日本の文学賞

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太陽の季節 (新潮文庫)

芥川龍之介賞

太陽の季節 (新潮文庫)

石原慎太郎

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
1957-08-07
ページ数
352ページ
言語
日本語
サイズ
14.8 x 10.5 x 2 cm
ISBN-13
9784101119014
ISBN-10
4101119015
価格
781 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

ベストセラー、映画化、「太陽族」、PTAが大攻撃……。戦後の日本社会に衝撃を与えた若き石原慎太郎の鮮烈なデビュー作。挑戦し、挑発する全5編。 石川達三、井上靖、中村光夫、舟橋聖一は〇、佐藤春夫、宇野浩二、丹羽文雄、滝井孝作は×、芥川賞選考会でも評価は真っ二つ! 女とは肉体の歓び以外のものではない。友とは取引の相手でしかない……。 退屈で窮屈な既成の価値や倫理にのびやかに反逆し、若き戦後世代の肉体と性を真正面から描いた「太陽の季節」。最年少で芥川賞を受賞したデビュー作は戦後社会に新鮮な衝撃を与えた。人生の真相を虚無の底に見つめた「灰色の教室」、死に隣接する限界状況を捉えた「処刑の部屋」他、挑戦し挑発する全5編。 【目次】 太陽の季節 灰色の教室 処刑の部屋 ヨットと少年 黒い水 解説:奥野健男 本書収録「太陽の季節」冒頭より 竜哉が強く英子に魅かれたのは、彼が拳闘に魅かれる気持と同じようなものがあった。 それには、リングで叩きのめされる瞬間、抵抗される人間だけが感じる、あの一種驚愕の入り混った快感に通じるものが確かにあった。 試合で打ち込まれ、ようやく立ち直ってステップを整える時、或いは、ラウンドの合間、次のゴングを待ちながら、肩を叩いて注意を与えるセカンドの言葉も忘れて、対角に坐っている手強い相手を喘ぎながら睨(ね)めつける時、その度に彼は嘗(かつ)て何事にも感じることのなかった、新しいギラギラするような喜びを感じる。…… 石原慎太郎 1932(昭和7)年神戸市生まれ。一橋大学在学中に「太陽の季節」で芥川賞を受賞。1968年に参議院議員に当選し、その後衆議院議員として環境庁長官、運輸大臣などを歴任した。1999年に東京都知事に就任、四選をはたす。『国家なる幻影』『弟』『火の島』など著書多数。

レビュー

  • 流石が

    最近読み返しました。

  • 好みは分かれる。

    小説として手放して優れているかというと少し怪しい しかし石原慎太郎氏の意外な一面と、なんだかんだ不思議と読ませる文章が面白い読書体験でした

  • 性と暴力だけじゃない。

    不良学生の自由奔放な性と暴力だけかと思っていたが、自殺のはなしやら、仲間うちのリンチの話やら、若者にうけるボクシングやヨットなどのスポーツやら、定番の恋愛描写など、若者受けする題材のてんこもりが、受けたのかな。 初めの話は、佑ちゃんそのもので、かっこよさ満載で、いい男といい女の恋愛話をメインにして、 ボクシングとヨットを入れて、日活映画の原点があった。これで佑ちゃんはスターになったんだから、 慎太郎の出世作。 しかし最後が、安っぽいハリウッド映画みたいな ハッピーエンドにならないのが、この作者の文学の 才能とセンスをかんじた。 いまの半グレや闇バイトのはしりみたいだし、 リンチなんか日本赤軍を想起する。 政治家にならないで、作家に専念したらもっといい作品がかけたと思えて惜しい気がする。

  • 著者と闘った気分になる作品

    石原慎太郎さんのことは、都知事としての側面しか知りませんでした。 この本を読んで、あぁ、これが文学なんだ、初めて文学に触れたんだと感じた。 物凄く偏屈で、芯からマグマが流れてるような熱量と、表現の巧妙を一気に浴びせられた。読書を通じて、著者と闘った(ような気がする)経験は始めてだった。 頭をぶん殴られるよ促すコンテンツを生み出す人は、極端な人である。環境によって、独特の思考習慣を身につけ、世の中を独自の見方でねっとり見てる人か、絶望を経験した人か。普通には何も生み出せないのだと、本書を読んで感じた。

  • 良い状態で

    品質が大変よく,新刊と大差なかった。素晴らしかった。

  • 21歳です。

    ごちゃごちゃ理屈ばっかりこねる近年の社会にはこうした情動が必要なのではないかと思わされました。

  • 時代が違えば

    視点ブレ、作者発言の混入、上から目線の語り、ご都合主義の妊娠ー堕胎展開。現代では絶対やっちゃダメと言われる作法のオンパレードで、時代が違うと小説価値観ってこうも違うのかと感慨深いです。

  • 最低な本、これが文学といえるのか?

    それらのヤンキーの武勇伝をまとめました みたいな本

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