日本の文学賞

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鍵和田秞子

かぎわだ ゆうこ

Kagiwada Yūko

プロフィール

性別
女性
生誕
1932-02-21 (神奈川県秦野市)
死没
2020-06-11 (東京都府中市) 88歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
神奈川県秦野市 → 東京都府中市

経歴

職業
俳人, 教師
活動期間
1954年〜2020年
所属
俳人協会(常務理事を務める), 俳文学会, 日本文芸家協会, 日本ペンクラブ, 句誌「未来図」(創刊・主宰)
所属団体
俳人協会, 俳文学会, 日本文芸家協会, 日本ペンクラブ
影響を受けた人物
井本農一, 村山古郷, 中村草田男

学歴

神奈川県立平塚高等女学校(現・神奈川県立平塚江南高等学校)
国: 日本
お茶の水女子大学
国文学科 / 国文学科
学位: 学士
期間: 1950-1954
卒業年: 1954
国: 日本
在学中に井本農一のもとで俳文学を学ぶ

受賞歴

萬緑新人賞
主催: 萬緑
結果: 受賞
萬緑賞
主催: 萬緑
結果: 受賞
俳人協会新人賞
1977
対象作品: 未来図
主催: 俳人協会
結果: 受賞
俳人協会賞
2006
対象作品: 胡蝶
主催: 俳人協会
結果: 受賞
毎日芸術賞
2015
対象作品: 濤無限
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
詩歌文学館賞
2020
対象作品: 火は禱り
主催: 詩歌文学館
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 未来図

    『未来図』は、鍵和田秞子の第一句集。生活の細部、自然の移ろい、女性の内面を端正な句風でとらえ、作者の出発点を示す句集として俳壇で評価された。

    鍵和田秞子の俳句世界の出発点を示す第一句集。

    俳句自然生活女性の感性
俳人協会賞 1回登壇
  1. 受賞作: 胡蝶

    『胡蝶』は、鍵和田秞子の第七句集で、古典的素養と明るい詩情を背景に、移ろう時間と生の実感を詠む。俳人協会賞受賞作として、作者の代表的句集の一つに数えられる。

    古典の風雅と現代の生の手触りが交差する、鍵和田秞子の句集。

    181ページ
    俳句古典時間生命感
詩歌文学館賞 1回登壇
  1. 受賞作: 火は禱り

    戦争の記憶と鎮魂を背景に、火と祈りのイメージを重ねる句集。長い俳句活動の到達点として評価された。

    火のイメージを祈りへ変えていく句集。

    224ページ
    俳句歴史

作品

代表作

未来図

1976年 句集

第一句集。大学卒業後の作を含む初期作品を収録し、現代俳句の抒情性を示す。

自然季節日常の観照

胡蝶

2005年 句集

中期の代表句集の一つ。繊細な自然描写と老いへの眼差しが特徴。

自然老い儚さ

濤無限

2015年 句集

晩年に至る成熟した句風を示す句集。受賞作集として知られる。

時間記憶

火は禱り

2019年 句集

最晩年の句集。祈りや儀礼、生命のはかなさを主題とする作品を収録。

祈り死と生季節

全著作

  • 未来図(卯辰山出版、1976年)
  • 浮標(牧羊社、1982年)
  • 飛鳥(角川書店、1986年)
  • 武蔵野(角川書店、1990年)
  • 光陰(角川書店、1997年)
  • 風月(花神社、2000年)
  • 胡蝶(角川書店、2005年)
  • 百年(角川グループパブリッシング、2008年)
  • 濤無限(KADOKAWA、2015年)
  • 火は禱り(角川文化振興財団、2019年)
  • 鍵和田柚子全句集(ふらんす堂、2020年)
  • 季語深耕「祭」(角川書店、1989年)
  • 俳句・季語(誠文堂新光社、1990年)
  • 俳句をつくる(共文社、1991年)
  • 俳句入門 作句のチャンス(本阿弥書店、1992年)
  • 俳句のある四季―四季のしらべと作句の楽しみ(角川書店、1995年)
  • 実作季語入門(富士見書房、1995年)
  • 俳句上達講座―楽しい句作りのために(朝日新聞社、1997年)
  • 花旅吟―花と俳句を楽しむ(フレーベル館、1999年)
  • 花の歳時記(講談社、全4巻、2004年)

作風・主題

文体
季語を重んじる伝統的な俳風と現代的な抒情性を併せ持つ文体観照的で簡潔な表現
頻出モチーフ
自然季節の移ろい老い

評価・遺産

戦後から現代にかけて活躍した女性俳人。句集多数を刊行し、俳人協会賞・毎日芸術賞など主要な賞を受賞。句誌「未来図」を創刊・主宰し後進育成にも貢献。鴫立庵の庵主を務めるなど俳壇での影響力が大きい。

関連学会

  • 俳人協会
  • 俳文学会
  • 日本文芸家協会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作所蔵)

引用

  • 鶴啼くやわが身のこゑと思ふまで
    出典: 代表句(句集・複数所収)

豆知識

  • 2002年より大磯町鴫立庵の第22代庵主を務めた。
  • 1977年に第一句集『未来図』で俳人協会新人賞を受賞し、同年教師を辞した。
  • 晩年まで精力的に句作・句誌主宰を続けた。