伊良子清白(2冊セット)
詩集『孔雀船』を残して詩壇から姿を消した伊良子清白の生涯を追う評伝。詩篇、日記、ゆかりの地を丹念にたどり、忘れられた詩人の姿を立体的に描く。
評伝近代詩伊良子清白文学史
作品情報
一冊の詩集の背後に沈んだ生涯を、二十年の探究が呼び戻す。
平出隆が長い時間をかけて完成させた二冊組の評伝。清白の詩の美しさと謎を、資料読解と現地踏査を重ねて描き出す。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 2003-10-01
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784104632015
- ISBN-10
- 4104632015
- 価格
- 6600 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 伊良子清白(2冊セット) : 平出 隆: 本
レビュー
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骨のある想像力
平出隆には、外見上、短歌や紀行文や日記など身辺に取材した、詩ではないようにに見える作品群があり、本書も一見すると伝記のよう。でも中味は、その企図、形式、発想、展開など散文詩そのものだ。現在の日本で唯一骨のある想像力の翼をのばすことのできる平出隆。彼と同時代に生まれて心底良かった。初期の詩集らしい詩集も、新しい日本語的想像力を探求して若々しくて良いが、最近の平出隆もその延長線上でほんとに良い仕事をしてる。平出隆をそばにおくと、そのへんの300人くらいの現代日本詩人は顔色なしだ。