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第1回(1983年) 佳作賞受賞作: 二度のお別れ
別れの反復が事件の核心へつながっていくミステリー。大阪を舞台にした後年の作品群にも通じる、会話の呼吸と犯罪への乾いた視線が感じられる。
二度のお別れは、ミステリーを軸に人間の感情と時代の気配を描く作品です。
ミステリー別れ犯罪 -
第2回(1984年) 佳作賞受賞作: 雨に殺せば
『雨に殺せば』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。
『雨に殺せば』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。
受賞作品人間関係時代性記憶社会 -
第4回(1986年) 大賞受賞作: キャッツアイころがった
黒川博行の長編ミステリー。胃の中に宝石キャッツアイを残した死体を発端に、若い刑事たちが事件の背後を追う、作者初期のサントリーミステリー大賞受賞作である。
死体に残された宝石を唯一の手がかりに、若い刑事たちが事件を追う。
285ページミステリー警察小説宝石大阪
黒川 博行
くろかわ ひろゆき
Kurokawa Hiroyuki
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1949-03-04 (愛媛県今治市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 愛媛県今治市 → 大阪府(幼少期より移住) → 大阪府羽曳野市(2014年時点在住)
経歴
- 職業
- 小説家, 推理作家
- 活動期間
- 1984年〜
- 所属
- 日本推理作家協会
- 所属団体
- 日本推理作家協会
- 影響を受けた人物
- 田辺 聖子, 阿佐田 哲也
- 影響を与えた人物
- 東野 圭吾, 藤原 伊織
- ノミネート
- 第41回日本推理作家協会賞候補(短編) — 「河豚の記憶」 (1988), 第14回吉川英治文学新人賞候補 — 『封印』 (1992), 第116回直木三十五賞候補 — 『カウント・プラン』 (1996), 第117回直木三十五賞候補 — 『疫病神』 (1997), 第121回直木三十五賞候補 — 『文福茶釜』 (1999), 第126回直木三十五賞候補 — 『国境』 (2001), 第138回直木三十五賞候補 — 『悪果』 (2007)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪府立泉尾高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 京都市立芸術大学 | 美術学部彫刻科 | 彫刻科 | — | — | 日本 |
大阪府立泉尾高等学校
国:
日本
京都市立芸術大学
美術学部彫刻科
/ 彫刻科
国:
日本
在学中に同学部日本画科の雅子と学生結婚した
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1983 | サントリーミステリー大賞 | 二度のお別れ | — | サントリー | 佳作 |
| 1984 | サントリーミステリー大賞 | 雨に殺せば | — | サントリー | 佳作 |
| 1986 | サントリーミステリー大賞 | キャッツアイころがった | — | サントリー | 受賞 |
| 1996 | 日本推理作家協会賞 | カウント・プラン | 短編および連作短編集部門 | 日本推理作家協会 | 受賞 |
| 2014 | 直木三十五賞 | 破門 | — | 直木賞選考委員会 | 受賞 |
| 2020 | 日本ミステリー文学大賞 | — | — | 日本ミステリー文学大賞実行委員会 | 受賞 |
| 2024 | 吉川英治文学賞 | 悪逆 | — | 吉川英治文学賞選考委員会 | 受賞 |
サントリーミステリー大賞
1983
対象作品:
二度のお別れ
主催:
サントリー
結果:
佳作
サントリーミステリー大賞
1984
対象作品:
雨に殺せば
主催:
サントリー
結果:
佳作
サントリーミステリー大賞
1986
対象作品:
キャッツアイころがった
主催:
サントリー
結果:
受賞
日本推理作家協会賞
1996
対象作品:
カウント・プラン
部門:
短編および連作短編集部門
主催:
日本推理作家協会
結果:
受賞
直木三十五賞
2014
対象作品:
破門
主催:
直木賞選考委員会
結果:
受賞
日本ミステリー文学大賞
2020
主催:
日本ミステリー文学大賞実行委員会
結果:
受賞
吉川英治文学賞
2024
対象作品:
悪逆
主催:
吉川英治文学賞選考委員会
結果:
受賞
受賞・候補エディション
サントリーミステリー大賞
3回登壇
日本推理作家協会賞
1回登壇
-
第49回(1996年) 受賞受賞作: カウント・プラン
『カウント・プラン』は黒川博行による作品。
黒川博行による『カウント・プラン』。
直木三十五賞
1回登壇
-
第151回(2014年) 受賞受賞作: 破門
ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮が、映画製作をめぐる資金トラブルに巻き込まれる疫病神シリーズの長編。関西からマカオへ広がる追跡劇を、金と暴力と人間臭い駆け引きで描く。
黒川博行『破門』の受賞作情報と書誌状況を整理した作品紹介。
469ページ犯罪小説関西資金回収相棒
日本ミステリー文学大賞
1回登壇
-
第24回(2021年) 受賞
吉川英治文学賞
1回登壇
-
第58回(2024年) 受賞受賞作: 悪逆
作品
代表作
疫病神
1997年 ミステリ・ノワール任侠的な人物や大阪の風景を背景にした犯罪小説。疫病神シリーズの一作で、ユーモアと人情を交えた語り口が特徴。
犯罪人情任侠大阪
映像化・舞台化
- [漫画] 疫病神(漫画) (2009)
破門
2014年 警察小説・ノワール疫病神シリーズの一作で、古典的な任侠や人間関係を巡る暗いユーモアを含む長編。直木三十五賞受賞作。
警察任侠友情と裏切り
映像化・舞台化
- [テレビドラマ] 破門(疫病神シリーズ) (2015)
- [映画] 破門 ふたりのヤクビョーガミ / 小林聖太郎 (2017)
後妻業
2014年 社会派ミステリ高齢者や遺産を巡る欲望と詐欺をテーマにした作品。映画化・ドラマ化され、社会的話題を呼んだ。
詐欺金銭欲社会問題
映像化・舞台化
- [映画] 後妻業の女 / 鶴橋康夫 (2016)
- [テレビドラマ] 後妻業(連続ドラマ) (2019)
二度のお別れ
1984年 ミステリ(大阪府警シリーズ)デビュー作。大阪府警シリーズの第1作で、後に映像化もされた。作家としての出発点となった作品。
警察捜査人間ドラマ
映像化・舞台化
- [テレビドラマ] 銀河テレビ小説「二度のお別れ」 (1985)
全著作
- 二度のお別れ
- 雨に殺せば
- 暗闇のセレナーデ
- キャッツアイころがった
- 海の稜線
- 八号古墳に消えて
- 切断
- ドアの向こうに
- 絵が殺した
- アニーの冷たい朝
- てとろどときしん
- 疫病神
- 国境
- 暗礁
- 螻蛄
- 破門
- 喧嘩
- 泥濘
- 悪果
- 繚乱
- 果鋭
- 熔果
- 文福茶釜
- 大博打
- 封印
- 迅雷
- カウント・プラン
- 麻雀放蕩記
- 燻り
- 左手首
- 蒼煌
- 蜘蛛の糸
- 煙霞
- 落英
- 離れ折紙
- 後妻業
- 勁草
- 桃源
- 騙る
- 連鎖
- 悪逆
翻案
- 破門 ふたりのヤクビョーガミ(映画)
- 破門(テレビシリーズ)
- 後妻業の女(映画)
- 後妻業(連続ドラマ)
- 迅雷 組長の身代金(映画)
- 文福茶釜(映画)
- 煙霞 〜Gold Rush〜(WOWOWドラマ)
- 刑事吉永誠一 涙の事件簿(水曜ミステリー9ほか)
作風・主題
- 文体
- 大阪弁を多用する軽妙な語り口取材に基づくリアリズム重視の描写ハードボイルド/ノワール的要素
- 頻出モチーフ
- 麻雀・ギャンブル任侠・ヤクザ警察組織と捜査人情・義理
評価・遺産
大阪弁を生かした警察小説・ノワールで知られる作家。サントリーミステリー大賞や日本推理作家協会賞、直木賞などを受賞し、映像化も多数。リアリティを重視する作風と大阪的なユーモアで長年にわたり日本のミステリ界で高い評価を受けている。
関連学会
- 日本推理作家協会
資料所蔵先
- 国立国会図書館(所蔵)
- 京都市立芸術大学(卒業関連資料)
大衆文化への影響
- 多数のテレビドラマ・映画化(『破門』『後妻業』など)
引用
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もう候補にならないのが一番ありがたい
出典: 第151回直木賞 受賞会見(発言) (2014年) -
賞金はマカオに行こうと思ってます
出典: 直木賞受賞会見(2014年) (2014年)
豆知識
- 麻雀やギャンブル好きで知られる。妻とは雀荘で出会ったというエピソードがある。
- 自身の作品の映像化にはたびたび出演している。
- 年間に約150本の映画を鑑賞するほどの映画好き。