日本の文学賞

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堀川 惠子

ほりかわ けいこ

Horikawa Keiko

別名: 堀川 恵子 / 堀川惠子

プロフィール

性別
女性
生誕
1969-11-27 (広島県)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
広島県 → 東京都

経歴

職業
放送記者, ドキュメンタリーディレクター, ノンフィクション作家
活動期間
1992年〜
所属
広島テレビ放送, 日本放送協会(NHK), テレビ朝日, 日本テレビ放送網, フジテレビジョン, テレビ東京, フリーランス(ドキュメンタリー制作), 広島大学(特別招聘教授)

学歴

広島大学
総合科学部 / 外国語コース
学位: 学士
期間: 〜1992年
卒業年: 1992
国: 日本
外国語コース卒業

受賞歴

NNN年間賞
2003
対象作品: マツダ・再生への道 〜日米自動車野郎たち〜
主催: 日本テレビ系ニュースネットワーク(NNN)
結果: 受賞
日本民間放送連盟賞
2003
対象作品: ニッポンの筆 世界に挑む
部門: テレビ教養番組部門 優秀賞
主催: 日本民間放送連盟
結果: 優秀賞
日本民間放送連盟賞
2004
対象作品: チンチン電車と女学生 〜2003・夏・ヒロシマ〜
部門: テレビ教養番組部門 最優秀賞
主催: 日本民間放送連盟
結果: 最優秀賞
放送文化基金賞
2004
対象作品: チンチン電車と女学生 〜2003・夏・ヒロシマ〜
部門: ドキュメンタリー番組賞
主催: 放送文化基金
結果: 受賞
ATPテレビグランプリ
2006
対象作品: ヒロシマ・戦禍の恋文 〜女優・森下彰子の被爆〜
部門: ドキュメンタリー部門 優秀賞
主催: 全日本テレビ番組製作社連盟
結果: 優秀賞
ギャラクシー賞
2011
対象作品: 死刑囚 永山則夫 〜獄中28年間の対話〜
部門: テレビ部門 大賞
主催: 放送批評懇談会
結果: 大賞
講談社ノンフィクション賞
2010
対象作品: 死刑の基準 「永山裁判」が遺したもの
主催: 講談社
結果: 受賞
放送人グランプリ
2010
主催: 放送人の会
結果: 受賞
新潮ドキュメント賞
2011
対象作品: 裁かれた命 死刑囚から届いた手紙
主催: 新潮社
結果: 受賞
放送ウーマン賞
2011
主催: 日本女性放送者懇談会
結果: 受賞
石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞
2013
対象作品: 永山則夫100時間の告白 封印された精神鑑定の真実
部門: 文化貢献部門
主催: 石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞選考委員会
結果: 大賞
城山三郎賞
2014
対象作品: 教誨師
主催: 角川文化振興財団
結果: 受賞
石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞
2016
対象作品: 原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年
部門: 草の根民主主義部門
主催: 石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞選考委員会
結果: 大賞
大宅壮一ノンフィクション賞
2016
対象作品: 原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年
主催: 大宅壮一ノンフィクション賞選考委員会
結果: 受賞
日本記者クラブ賞(特別賞)
2016
主催: 日本記者クラブ
結果: 特別賞
AICT演劇評論賞
2017
対象作品: 戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇
主催: 国際演劇評論家協会日本センター
結果: 受賞
司馬遼太郎賞
2019
対象作品: 狼の義 新 犬養木堂伝
主催: 司馬遼太郎記念財団
結果: 受賞
大佛次郎賞
2021
対象作品: 暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ
主催: 大佛次郎賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 死刑の基準:「永山裁判」が遺したもの

    『死刑の基準:「永山裁判」が遺したもの』は、具体的な人や出来事を追いながら、記憶、社会、制度のあり方を描くノンフィクション。個別の経験から広い時代の姿を照らし出す。

    『死刑の基準:「永山裁判」が遺したもの』は、堀川惠子の受賞対象作として読者に届いた一作。

    ノンフィクション記憶社会
  1. 死刑判決を受けた青年が担当検事に送った手紙を起点に、人が人を裁くことの意味を問い直すノンフィクションです。事件、裁判、家族史を丹念に追い、司法と倫理の重さを浮かび上がらせます。

    裁かれた命:死刑囚から届いた手紙は、受賞時の評価点を手がかりに作品世界へ入っていける一冊です。

    349ページ
    死刑司法手紙
  1. 受賞作: 原爆供養塔

    『原爆供養塔』は、堀川恵子による受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

    『原爆供養塔』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

    文学受賞作刊行確認
司馬遼太郎賞 1回登壇
  1. 林新と堀川惠子による犬養毅の新評伝。政党政治の激動期を生きた犬養木堂を、政治家としての孤独、言論、国家観から描き直す。

    政界を駆けた孤狼、犬養木堂の生涯を新たに描く。

    480ページ
    犬養毅評伝政党政治近代日本ノンフィクション
大佛次郎賞 1回登壇
  1. 宇品の陸軍船舶司令部を軸に、太平洋戦争を支えた海上輸送と広島の戦時史を掘り起こすノンフィクション。田尻昌次らの動きから、兵站軽視の構造を浮かび上がらせる。

    兵站を軽んじた戦争の構造が、宇品の港から見えてくる。

    480ページ
    宇品兵站海上輸送広島太平洋戦争ノンフィクション

作品

代表作

死刑の基準 「永山裁判」が遺したもの

2009年 ノンフィクション

永山則夫事件とその裁判過程を追い、死刑制度や精神鑑定の問題点を検証したルポルタージュ。裁判史と鑑定記録を掘り下げ、死刑判決が社会に残した影響を論じる。

死刑制度司法精神鑑定

裁かれた命 死刑囚から届いた手紙

2011年 ノンフィクション

死刑囚たちから寄せられた手紙や証言をもとに、死刑制度の現実と犯罪被害者・加害者双方の人間像を描いた作品。

死刑人権手記

永山則夫 封印された鑑定記録

2013年 ノンフィクション

長年封印されてきた精神鑑定記録や音声記録を掘り起こし、被告の精神状態や司法手続の問題点を詳細に報告する。

精神医療司法手続記録調査

教誨師

2014年 ノンフィクション

教誨師(刑務所の宗教担当者)や矯正現場を取材し、罪と赦し、償いの現場を描いたルポルタージュ。

矯正施設赦し宗教

原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年

2015年 ルポルタージュ / ノンフィクション

原爆供養塔に眠る遺骨と遺族の記録をたどり、被爆地に残された記憶と行政・社会の対応を検証した取材記。

被爆記憶遺族捜し

戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇

2017年 ノンフィクション / 演劇史

戦時中の演劇界と、劇団『桜隊』や演出家八田元夫の足跡を追い、戦争による文化と人々への影響を描く。

戦時下の文化演劇史個人の記録
映像化・舞台化
  • [舞台] 獅子の見た夢 ― 戦禍に生きた演劇人たち

狼の義 新 犬養木堂伝

2019年 歴史小説 / 伝記

故林新の未完の遺稿を完成させた小説的伝記。犬養木堂(犬養毅)を題材に、近現代政治と人物像を描く。

近現代史政治家伝記継承された原稿
映像化・舞台化
  • [テレビ解説(番組紹介)] 英雄たちの選択(関連回)

暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ

2021年 ノンフィクション / 戦史

陸軍船舶部隊とその司令官たちの視点から、ヒロシマに関わる戦時史を取材・再構成した作品。NHKでのドキュメンタリー化にも繋がった。

戦史軍事ヒロシマ
映像化・舞台化
  • [テレビドキュメンタリー] 破綻の航跡 〜“暁の宇品” 陸軍船舶部隊の戦争〜 (2024)

透析を止めた日

2024年 医療ノンフィクション

第一部は著者の夫の透析と闘病記、第二部は透析医療と終末期ケアの社会的課題を取材したルポ。透析患者の緩和ケアの必要性を提起し、政策論議を刺激した。

医療緩和ケア透析

チンチン電車と女学生 1945年8月6日・ヒロシマ

2005年 ルポルタージュ / 共著

1945年のヒロシマを背景に、被爆と市民の記憶をたどる記録。共著で発表され、のちに舞台やミュージカル化された。

被爆市民史追憶
映像化・舞台化
  • [ミュージカル] チンチン電車と女学生(音楽劇) (2017)
  • [舞台] チンチン電車と女学生(舞台化)

全著作

  • 死刑の基準 「永山裁判」が遺したもの
  • 裁かれた命 死刑囚から届いた手紙
  • 永山則夫 封印された鑑定記録
  • 教誨師
  • 原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年
  • 戦禍に生きた演劇人たち
  • 狼の義 新 犬養木堂伝
  • 暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ
  • 透析を止めた日
  • チンチン電車と女学生 1945年8月6日・ヒロシマ(共著)

翻案

  • 『チンチン電車と女学生』ミュージカル化・舞台化
  • 『戦禍に生きた演劇人たち』舞台化
  • 『暁の宇品』をもとにしたNHKドキュメンタリー番組化

作風・主題

文体
ルポルタージュ的ノンフィクション取材重視の叙述冷静で緻密な筆致
頻出モチーフ
死と刑罰戦争と被爆記憶と遺族制度と政策医療と終末期

評価・遺産

堀川惠子は広島出身のジャーナリスト、ドキュメンタリーディレクター、ノンフィクション作家。死刑制度、被爆、戦争、医療といった社会的テーマを緻密な取材で掘り下げ、多数の主要賞を受賞した。ノンフィクション三賞(講談社ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)を異なる作品で受賞した現役作家の一人であり、最新刊を契機に透析患者の緩和ケアに関する政策論議を喚起した点でも評価される。

関連学会

  • 広島大学
  • 九州大学大学院法学府(非常勤講師)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館典拠データ(NDL): 堀川, 惠子, 1969-

大衆文化への影響

  • 『チンチン電車と女学生』がミュージカル・舞台化される
  • 著作がNHKなどで番組化・紹介されることがある

豆知識

  • 広島テレビ報道部に入社した際、同社で初の女性記者として記者クラブに配属された。
  • 夫はNHKの元エグゼクティブ・プロデューサー林新(2017没)。林の未完の遺稿を完成させ、『狼の義』を刊行した。
  • ノンフィクション三賞(講談社、新潮、大宅)をすべて異なる作品で制覇した現役作家の一人とされる。
  • 最新刊『透析を止めた日』は医療ノンフィクションとしてベストセラーとなり、政策議論を喚起した。