オール讀物新人賞
1回登壇
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第38回(1971年) 受賞受賞作: 溟い海
『溟い海』は、藤沢周平による作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。
『溟い海』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。
受賞作作品昭和期の文学作者の視点
ふじさわ しゅうへい
Fujisawa Shuhei
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山形師範学校(現・山形大学) | — | 師範課程 | — | 1946-1949 | 日本 |
| 山形県立鶴岡中学校(現・鶴岡南高等学校) | — | 夜間部 | — | 1942-1946 | 日本 |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1971 | オール讀物新人賞 | 溟い海 | — | 文藝春秋 | 受賞 |
| 1973 | 直木三十五賞 | 暗殺の年輪 | — | 直木賞選考会 | 受賞 |
| 1986 | 吉川英治文学賞 | 白き瓶 | — | 吉川英治文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1989 | 芸術選奨文部大臣賞 | 市塵 | — | 文化庁/芸術選奨 | 受賞 |
| 1989 | 菊池寛賞 | — | — | 菊池寛賞選考委員会 | 受賞 |
| 1994 | 朝日賞 | — | — | 朝日新聞社 | 受賞 |
| 1995 | 紫綬褒章 | — | — | 日本政府 | 受章 |
| 1997 | 鶴岡市特別顕彰 | — | — | 鶴岡市 | 受賞(没後) |
| 1997 | 山形県県民栄誉賞 | — | — | 山形県 | 受賞(没後) |
| 2022 | 魯迅文学賞 | 小説の周辺 | — | 魯迅文学賞運営委員会(中国) | 受賞(翻訳・選集に対して) |
『溟い海』は、藤沢周平による作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。
『溟い海』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。
『暗殺の年輪』は、藤沢周平による小説。題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が1973年の受賞作として評価された。
暗殺の年輪は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
歌人・長塚節の生涯を描く藤沢周平の伝記的長篇小説です。病と創作、正岡子規門下の文学的系譜、近代短歌へ向かう精神の軌跡を丹念にたどります。
病と創作のあいだで、長塚節の生涯が静かな緊張を帯びて描かれます。
徳川六代将軍家宣の側近として幕政改革に関わった新井白石の生涯を描く長編歴史小説。清貧と病を抱えながらも、学問を現実政治へ生かそうとする白石の志と挫折を、藤沢周平らしい静かな筆致で追う。
市井から幕政の中枢へ進んだ学者の、理想と孤独を描く歴史長編。
初期の代表作のひとつ。江戸時代を舞台にした短篇を収め、武士や町人の悲哀を描く。
下級武士の暮らしと家族、誇りを繊細に描いた連作短編集。映画化され国際的にも知られる。
江戸を舞台にした恋愛小説。丁寧な人物描写と情景描写が特徴。
長塚節を題材にした作品などを含む短篇。吉川英治文学賞受賞作。
武家を舞台にした青春と家の問題を描く長篇。代表作の一つとして高い評価を受ける。
市井を描いた作品群。1989年に芸術選奨を受賞。
江戸時代を舞台に庶民や下級武士の人間性を描いた時代小説で広く評価され、映画やテレビへの映像化も多数行われた。出身地鶴岡市に記念館が開設され、没後も研究とファン活動が続いている。
「8月15日の終戦のラジオ放送を、わたしは役場の控え室で聞いた。……喜びもかなしみもなく、私はだだっぴろい空虚感に包まれていた。しばらくして、これからどうなるのだろうと思ったが、それに答えるひとは誰もいないこともわかっていた。」
「私自身当時の小説を読み返すと、少少苦痛を感じるほどに暗い仕上がりのものが多い。男女の愛は別離で終わるし、武士が死んで物語が終わるというふうだった。ハッピーエンドが書けなかった。」