低エネルギーの励起状態

受賞歴

仁科記念賞
1978
主催: 仁科記念財団
結果: 受賞
俳人協会賞
1987
対象作品: 天為
主催: 俳人協会
結果: 受賞
日本学士院賞
1993
対象作品: 原子核構造論等の業績
主催: 日本学士院
結果: 受賞
レジオン・ドヌール勲章
1998
主催: フランス政府
結果: 受章
大英帝国勲章(KBE)
2002
主催: イギリス政府
結果: 受章(KBE)
旭日大綬章
2004
主催: 日本政府
結果: 受章
文化勲章
2010
対象作品: 科学・文化両面での業績
主催: 日本政府
結果: 受章
毎日芸術賞
2018
対象作品: 黙示
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
蛇笏賞
2018
対象作品: 黙示
主催: 蛇笏賞選考委員会
結果: 受賞
詩歌文学館賞
2012
対象作品: 流轉
主催: 詩歌文学館
結果: 受賞
加藤郁乎賞
2004
対象作品: 不稀
主催: 加藤郁乎賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

俳人協会賞 1回登壇
  1. 受賞作: 天為

    『天為』は、有馬朗人による句集。日常の景や身体感覚を端正な言葉で掬い取り、短い形式のなかに時間の移ろいと内面の動きを響かせる作品である。

    『天為』は、有馬朗人の表現の特色が凝縮された句集である。

    212ページ
    詩歌日常季節内面
  1. 受賞作: 不稀

    物理学者としても知られる有馬朗人の句集。科学者の知性と俳人としての季語感覚が交わり、固有名詞や文明への関心を含む広い視野で現代俳句を展開する。

    科学者の視野と俳句の季節感が、知的で伸びやかな句境をつくる。

    233ページ
    俳句科学と文学季語現代俳句
詩歌文学館賞 1回登壇
  1. 受賞作: 流轉

    有馬朗人の句集。物理学者、教育者としての長い歩みを背景に、自然、旅、記憶、宇宙的な視野を端正な俳句へ結晶させている。

    学問と俳句の眼差しが交差し、日常の光景を大きな時間の流れへ開いていく句集です。

    240ページ
    俳句自然宇宙時間
蛇笏賞 1回登壇
  1. 受賞作: 黙示

    有馬朗人の第十句集。国内外を巡る視線、古代から現代へ続く歴史感覚、現世と常世を往還する想像力を、自在な句境で結晶させた作品。

    現世と常世を旅する眼差しが、歴史の厚みを俳句へ凝縮する。

    228ページ
    俳句歴史宗教的想像力自然
俳句四季大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 黙示

    物理学者、教育者、俳人として国際的に活動した有馬朗人の第十句集。国内外の旅と歴史の記憶を背景に、現世と常世を往還するような広がりを持つ。

    古代からの時間が、旅の景とともに俳句の言葉へ結晶する。

    228ページ
    俳句歴史神話現代人の苦悶

作品

代表作

母国

1972年 句集(俳句)

初期句集。日常のイメージを超現実的に描く作品を収録。

日常超現実日本

天為

1987年 句集(俳句)

海外経験を経ての作句と伝統への回帰が見られる句集。俳人協会賞受賞作。

海外詠伝統回帰神話・聖書の引用

黙示

2017年 句集(俳句)

晩年の代表作の一つ。蛇笏賞・毎日芸術賞受賞。

晩年黙示的イメージ宗教的暗示

原子と原子核 量子力学の世界

1982年 物理学専門書

原子や原子核の基礎を扱った解説書。教育・研究のための入門書的役割を持つ。

原子核物理学量子力学

全著作

  • 母国(句集)1972
  • 知命(句集)1982
  • 天為(句集)1987
  • 耳順(句集)1993
  • 立志(句集)1998
  • 原子と原子核 量子力学の世界(物理学書)1982
  • 分光(句集)2007
  • 流轉(句集)2012
  • 黙示(句集)2017

作家による翻訳

  • A.ボーア, B.R.モッテルソン『原子核構造』共訳(講談社、1979-80)
  • P.A.M.ディラック『現代物理学講義』共訳(培風館、1985)

作風・主題

文体
モダニズム克服から日常の超現実的イメージを探求する作風海外経験を経た外国詠の優れた作例晩年は伝統回帰の傾向
頻出モチーフ
日常の風景神話・聖書的イメージ海外の風景

健康

  • 心不全
    2020年(死没時)
    2020年12月6日に心不全のため死去

評価・遺産

原子核物理学の国際的研究者としての業績と、俳人としての著作活動の双方で高く評価される。大学長・理研理事長・文部大臣など教育・科学行政でも大きな影響を持った。

関連学会

  • 日本物理学会
  • 日本学士院

資料所蔵先

  • 東京大学アーカイブ
  • 理化学研究所アーカイブ

引用

  • 物理学に専念しなかったことを後悔している。後悔の理由はノーベル賞をもらえていないことである。
    出典: 日経朝刊コラム「私の苦笑い」2005年10月24日 (2005年)

豆知識

  • 東京大学総長選では本間長世と同票となり、くじ引きで当選した。
  • 山中湖村民歌の作詞を行った。
  • 両親とも俳人であった。