書籍情報
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2011-01-10
- ページ数
- 199ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784480804303
- ISBN-10
- 4480804307
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第24回(2011年) 三島由紀夫賞受賞
レビュー
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奇妙で残酷で、どこか愛おしい
今村夏子さんの作品を連続して読んだ中で、一番の衝撃。 誰からも顧みられる事のない、純粋無垢なあみ子が、無自覚に周りを壊していく。 自らが壊れていく事すら無自覚だ。 わざわざ昭和という舞台設定なのは、当時の個性への無理解が、あみ子を救わない時代の必然だからだと思う。
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あみこが、、
若干バイオレンスなシーンもありつつ、引き込まれて、、あみこの健気さに単純な感動を覚えるわけでもなく、複雑な感情にさせていただきました。ただシンプルに話としては面白く引き込まれる。
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発達障害ではなく知的障害では?
原作も読み、映画も見た。あみ子を発達障害というレビューが多いが、典型的な知的障害では? 「発達障害」という言葉が定義が共有されないまま世間で一人歩きしている。 ADHDやアスペルガーなどの自閉症スペクトラムとか、学習障害とかディスクレシアとかとは違うと思う。 あみ子は自傷他害もしない優しい子だが、「障害がある子=心優しい子」という世間のイメージも何とかしてほしい。 10年後あみ子のおばあちゃんがチズさん状態になった時、あみ子はどうなるんだろう、とふと思った。
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読む者の感性を研ぎ澄ます作品
映画『花束みたいな恋をした』でしきりに登場した、今村夏子さんのピクニック。想像を遥かに裏切る内容でした。こちらあみ子、チズさんも含め今村夏子さんの作品を初めて読みましたが、ここまで読む者に補完を委ねる小説があったのかと意表を突かれました。容易に理解する事は難しく、脳みそをきちんと働かせないといけません。でもそれが心地よい。他の作品も読んでみたいと思います。
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小説ってこんなおもしろいのか!
映画『花束みたいな恋をした』を観たあと、『ピクニック』を読みたい一心でkindle版をポチってしまいました。初見ではオチがわからなかったけど、考察ググって察しました。衝撃でした!
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救いもあった
大人にも子どもにも鬱陶しがられ、つねに社会の外側にいるようなあみ子。 自分が小学生、中学生の時にもあみ子みたいな子がいたかもしれない。彼らは今どうしているだろうか。 あみ子をいろんな方法で守ってくれる兄や、あみ子の世界に軽やかに首をつっこむ坊主頭が救いだった。
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あみこ
WOWWOWで映画化もされてました アミコが独特なキャラクターで面白かった
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隔絶、純粋、異様
あひる読了後、この本に行き着いた。あひるはぞわぞわ、あみ子は、隔絶、純粋、異様を示した感じ。互いに重なりながら、偏光レンズの傾きをずらしながら私に訴えかけてきた。すごいなあ。
関連する文学賞
- 野間文芸新人賞 第39回(2017年) ・受賞
- 三島由紀夫賞 第24回(2011年) ・受賞
- 太宰治賞 第26回(2010年) ・受賞