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第29回(1982年) 大賞受賞作: 大どろぼうブラブラ氏
『大どろぼうブラブラ氏』は、角野栄子による作品で、1982年前後の文学賞で評価された一作。題名が示す情景や主題を軸に、作者の関心と時代の空気を反映した作品として読むことができる。
角野栄子の『大どろぼうブラブラ氏』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。
文学賞受賞作1980年代文学作者の主題意識
角野 栄子
かどの えいこ
Kadono Eiko
別名:
渡辺 栄子
ペンネーム:
角野 栄子(作家名(ペンネーム)として使用)
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1935-01-01 (東京府東京市深川区(現:東京都江東区深川))
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 神奈川県鎌倉市在住(近年) → 東京(深川・小岩など)— 幼少期 → ブラジル(1959–1961)— 移民として滞在
経歴
- 職業
- 童話作家, 絵本作家, ノンフィクション作家, エッセイスト, 客員教授
- 活動期間
- 1970年〜
- 所属
- 日本福祉大学 客員教授, 江戸川区角野栄子児童文学館 館長
- 影響を受けた人物
- 龍口直太郎
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学教育学部 | 教育学部 英語英文学科 | 英語英文学科 | 学士 | — | 日本 |
早稲田大学教育学部
教育学部 英語英文学科
/ 英語英文学科
学位:
学士
国:
日本
早稲田大学在学中に龍口直太郎ゼミに所属
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1982 | 産経児童出版文化賞(第29回) | 大どろぼうブラブラ氏 | — | 産経新聞社 | 受賞 |
| 1984 | 路傍の石文学賞(第6回) | ズボン船長さんの話/わたしのママはしずかさん | — | 路傍の石文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1984 | 旺文社児童文学賞 | ズボン船長さんの話 | — | 旺文社 | 受賞 |
| 1984 | 産経児童出版文化賞(第31回) | おはいんなさい えりまきに | — | 産経新聞社 | 受賞 |
| 1985 | 野間児童文芸賞(第23回) | 魔女の宅急便 | — | 野間児童文芸賞選考委員会 | 受賞 |
| 1985 | 小学館文学賞(第34回) | 魔女の宅急便 | — | 小学館 | 受賞 |
| 1986 | IBBYオナーリスト(IBBY Honour List) | 魔女の宅急便 | — | 国際児童図書評議会(IBBY) | 受賞 |
| 2000 | 紫綬褒章 | — | — | 日本国政府 | 受章 |
| 2011 | 巖谷小波文芸賞(第34回) | — | — | 巖谷小波文芸賞実行委員会 | 受賞 |
| 2014 | 旭日小綬章 | — | — | 日本国政府 | 受章 |
| 2016 | 産経児童出版文化賞(第63回・ニッポン放送賞) | トンネルの森1945 | — | 産経新聞社/ニッポン放送 | 受賞(ニッポン放送賞) |
| 2018 | 国際アンデルセン賞(作家賞) | — | — | 国際児童図書評議会(IBBY) | 受賞 |
| 2023 | 紫式部文学賞(第33回) | イコ トラベリング 1948 - | — | 紫式部文学賞実行委員会 | 受賞 |
産経児童出版文化賞(第29回)
1982
対象作品:
大どろぼうブラブラ氏
主催:
産経新聞社
結果:
受賞
路傍の石文学賞(第6回)
1984
対象作品:
ズボン船長さんの話/わたしのママはしずかさん
主催:
路傍の石文学賞選考委員会
結果:
受賞
旺文社児童文学賞
1984
対象作品:
ズボン船長さんの話
主催:
旺文社
結果:
受賞
産経児童出版文化賞(第31回)
1984
対象作品:
おはいんなさい えりまきに
主催:
産経新聞社
結果:
受賞
野間児童文芸賞(第23回)
1985
対象作品:
魔女の宅急便
主催:
野間児童文芸賞選考委員会
結果:
受賞
小学館文学賞(第34回)
1985
対象作品:
魔女の宅急便
主催:
小学館
結果:
受賞
IBBYオナーリスト(IBBY Honour List)
1986
対象作品:
魔女の宅急便
主催:
国際児童図書評議会(IBBY)
結果:
受賞
紫綬褒章
2000
主催:
日本国政府
結果:
受章
巖谷小波文芸賞(第34回)
2011
主催:
巖谷小波文芸賞実行委員会
結果:
受賞
旭日小綬章
2014
主催:
日本国政府
結果:
受章
産経児童出版文化賞(第63回・ニッポン放送賞)
2016
対象作品:
トンネルの森1945
主催:
産経新聞社/ニッポン放送
結果:
受賞(ニッポン放送賞)
国際アンデルセン賞(作家賞)
2018
主催:
国際児童図書評議会(IBBY)
結果:
受賞
紫式部文学賞(第33回)
2023
対象作品:
イコ トラベリング 1948 -
主催:
紫式部文学賞実行委員会
結果:
受賞
受賞・候補エディション
産経児童出版文化賞
1回登壇
路傍の石文学賞
1回登壇
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第6回(1984年) 受賞受賞作: わたしのママはしずかさん
『わたしのママはしずかさん』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。
『わたしのママはしずかさん』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。
受賞作品人間関係時代性記憶社会
野間児童文芸賞
1回登壇
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第23回(1985年) 受賞受賞作: 魔女の宅急便
魔女の宅急便は、角野栄子による受賞作です。人物や時代の手触りを軸に、題材の背景と登場人物の選択を落ち着いた筆致で描きます。
魔女の宅急便の世界へ読者を導く、受賞歴を持つ一作です。
272ページ受賞作時代と記憶人物描写
小学館児童出版文化賞
1回登壇
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第34回(1985年) 受賞受賞作: 魔女の宅急便
『魔女の宅急便』は、角野栄子による児童文学。受賞対象として記録される作品で、刊行情報と作品内容を確認できる範囲で整理した。
魔女の宅急便は、角野栄子の仕事を示す受賞作。
272ページ受賞作児童文学
巖谷小波文芸賞
1回登壇
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第34回(2011年) 受賞
紫式部文学賞
1回登壇
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第33回(2023年) 受賞受賞作: イコ トラベリング 1948-
戦後の日本を舞台に、海外へ渡りたいと願う少女イコの成長を、旅と記憶を軸に描く自伝的長編。時代の揺れのなかで、自分の道を探す感覚が軽やかに積み上がっていく。
さっ、行こう、ひとりで。
304ページ戦後日本少女の成長旅自伝的物語海外渡航
作品
代表作
魔女の宅急便
1985年 児童文学(小説)13歳の魔女見習いキキが、一人前になるために見知らぬ街で暮らし、宅配業を始めることで成長していく物語。
成長自立友情日常の魔法
映像化・舞台化
- [アニメ映画] 魔女の宅急便(スタジオジブリ版) / 宮崎駿 (1989)
- [実写映画] 魔女の宅急便(実写版) (2014)
翻訳
- 英語版: Kiki's Delivery Service
ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて
1970年 ノンフィクション / 旅行記ブラジル滞在中の体験をもとにしたノンフィクション作品。1970年にデビュー作として刊行。
移民経験異文化体験旅
大どろぼうブラブラ氏
1981年 児童文学いたずら好きな泥棒「ブラブラ氏」を描いた子ども向けの物語。
ユーモア冒険
トンネルの森1945
児童文学(歴史を題材)戦争の記憶や影響を扱う作品。産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した。
戦争記憶家族
全著作
- あしあとだあれ
- ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて
- 大どろぼうブラブラ氏
- 魔女の宅急便
- 新魔女図鑑
- トラベッド
- イコ トラベリング 1948-
- ちいさなおばけアッチ・コッチ・ソッチ(シリーズ)
翻案
- 魔女の宅急便(アニメ映画、1989年、宮崎駿監督)
- 魔女の宅急便(実写映画、2014年)
作家による翻訳
- わたしがあかちゃんだったとき(キャスリーン・アンホールト)訳
- ねむたくなった(ジェーン・R・ハワード)訳
- くじらの歌ごえ(ダイアン・シェルダン)訳
作品の翻訳
- 魔女の宅急便 — 英訳版: Kiki's Delivery Service
- 魔女の宅急便 — その他言語版(多数)
作風・主題
- 文体
- 語りかけるような平易な文体ユーモアと哀感を併せ持つ語り子どもの視点に寄り添う描写
- 頻出モチーフ
- 魔女と魔法旅と異郷成長と自立家庭や日常の温かさ
評価・遺産
角野栄子は日本を代表する児童文学作家の一人で、『魔女の宅急便』により国内外で広く知られている。国際アンデルセン賞作家賞など国際的・国内的な受賞歴を持ち、江戸川区に児童文学館(魔法の文学館)が開設されたほか、児童文学の普及と教育に貢献している。
記念館・博物館
- 江戸川区角野栄子児童文学館(魔法の文学館) 東京都江戸川区南葛西7丁目 なぎさ公園展望の丘 2023年開館
関連学会
- 日本児童文学学会
大衆文化への影響
- スタジオジブリによるアニメ映画『魔女の宅急便』(1989年)は国内外で高い評価を受けた
- 実写映画『魔女の宅急便』(2014年)や各種メディアで作品が取り上げられている
引用
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私はもう少し可愛いラブストーリーになるかと思ってたんです。
出典: 『週刊朝日』インタビュー(2019年) (2019年) -
『宅急便』が登録商標だと知らずに使っていたが、最終的には問題が解決した。
出典: 講演(人間科学会発足記念講演会) (2008年)
豆知識
- 『魔女の宅急便』のタイトル中の「宅急便」はヤマト運輸の登録商標であり、刊行当初に問題になったが解決した。
- 1959年に夫の希望でブラジルに移民として渡り、滞在経験が作家デビューのきっかけになった。
- 娘のくぼしまりおも作家として活動している。