日本の文学賞

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歴史群像大賞 れきしぐんぞうたいしょう

第16回(2010年)

シミュレーション小説戦記小説歴史小説時代小説

受賞者

4名
藤村与一郎 ふじむら よいちろう 最優秀賞

勝小吉に気に入られた貧乏御家人・足利直四郎が、悪役人狩りを担う妙見社中の総代役となる時代小説。剣の腕と気風のよさを持つ若者が、美女の救出を皮切りに危険な仕事へ踏み出す。

腕は立つが貧しい御家人が、悪役人を斬る裏稼業へ担ぎ出される。

361ページ
時代小説御家人剣戟悪役人江戸
原田孔平 はらだ こうへい 優秀賞

元川越藩士の毛受東馬と娘・志乃が、三春領主の弟が暮らす館に救われる時代小説。人との縁、馬、豪商の思惑が重なり、優しさと再起の物語が動き出す。

行き倒れかけた父娘を救った館から、新しい縁が花開いていく。

341ページ
元禄三春父娘人情時代小説
中嶋隆 なかじま たかし 佳作
武士道哀話

武士の倫理や面目が人の運命を縛り、忠義の陰にある悲しみがにじむ歴史小説。剣や主従の美名だけでは割り切れない、武士道の裏側に置かれた人間の痛みを描く。

武士道の美名の奥に、声にならない哀しみが沈む。

武士道忠義歴史小説悲劇
工藤誉 くどう ほまれ 佳作

上海上空で墜落した零戦をめぐり、設計技師を救い出そうとする海軍陸戦隊員と、技術情報を狙う英軍が租界で火花を散らす戦記冒険小説。緊迫した追跡と脱出行が、開戦前夜の国際都市を舞台に展開する。

封鎖された上海租界で、救出と奪取の思惑が交錯する。

235ページ
上海租界零戦救出劇仮想戦記