日本の文学賞

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青山 文平

あおやま ぶんぺい

Aoyama Bunpei

ペンネーム: 影山雄作デビュー作『俺たちの水晶宮』で使用した筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1948-12-03 (神奈川県横浜市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
神奈川県横浜市 → 東京都

経歴

職業
小説家, ライター
活動期間
1994年〜
所属団体
日本ペンクラブ
ノミネート
第152回直木三十五賞 候補(2015年) — 『鬼はもとより』, 第6回山田風太郎賞 候補(2015年) — 『つまをめとらば』, 第3回高校生直木賞 候補(2016年) — 『つまをめとらば』, 第70回日本推理作家協会賞(長編・連作短編集部門)候補(2016年) — 『半席』

学歴

早稲田大学
政治経済学部 / 経済学科
国: 日本

受賞歴

中央公論新人賞
1992
対象作品: 俺たちの水晶宮
主催: 中央公論新社
結果: Winner
松本清張賞
2011
対象作品: 白樫の樹の下で
主催: 文藝春秋
結果: Winner
大藪春彦賞
2015
対象作品: 鬼はもとより
主催: 大藪春彦賞選考委員会
結果: Winner
直木三十五賞
2016
対象作品: つまをめとらば
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: Winner
中央公論文芸賞
2022
対象作品: 底惚れ
主催: 中央公論新社
結果: Winner
柴田錬三郎賞
2022
対象作品: 底惚れ
主催: 柴田錬三郎賞選考委員会
結果: Winner

受賞・候補エディション

松本清張賞 1回登壇
  1. 武家社会の人間模様を繊細に描いた、作家復帰作としての歴史小説。

    白樫の下で、武家の暮らしと心の揺れをすくい取る。

    269ページ
    武家社会人間ドラマ復帰作江戸時代
大藪春彦賞 1回登壇
  1. 受賞作: 鬼はもとより

    『鬼はもとより』は青山文平による受賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

    受賞歴と書誌確認を通じて読む『鬼はもとより』。

    受賞作書誌確認人物と社会
山田風太郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: つまをめとらば

    「つまをめとらば」は、青山文平による山田風太郎賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。

    青山文平の「つまをめとらば」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

    受賞作人物の選択社会と記憶
柴田錬三郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 底惚れ

    一途に惚れた女を探す男が、最底辺の女郎屋を営みながら江戸の人間模様に巻き込まれていく時代長編。

    女を探すため、男は女郎屋を開き、待ち続ける。

    272ページ
    江戸純愛商い人探し時代小説
  1. 受賞作: 底惚れ

    青山文平の時代小説。最底辺の女郎屋を舞台に、待つことと惚れることのあいだにある人間の執念と機微を、切れ味のある文体で描き出す。

    女を待つ男の時間が、やがて思いがけない輪郭を持ちはじめる。

    272ページ
    時代小説人情恋慕江戸社会階層

作品

代表作

俺たちの水晶宮

1994年 小説

デビュー作。影山雄作名義で発表された長編小説で、若者たちの群像とその葛藤を描く。第18回中央公論新人賞受賞作。

若者青春人間関係

白樫の樹の下で

2011年 歴史小説

武家社会の人間模様を繊細に描いた作品。作家復帰作として評価され、第18回松本清張賞受賞。

武家社会家族人間ドラマ

かけおちる

2012年 小説

現代を舞台にした人間関係と逃避を題材にした長編。文藝春秋刊。

恋愛逃避個人と社会

流水浮木 最後の太刀

2013年 時代小説

時代小説として剣と流転をテーマに描かれた作品。のちに『伊賀の残光』として文庫化され改題。

運命武士

約定

2014年 歴史小説

人間の約束と因果を巡る物語。改題して『春山入り』として文庫化。

約束人間の因果時代背景

鬼はもとより

2014年 歴史小説

歴史を背景に人間の業と対峙する群像劇。大藪春彦賞受賞作。

歴史葛藤

つまをめとらば

2015年 歴史小説

武家社会に生きる男女の機微を描いた作品。直木三十五賞受賞作で、女性の強さとしたたかさが評価された。

武家社会男女関係女性の強さ

半席

2016年 長編・連作短編集

連作短編集的要素を持つ長編。推理作要素も含み、日本推理作家協会賞候補となった。

犯罪人間心理社会

江戸染まぬ

2020年 歴史小説

江戸を舞台にした短編群や中篇を含む作品。のちに同題材を長編化した『底惚れ』の下地となった。

江戸地域性人情

底惚れ

2021年 歴史小説

『江戸染まぬ』の表題作を長編化した作品。人物描写と時代背景の重層的な描写で2022年に中央公論文芸賞と柴田錬三郎賞を受賞。

恋情時代と個人町人文化

全著作

  • 俺たちの水晶宮
  • 白樫の樹の下で
  • かけおちる
  • 流水浮木 最後の太刀
  • 伊賀の残光
  • 約定
  • 春山入り
  • 鬼はもとより
  • つまをめとらば
  • 半席
  • 励み場
  • 遠縁の女
  • 跳ぶ男
  • 江戸染まぬ
  • 泳ぐ者
  • 底惚れ
  • やっと訪れた春に
  • 本売る日々
  • 父がしたこと
  • 下垣内教授の江戸

作風・主題

文体
簡潔で抑制の効いた語り口歴史的背景を丁寧に描き出す筆致
頻出モチーフ
武家社会と地域性家族と人間関係女性の強さとしたたかさ

評価・遺産

1990年代にデビュー後、長年の活動休止を経て2011年に再評価される。以降、松本清張賞、直木賞、柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞など主要な文学賞を受賞し、現代日本の歴史小説・人間ドラマを代表する作家の一人と見なされている。

関連学会

  • 日本ペンクラブ

資料所蔵先

  • 国立国会図書館所蔵(NDL ID: 01233263)
  • VIAF/WorldCatなどの典拠情報(VIAF: 256733644)

豆知識

  • デビュー作『俺たちの水晶宮』は影山雄作名義で発表され、第18回中央公論新人賞を受賞した。
  • 出版社に18年勤務したのち、1992年に作家デビュー。2011年の『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞し再デビューを果たした。
  • 2016年に直木三十五賞を受賞、2022年には中央公論文芸賞と柴田錬三郎賞を同年に受賞している。