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第22回(1976年) 候補受賞作: 空の滑り台
阿木津英の初期歌集。空へ向かう滑り台という軽やかな像を通して、若い感性と社会への視線を短歌の中に重ねる。
空へ伸びる滑り台の像に、若い歌の跳躍が宿る。
短歌歌集初期作品女性歌人 -
第25回(1979年) 候補受賞作: 風舌
『風舌』は、阿木津英による短歌・歌論に関わる作品で、個人の感情や時間の感触を言葉の緊張感の中に置いた作品である。受賞・候補歴は、詩歌の形式を通じて生活、記憶、思索を結びつける試みが注目されたことを示している。
抒情と批評性が交差し、短い言葉の奥に時間の層が見えてくる。
短歌抒情記憶言葉
阿木津 英
あきつ えい
Akitsu Ei
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1950-01-25 (福岡県行橋市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 福岡県行橋市(出生地) → 東京都(移住、1985年頃〜)
経歴
- 職業
- 歌人, 文芸評論家, 心理判定員, 教師
- 活動期間
- 1974年〜
- 所属
- 短歌結社 牙(かつて所属), 歌誌 あまだむ(創刊主宰), 短歌結社 八雁(主宰)
- 影響を受けた人物
- 石田比呂志
- 影響を与えた人物
- 現代の女性短歌運動の作家たち
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 九州大学 | 文学部 | 哲学科(心理学専攻) | — | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1979 | 短歌研究新人賞 | 「紫木蓮まで」30首 | — | 短歌研究社 | winner |
| 1980 | 現代歌人集会賞 | 『紫木蓮まで・風舌』 | — | 現代歌人集会 | winner |
| 1984 | 現代歌人協会賞 | 『天の鴉片』 | — | 現代歌人協会 | winner |
| 1984 | 熊日文学賞 | 『天の鴉片』 | — | 熊本日日新聞 | winner |
| 2003 | 短歌研究賞 | 『巌のちから』 | — | 短歌研究社 | winner |
| 2022 | 日本歌人クラブ評論賞 | 『アララギの釋迢空』 | — | 日本歌人クラブ | winner |
受賞・候補エディション
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第22回(1979年) 受賞受賞作: 紫木蓮まで
『紫木蓮まで』は、阿木津英による文学作品で、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。
阿木津英の視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。
時代の記憶人間観察社会と個人
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第28回(1984年) 受賞受賞作: 天の鴉片
『天の鴉片』は阿木津英による歌集。硬質な語感と幻想性を備えた歌集。空や薬物を思わせる題名の緊張感が、身体感覚と時代の不安を結びつける。
『天の鴉片』は、阿木津英の表現の特徴を示す受賞作である。
179ページ短歌幻想性身体感覚
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第39回(2003年) 受賞受賞作: 巌のちから
『巌のちから』は、阿木津英の第五歌集です。フェミニズム短歌の批評性を背負ってきた作者が、制度や性差への鋭い視線を保ちながら、言葉そのものの硬さと苦い感慨を歌へ刻みます。
制度に触れる苦みと、歌の言葉の硬度がせめぎ合う第五歌集。
214ページ短歌フェミニズム制度批評第五歌集
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第20回(2022年) 受賞受賞作: アララギの釋迢空
『アララギの釋迢空』は、阿木津英がアララギと釋迢空の関係から近代短歌の形成を読み解く評論集。
Araragi no Shaku Chokoo is a critical study by Ei Akitsu that reads the formation of modern tanka through the relationship between Araragi and Shaku Chokoo.
260ページ評論短歌近代文学釋迢空
作品
代表作
紫木蓮まで・風舌
1980年 短歌デビュー歌集。女性の視点を前面に出した短歌群。
天の鴉片
1983年 短歌フェミニズム的視座をさらに押し出した第二歌集。
白微光
1987年 短歌第三歌集。個人的記憶と社会的視線を交差させる作風。
宇宙舞踏
1994年 短歌詩的イメージの拡張を試みた歌集。
巌のちから
2007年 短歌2003年の受賞作となった30首を含む歌集。
青葉森
2008年 短歌2000年代の作品をまとめた歌集。
黄鳥 1992〜2014
2014年 短歌1992年から2014年までの作品を収めた選集。
- Ei Akitsu: Collected Tanka 1980-1994(英訳)
全著作
- 『紫木蓮まで・風舌』(1980)
- 『天の鴉片』(1983)
- 『白微光』(1987)
- 『阿木津英歌集』(1989)
- 『神聖娼婦』(1992)
- 『宇宙舞踏』(1994)
- 『巌のちから』(2007)
- 『青葉森』(2008)
- 『黄鳥 1992〜2014』(2014)
- 『アララギの釋迢空』(2021)
- 『女のかたち・歌のかたち』(2023)
作品の翻訳
- 『Ei Akitsu: Collected Tanka 1980-1994』 (英訳・2017)
作風・主題
- 文体
- フェミニズムを取り入れた現代短歌叙情的かつ批評的な視点
- 頻出モチーフ
- 女性性身体母性都市と自然の対比
評価・遺産
現代短歌にフェミニズム的視座を導入し、女歌運動に影響を与えた歌人。歌誌主宰やシンポジウム企画を通じて、女性の言説と短歌の可能性を拡張した。
関連学会
- 日本歌人クラブ
資料所蔵先
- 九州大学附属図書館コレクション(阿木津英資料)
豆知識
- 本名は末永英美子(すえなが えみこ)。
- 短歌結社「八雁」を島田幸典とともに創刊・主宰している。
- 1979年のデビュー作「紫木蓮まで」で短歌研究新人賞を受賞。