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第16回(1994年) 受賞受賞作: さぎ師たちの空
人をだます者たちの姿を通じて、弱さやしたたかさを描く物語。軽妙な展開の中に、信じることの危うさがある。
『さぎ師たちの空』は、児童文学を入口に人間の心の動きを描く作品。
255ページ児童文学詐欺信頼成長
那須 正幹
なす まさもと
Nasu Masamoto
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1942-06-06 (広島県広島市己斐(現・西区己斐本町))
- 死没
- 2021-07-22 (山口県防府市) 79歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 広島県広島市(己斐) → 山口県防府市(在住:1978年から晩年)
経歴
- 職業
- 作家, 児童文学作家, 小説家
- 活動期間
- 1972年〜2021年
- 所属
- 山口県立大学(旧・山口女子大学)非常勤講師(児童文学)
- 所属団体
- 日本児童文学者協会(会長:第15代), 亜空間(児童文学創作集団、創設メンバー)
- 影響を受けた人物
- 宮沢賢治, アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 島根農科大学(現:島根大学) | 生物資源科学部(林学科) | 林学科 | 学士(農学) | — | 日本 |
島根農科大学(現:島根大学)
生物資源科学部(林学科)
/ 林学科
学位:
学士(農学)
国:
日本
卒業論文『マツノシンクイムシの天敵防禦』。森林昆虫学専攻。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1972 | 学研児童文学賞(佳作) | 首なし地ぞうの宝 | — | 学習研究社 | winner |
| 1989 | 絵本にっぽん賞 | — | — | 絵本にっぽん賞運営 | winner |
| 1994 | 路傍の石文学賞 | さぎ師たちの空 | — | 路傍の石文学賞実行委員会 | winner |
| 1995 | 日本児童文学者協会賞 | — | — | 日本児童文学者協会 | winner |
| 1996 | 産経児童出版文化賞 | — | — | 産経新聞社 | winner |
| 1999 | 巖谷小波文芸賞 | — | — | 巖谷小波文芸賞運営 | winner |
| 2000 | 野間児童文芸賞 | ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー | — | 野間文化財団 | winner |
| 2004 | 産経児童出版文化賞 | — | — | 産経新聞社 | winner |
| 2005 | 日本児童文学者協会賞(特別賞) | — | — | 日本児童文学者協会 | winner |
| 2012 | 日本児童文学者協会賞 | — | — | 日本児童文学者協会 | winner |
| 2019 | JXTG児童文化賞 | — | — | JXTG | winner |
学研児童文学賞(佳作)
1972
対象作品:
首なし地ぞうの宝
主催:
学習研究社
結果:
winner
絵本にっぽん賞
1989
主催:
絵本にっぽん賞運営
結果:
winner
路傍の石文学賞
1994
対象作品:
さぎ師たちの空
主催:
路傍の石文学賞実行委員会
結果:
winner
日本児童文学者協会賞
1995
主催:
日本児童文学者協会
結果:
winner
産経児童出版文化賞
1996
主催:
産経新聞社
結果:
winner
巖谷小波文芸賞
1999
主催:
巖谷小波文芸賞運営
結果:
winner
野間児童文芸賞
2000
対象作品:
ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー
主催:
野間文化財団
結果:
winner
産経児童出版文化賞
2004
主催:
産経新聞社
結果:
winner
日本児童文学者協会賞(特別賞)
2005
主催:
日本児童文学者協会
結果:
winner
日本児童文学者協会賞
2012
主催:
日本児童文学者協会
結果:
winner
JXTG児童文化賞
2019
主催:
JXTG
結果:
winner
受賞・候補エディション
路傍の石文学賞
1回登壇
日本児童文学者協会賞
3回登壇
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第35回(1995年) 受賞受賞作: お江戸の百太郎 乙松、宙に舞う
『お江戸の百太郎 乙松、宙に舞う』は、受賞対象となった文学作品です。人物の選択、時代や場所の空気、心情の揺れを通して、作者の主題意識を読者に伝えます。
人物と時代の気配を通して、作者の主題が浮かび上がる作品です。
文学人間関係時代心情 -
第45回(2005年) 特別賞受賞作: ズッコケ三人組シリーズ
那須正幹の代表作である児童文学シリーズ。花山第二小学校の三人組を主人公に、冒険、事件、学校生活、地域社会を横断しながら、長く読まれ続けてきた。
三人組の冒険を通して、子どもの日常と社会への好奇心を描く長期シリーズ。
児童文学シリーズ冒険友情学校生活 -
第52回(2012年) 受賞受賞作: ヒロシマ
那須正幹の『ヒロシマ』三部作は、原爆投下直後から戦後復興、高度成長期を経て、広島に生きる人びとの記憶と暮らしを三代の女性たちの視点からたどる児童文学。歴史上の出来事を遠い知識にせず、家族の生活、土地の言葉、日々の選択として読者に手渡す。
広島の戦後を三代の女性たちの暮らしから見つめ、記憶を次の世代へつないでいく三部作。
広島戦後史家族の記憶
野間児童文芸賞
1回登壇
-
第38回(2000年) 受賞受賞作: ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー
『2000』は作者による受賞作。作品名が示す主題を軸に、人物や時代の感触を読ませる。
『2000』は、受賞作として読み継がれる作品です。
文学賞受賞作人間関係時代の感触
巖谷小波文芸賞
1回登壇
-
第23回(2000年) 受賞
作品
代表作
それいけズッコケ三人組
1978年 児童文学(シリーズ)1978年開始の児童向け冒険・友情シリーズ。小学生の三人組が巻き起こす事件や冒険を描き、シリーズは長期にわたり高い人気を誇った。
友情冒険成長
映像化・舞台化
- [テレビドラマ] ズッコケ三人組(ドラマ化) (1985)
- [テレビアニメ] ズッコケ三人組(アニメ) (2004)
屋根裏の遠い旅
1975年 児童文学(パラレルワールド、架空戦記的要素)太平洋戦争で勝ったパラレルワールドに迷い込むという設定で、戦争を「現在進行形」として子どもに問いかける意欲作。
戦争倫理歴史の問い直し
ぼくらは海へ
1980年 児童文学少年たちの夏の冒険と友情を描いた作品。那須の意欲作のひとつとして位置づけられる。
冒険友情成長
さぎ師たちの空
1994年 児童文学社会性を備えた児童文学。1994年に路傍の石文学賞を受賞した作品。
社会問題人間関係
全著作
- 首なし地ぞうの宝(1972)
- 屋根裏の遠い旅(1975)
- それいけズッコケ三人組(1978〜2004、シリーズ)
- ぼくらは海へ(1980)
- さぎ師たちの空(1994)
翻案
- テレビドラマ化(関西テレビほか、1985)
- テレビアニメ化(2004)
- NHK教育テレビでのドラマ化(1999)
作風・主題
- 文体
- 軽快な語り口ユーモアとエンタテインメント性社会的テーマを織り込むことがある
- 頻出モチーフ
- 友情と仲間冒険と探偵もの被爆・戦争の記憶(作品によっては深刻に扱う)
健康
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肺気腫2021肺気腫のため自宅で倒れ、救急搬送後に死去(2021年)
評価・遺産
『ズッコケ三人組』を中心に長年にわたり児童文学界で活躍し、シリーズ累計発行部数は数百万部に達する国内屈指のベストセラー作家。児童文学の多様化に寄与し、後進に影響を与えた。
関連学会
- 日本児童文学者協会
資料所蔵先
- 日本児童文学者協会(那須正幹作品の著作権を遺贈)
大衆文化への影響
- 『ズッコケ三人組』シリーズのテレビドラマ化・アニメ化など多数のメディア展開
引用
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やはり作家はしつこく書き続けなければいけません。ずっと書き続けたからこそ、今日があるのです。
出典: 受賞コメント(インタビュー等)
豆知識
- 3歳で広島原爆の被爆経験があるとされる(本人の回想・出典あり)
- 自作の著作権を日本児童文学者協会に遺贈した
- 一時期『無冠の帝王』と自称していた