山田風太郎賞 やまだふうたろうしょう
第1回(2010年)
小説文学賞
受賞者
5名
貴志祐介
受賞
高校教師・蓮実聖司の魅力的な表情の下に潜む反社会性を描くサスペンス。学校という閉じた共同体が、周到な支配と暴力によって崩れていく。
理想の教師の仮面が剥がれたとき、教室は逃げ場のない恐怖の場へ変わる。
440ページ
サイコパス学校支配暴力
綾辻行人
候補
地方の中学校に転校した少年が、死者をめぐる不可解な現象に巻き込まれる本格ホラー・ミステリ。閉鎖的な教室の空気と連鎖する死が緊張を高める。
クラスに紛れ込んだ「もう一人」をめぐり、日常は静かに歪み始める。
677ページ
学園ホラー死者記憶謎解き
有川浩
候補
成南電気工科大学の機械制御研究部、通称「キケン」に集う学生たちの青春小説。ものづくりへの熱量、無茶な企画、仲間との時間が軽快に描かれる。
危険で騒がしく、どうしようもなく楽しい理系男子たちの青春が走り出す。
271ページ
青春大学サークルものづくり友情
海道龍一朗
候補
川中島合戦を軸に、武田信玄と上杉謙信の時代を描く歴史小説。戦場の緊迫と軍略、人の信念が大きなうねりとして展開する。
川中島の霧の向こうに、勝敗を超えた人間の意志が浮かぶ。
603ページ
歴史小説川中島戦国軍略
森見登美彦
候補
小学四年生の少年が、街に突然現れたペンギンと不思議なお姉さんの謎を追う長編。科学への好奇心と初恋の予感が、夏の冒険として広がる。
少年の研究ノートから、世界の秘密へ続く夏が始まる。
348ページ
少年科学への好奇心夏ファンタジー