日本の文学賞

← 詩歌文学館賞に戻る

詩歌文学館賞 しいかぶんがくかんしょう

第22回(2007年)

短歌俳句

受賞者

3名
池井昌樹 いけい まさき

家族や暮らしの気配を、子どものまなざしにも似たやわらかな言葉で掬い上げる詩集。日常の小さな音や光景が、懐かしさと不意の寂しさを伴って立ち上がる。

暮らしの明かり、食卓の音、帰る場所のぬくもりが、静かな詩の時間になる。

136ページ
現代詩家族生活の記憶子どもの視線
岡野弘彦 おかの ひろひこ 短歌

イラク戦争後の世界、東京大空襲の記憶、病床の妻の言葉などを重ね、戦火と個人の生の震えを詠む歌集。悲歌に寄り添いながらも、歌を生の指標として立て直そうとする姿勢がある。

遠い戦火と身近な病の記憶が、短歌のなかで同じ痛みとして響き合う。

236ページ
短歌戦争の記憶老い悲歌
小原啄葉 おばら たくよう 俳句

平成十五年から十七年までの句を中心に収めた小原啄葉の第六句集。風土に根ざした季節感と、穏やかな心で日々に向き合おうとする姿勢が重なる。

穏やかな心を願う題名のもと、土地と季節の息づかいが一句ずつ立ち上がる。

205ページ
俳句風土季節平穏