日本の文学賞

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嵐山 光三郎

あらしやま こうざぶろう

Arashiyama Kozaburo

別名: 祐乗坊 英昭
ペンネーム: 嵐山光三郎執筆・出版活動で用いる筆名(本名は祐乗坊英昭)

プロフィール

性別
男性
生誕
1942-01-10 (静岡県浜松市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
静岡県浜松市(出生) → 東京都国立市(育ち) → 東京都(活動拠点)

経歴

職業
編集者, 作家, エッセイスト, コラムニスト
活動期間
1965年〜2025年
所属
平凡社(元編集者・編集長), 青人社(共同設立), 國學院大學(非常勤講師)
所属団体
日本文藝家協会
影響を受けた人物
深沢七郎, 澁澤龍彦, 丸谷才一, 安東次男, 檀一雄

学歴

国立学園小学校
期間: 1950s
卒業年: 1954
国: 日本
国立市で育ち小学校卒業。
桐朋中学校・高等学校
期間: 1950s-1961
卒業年: 1961
国: 日本
中等教育を経て進学。
國學院大學
文学部 / 国文科
学位: 学士
期間: 1961-1965
卒業年: 1965
国: 日本
中世文学を専攻。大学時代に丸谷才一や安東次男らに師事。

受賞歴

講談社エッセイ賞
1988
対象作品: 素人庖丁記
主催: 講談社
結果: 受賞
JTB紀行文学大賞
2000
対象作品: 芭蕉の誘惑
主催: JTB
結果: 受賞
泉鏡花文学賞
2006
対象作品: 悪党芭蕉
主催: 泉鏡花文学賞
結果: 受賞
読売文学賞
2007
対象作品: 悪党芭蕉
主催: 読売新聞社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 素人庖丁記

    『素人庖丁記』は嵐山光三郎による、事実や資料を手がかりに、対象の輪郭を丹念に追う作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。

    『素人庖丁記』は、短い題名の奥に人物、時代、土地の気配を重ねる作品です。

    237ページ
    記録人物像時代社会
読売文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 悪党芭蕉

    『悪党芭蕉』は、嵐山光三郎による作品で、2006年の読売文学賞で受賞に選ばれた。

    読売文学賞で評価された嵐山光三郎の作品。

    読売文学賞受賞
泉鏡花文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 悪党芭蕉

    松尾芭蕉を聖人化された俳聖ではなく、欲望と策略を持つ生身の人物として読み直す評論。俳諧の革新性を、俗や危うさと切り離さずに描く。

    芭蕉像を大胆に揺さぶり、俳諧の凄みを俗の側から照らす。

    350ページ
    松尾芭蕉俳諧評論近世

作品

代表作

素人庖丁記

1987年 随筆・料理エッセイ 240ページ

料理や台所を題材にしたエッセイ集。食材や調理の観察を通じて、日常の文学的・文化的意味を掘り下げる。

食文化料理技法日常の観察
翻訳

芭蕉の誘惑

2000年 紀行文学・文芸研究 320ページ

松尾芭蕉を起点に、日本各地をめぐる紀行と芭蕉研究を組み合わせた作品。芭蕉の足跡とその魅力を現代的な視点で再考する。

芭蕉研究紀行歴史と文学
翻訳

悪党芭蕉

2006年 歴史小説/文芸 280ページ

松尾芭蕉の人物像を異色の視点から描いた作品。従来の伝記像に挑み、芭蕉をめぐる俗と聖の交錯を描写する。

芭蕉像の再検討歴史小説文人像
翻訳

ピッキーとポッキー

1976年 絵本 32ページ

安西水丸との合作絵本。出版後ロングセラーとなり、数十万部を売り上げた。

児童文学絵本共著
翻訳

逆鱗組七人衆

1987年 小説(原作) 200ページ

作者自身のフィクション作品。後に映画化された経歴を持つ作品の一つ。

任侠・人間群像昭和の物語性
映像化・舞台化
  • [映画] 逆鱗組七人衆 / 市川徹 (2005)
翻訳

全著作

  • チューサン階級の冒険
  • 新随想フツーの血祭り アラコウの復活処女作総決算
  • ABC文体鼻毛のミツアミ
  • 口笛の歌が聴こえる
  • 素人庖丁記
  • 芭蕉の誘惑
  • 悪党芭蕉
  • 文人悪食
  • 文人暴食
  • 温泉旅行記
  • 日本一周ローカル線温泉旅
  • 寿司問答
  • 枯れてたまるか!

翻案

  • 逆鱗組七人衆 — 映画化(2005年、監督:市川徹)

作家による翻訳

  • オトコはキッシュをたべない(ブルース・フェアスタイン 著、日本語訳)
  • 徒然草(現代語訳)

作風・主題

文体
昭和軽薄体的な軽妙な文体口語的でユーモアを交えた随筆風の語り食や旅を切り口にするポップな語り口
頻出モチーフ
食べ物と料理温泉・旅文人の逸話や暴食昭和期のエピソード

評価・遺産

編集者出身の作家として食文化・旅・文人評伝を中心に幅広い著作を残し、昭和以降の軽妙な随筆スタイルや「文人の食」再評価の流れに影響を与えた。テレビや雑誌での露出も多く、大衆文化に親しまれる存在である。

関連学会

  • 日本文藝家協会

大衆文化への影響

  • テレビ番組『笑っていいとも!増刊号』等への出演で広く認知される

豆知識

  • 安西水丸との共作絵本『ピッキーとポッキー』はロングセラーとなり数十万部を売り上げた。
  • 『昭和軽薄体』と呼ばれる軽妙な文体で知られる。
  • 国立市の教育委員に任命され、國學院大學で講師も務めた。
  • 阪神タイガースの長年のファンである。