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第4回(1985年) 国内部門受賞作: 背いて故郷
『背いて故郷』は、志水辰夫による物語作品で、人物の選択と土地や時代の空気を重ねながら、人間関係の陰影を描く。受賞対象として確認できる単行本があり、読者は筋の展開だけでなく、背景に置かれた社会や生活の手触りも追うことができる。
背いて故郷は、受賞時の評価対象となった作品性を、時代・表現・読者への届き方の面から伝える。
237ページ冒険小説故郷喪失逃亡と帰還 -
第9回(1990年) 国内部門受賞作: 行きずりの街
かつて教職を追われた男が、過去の事件と再び向き合うことになるサスペンス長編。失われた時間、街の記憶、男女の関係が絡み合い、志水辰夫らしい硬質な文体で展開する。
過去に捨てたはずの街が、男をもう一度事件の中心へ呼び戻す。
356ページ冒険小説サスペンス過去の事件都市
志水辰夫
しみず たつお
Shimizu Tatsuo
ペンネーム:
川村 光暁(本名)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1936-12-17 (日本 高知県 南国市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 小説家
- 活動期間
- 1981年〜
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 高知市立高知商業高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
高知市立高知商業高等学校
国:
日本
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1985 | 日本冒険小説協会大賞 | 背いて故郷 | — | 日本冒険小説協会 | 受賞 |
| 1986 | 日本推理作家協会賞 | 背いて故郷 | 長篇部門 | 日本推理作家協会 | 受賞 |
| 1990 | 日本冒険小説協会大賞 | 行きずりの街 | — | 日本冒険小説協会 | 受賞 |
| 1992 | このミステリーがすごい! 第1位 | 行きずりの街 | — | 宝島社 | 受賞 |
| 1994 | 日本冒険小説協会大賞 短編部門大賞 | いまひとたびの | 短編部門 | 日本冒険小説協会 | 受賞 |
| 2001 | 柴田錬三郎賞 | きのうの空 | — | 柴田錬三郎賞実行委員会 | 受賞 |
日本冒険小説協会大賞
1985
対象作品:
背いて故郷
主催:
日本冒険小説協会
結果:
受賞
日本推理作家協会賞
1986
対象作品:
背いて故郷
部門:
長篇部門
主催:
日本推理作家協会
結果:
受賞
日本冒険小説協会大賞
1990
対象作品:
行きずりの街
主催:
日本冒険小説協会
結果:
受賞
このミステリーがすごい! 第1位
1992
対象作品:
行きずりの街
主催:
宝島社
結果:
受賞
日本冒険小説協会大賞 短編部門大賞
1994
対象作品:
いまひとたびの
部門:
短編部門
主催:
日本冒険小説協会
結果:
受賞
柴田錬三郎賞
2001
対象作品:
きのうの空
主催:
柴田錬三郎賞実行委員会
結果:
受賞
受賞・候補エディション
日本冒険小説協会大賞
2回登壇
日本推理作家協会賞
1回登壇
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第39回(1986年) 長編部門受賞作: 背いて故郷
スパイ船に関わった過去を背負う男が、親友の死をきっかけに秘密を追う冒険小説。雪原を舞台に、友情、裏切り、故郷を失った者の哀しみが交錯する。
雪の荒野を進む追跡行が、男の過去と故郷への思いを掘り起こす。
237ページ冒険小説スパイ船友情故郷喪失
山本周五郎賞
1回登壇
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第9回(1996年) 候補受賞作: あした蜉蝣の旅
『あした蜉蝣の旅』は、志水辰夫による文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。
『あした蜉蝣の旅』は、志水辰夫の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。
人間関係記憶時代の空気
柴田錬三郎賞
1回登壇
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第14回(2001年) 受賞受賞作: きのうの空
『きのうの空』は、志水辰夫による小説。過去と現在の空気を重ね、人生の時間と記憶のかすかな痛みを描く。
きのうの空は、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。
340ページ記憶社会人間関係
作品
代表作
飢えて狼
1981年 冒険小説北方の海を舞台にした骨太な冒険小説。
冒険海洋
裂けて海峡
1983年 冒険小説海洋冒険小説でありセンチメンタル・ハードボイルドな一面も持つ作品。
冒険海洋ハードボイルド
行きずりの街
1990年 小説日本冒険小説協会大賞受賞作。ベストセラーにもなった。
冒険ミステリー
青に候
2007年 時代小説志水の初の時代小説で、以降は時代小説に専念している。
時代小説歴史
負けくらべ
2023年 小説19年ぶりに発表した現代長編小説。
現代小説
作風・主題
- 文体
- 叙情的文体骨太な筆致散文詩的な表現
- 頻出モチーフ
- 冒険海洋恋愛時代
評価・遺産
志水辰夫は冒険小説から時代小説に至る幅広い作風で知られ、「シミタツ節」と称される独自の文体で評価されている。初期作品はミステリー評価誌にて高評価を受け、現代作家としての地位を確立した。
引用
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天に星。地に憎悪。南溟。八月。わたしの死。
出典: 『裂けて海峡』解説(北上次郎、内藤陳)
豆知識
- 志水辰夫は『永久初版作家』と自称し、商業的には苦戦したが文学的評価は高い。
- 70歳を超えて時代小説に専念し、19年ぶりに現代小説を発表した。