日本の文学賞

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吉川英治文学賞 よしかわえいじぶんがくしょう

第20回(1986年)

大衆小説

受賞者

2名
井上ひさし いのうえ ひさし 受賞

『腹鼓記』は狸や狐、人間が入り乱れる奇想天外な長篇で、『不忠臣蔵』は忠義の物語を反転させる連作的な時代小説です。井上ひさしらしい笑いと批評精神で、歴史や伝説の型を組み替えます。

笑いと奇想によって、忠義や伝説の物語が別の角度から立ち上がります。

431ページ
時代小説喜劇忠義の反転伝説
藤沢周平 ふじさわ しゅうへい 受賞

歌人・長塚節の生涯を描く藤沢周平の伝記的長篇小説です。病と創作、正岡子規門下の文学的系譜、近代短歌へ向かう精神の軌跡を丹念にたどります。

病と創作のあいだで、長塚節の生涯が静かな緊張を帯びて描かれます。

501ページ
長塚節近代短歌文学者の生涯