日本の文学賞

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佐藤 敦

さとう あつし

Sato Atsushi

ペンネーム: 佐藤流短編発表時の筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1978-05-20 (宮城県仙台市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
宮城県仙台市(出生) → 北海道札幌市(学生時代) → 東京都渋谷区(在住)

経歴

職業
小説家, 脚本家, エッセイスト
活動期間
2005年〜
所属
日本ペンクラブ, 日本文芸家協会
所属団体
日本ペンクラブ, 早稲田大学同窓会
影響を受けた人物
川端康成, 村上春樹, 吉本ばなな
影響を与えた人物
若手作家・小林直樹, 短編作家・田中花子

学歴

早稲田大学
文学部 / 日本文学科
学位: Bachelor of Arts
期間: 1997-2001
卒業年: 2001
国: 日本
卒業論文は近代小説の記号学的分析

受賞歴

日本文学賞
2019
対象作品: 海の境界
部門: 小説部門
主催: 日本文学振興会
結果: 受賞
群像新人文学賞
2008
対象作品: 静かな波
主催: 群像(文藝春秋)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 藤森弘庵『春雨楼詩鈔』と幕末の出版検閲

    藤森弘庵の詩集をめぐり、幕末の出版検閲の実態を論じた研究論文。

    詩集への検閲から、幕末政治と漢詩文の関係を読み解く。

    17ページ
    近世文学出版検閲
新潮新人賞 1回登壇
  1. 受賞作: 蛇沼

    宮城県の田園地帯を舞台に、少年時代の監禁事件を抱え続ける青年の鬱屈と暴力が、沼の底に沈む泥のような重さで描かれる。受賞時点では単行本化未確認の新潮新人賞受賞作。

    沼の底に淀む鬱屈。炸裂する暴力。虐げられた若者たちの生の光陰。

    田園監禁事件暴力鬱屈若者宮城
芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: 荒地の家族

    東日本大震災から十年余りが過ぎた宮城を舞台に、造園業の男・坂井祐治が、災厄のあとに残る喪失と再生の感覚をたどっていく長編。失われた日常の先で、それでも生き直そうとする姿を描く。

    あの災厄から十年余り、男はその地を彷徨いつづけた。

    160ページ
    震災喪失再生家族宮城

作品

代表作

海の境界

2018年 現代小説 324ページ

幼い頃の記憶を巡る家族の物語。海辺の町を舞台に、時間と記憶の重なりを繊細に描く。

記憶家族喪失再生
映像化・舞台化
  • [映画] 海の境界 / 中村拓也 (2021)
翻訳
  • 英訳:『The Boundary of the Sea』(訳者:山田恵、2020)
  • 仏訳:『La frontière de la mer』(訳者:マリー・デュポン、2021)

静かな波

2007年 短編集 224ページ

海辺の町を舞台にした短篇を集めた処女作。静かな風景の中に潜む人間の心情を描く。

孤独日常の隙間

全著作

  • 静かな波(2007)
  • 海の境界(2018)
  • 追憶の浜(2020)
  • 窓辺の子どもたち(2022)

翻案

  • 『海の境界』映画化(2021、監督:中村拓也)

作品の翻訳

  • 『海の境界』英訳(訳者:山田恵、2020年)
  • 『海の境界』仏訳(訳者:マリー・デュポン、2021年)

作風・主題

文体
抒情的で内省的映像的な情景描写静謐な語り口
頻出モチーフ
列車失われた記憶

評価・遺産

海や記憶を主題にした作品群により、現代日本文学における独自の地位を築いた。若手作家への影響も大きく、映画化によって広く知られるようになった。

記念館・博物館

  • 佐藤敦文学館 宮城県仙台市青葉区○○ 2023年開館

関連学会

  • 日本近代文学会

資料所蔵先

  • 早稲田大学文学部図書館(原稿・資料所蔵)

大衆文化への影響

  • 『海の境界』の映画化によりローカルツーリズムが注目を集めた
  • 引用句がSNSで拡散し若い読者層を獲得した

引用

  • 記憶は海のように満ち引きする。見えるものは常に変わっている。
    出典: 海の境界(2018) (2018年)
  • 小説は過去と現在をつなぐ橋のようなものだ。
    出典: インタビュー(朝日新聞、2019) (2019年)

豆知識

  • 元コピーライターとしてキャリアをスタートした
  • 執筆時は海の写真をモニターに置いて執筆する習慣がある
  • 愛用の万年筆はパーカー