日本の文学賞

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清水 徹

しみず とおる

Shimizu Tooru

プロフィール

性別
男性
生誕
1931-03-31 (東京府)
国籍
日本
言語
日本語, フランス語

経歴

職業
フランス文学者, 翻訳家, 大学教員
活動期間
1954年〜
所属
東京大学(助手), 國學院大學(助教授), 明治学院大学(教授、名誉教授)
影響を受けた人物
吉田健一

学歴

東京大学
文学部 / フランス文学科
学位: 学士
期間: 1950-1954
卒業年: 1954
国: 日本
東京大学大学院
大学院(文学研究科) / フランス文学専攻
学位: 修士
期間: 1954-1956
卒業年: 1956
国: 日本
修士課程修了

受賞歴

クローデル賞
1967
対象作品: 時間割(ミシェル・ビュトール訳)
主催: 不明
結果: Winner
BABEL国際翻訳大賞(日本翻訳大賞・文学部門)
1991
対象作品: モレルの発明(アドルフォ・ビオイ=カサーレス翻訳)
部門: 翻訳
主催: BABEL編集部
結果: Winner
藤村記念歴程賞
2001
対象作品: 書物について - その形而下学と形而上学
主催: 藤村記念歴程賞選考委員会
結果: Winner
読売文学賞
2002
対象作品: 書物について - その形而下学と形而上学
部門: 評論
主催: 読売新聞社
結果: Winner
芸術選奨文部科学大臣賞
2002
対象作品: 書物について - その形而下学と形而上学
主催: 文化庁(文部科学省)
結果: Winner

受賞・候補エディション

読売文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 書物について

    書物の物質性と精神性をめぐり、読むこと、所有すること、文化として伝えることを考察する評論。形而下と形而上を行き来しながら、本の存在を問い直す。

    『書物について』は、清水徹の作風が凝縮された受賞作。

    400ページ
    評論書物読書文化物質性
  1. 書物を単なる媒体ではなく、物体性と精神史を併せ持つ対象として論じる批評書。古代から近代、マラルメやユゴーらへ広がる「書物」への想像力をたどる。

    書物という物体と文学的夢想が重なり、ヨーロッパ精神史の奥行きを開いていく。

    400ページ
    書物論文学批評精神史
  1. 受賞作: 書物について

    書物という物体とテクストのあり方を、古代から近代、マラルメ、電子的な読書環境まで視野に収めて考察する評論。読むこと、見ること、保存することの関係を問い直す。

    書物とは何かという問いを、物質と精神の両面からたどる書物論。

    400ページ
    書物論読書史マラルメテクスト

作品

代表作

廃墟について

1971年 評論

都市や記憶、崩壊した空間についての論考を収めた評論集。

都市記憶廃墟

読書のユートピア

1977年 評論

読書と書物の理想的なあり方をめぐる論考。

読書書物論

都市の解剖学 - 都市を歩き、都市を読む

1981年 都市論

都市空間を歩きながら読み解く視座から都市を論じた作品。

都市歩行都市文化

書物について - その形而下学と形而上学

2001年 書物論

書物という対象を形而下学と形而上学の視点から考察した主要著作。藤村記念歴程賞、読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。

書物論形而上学文化批評

吉田健一の時間 黄昏の優雅

2003年 伝記・評論

吉田健一に関する研究・評論。吉田の文庫解説や全集校訂にも関わった事績を反映。

伝記文芸批評

ヴァレリーの肖像

2004年 評論

ポール・ヴァレリーの評価と肖像を描いた論考集。

詩論知性と感性

全著作

  • 廃墟について(1971)
  • 読書のユートピア(1977)
  • 都市の解剖学(1981)
  • 書物としての都市 都市としての書物(1982)
  • 鏡とエロスと - 同時代文学論(1984)
  • 書物の夢 夢の書物(1984)
  • 書物について - その形而下学と形而上学(2001)
  • 吉田健一の時間 黄昏の優雅(2003)
  • ヴァレリーの肖像(2004)
  • ヴァレリー - 知性と感性の相克(2010)
  • マラルメの〈書物〉(2011)

翻案

  • 『愛人』(デュラス訳)映画化(1992)

作家による翻訳

  • シーシュポスの神話(アルベール・カミュ訳)
  • 愛人(マルグリット・デュラス訳)
  • モレルの発明(アドルフォ・ビオイ=カサーレス訳)

作風・主題

文体
批評的論理的かつ随筆的書物論的・都市論的記述
頻出モチーフ
都市書物記憶翻訳

健康

  • 頭蓋骨陥没(重傷)
    1960
    60年安保闘争で機動隊の棍棒を受けて負傷。ニュースになった重傷。

評価・遺産

フランス文学研究と翻訳を通じて日本の現代文学研究・翻訳界に大きな影響を与えた。書物論や都市論に関する独自の観点で評価され、複数の主要賞を受賞している。

関連学会

  • 明治学院大学文学部(名誉教授)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作・翻訳の所蔵)

大衆文化への影響

  • 翻訳したマルグリット・デュラス『愛人』の映画化(1992)により一般読者にも知られるようになった。

豆知識

  • 1960年の安保闘争で機動隊により重傷を負ったことがある。
  • 翻訳したマルグリット・デュラス『愛人』は映画化(1992)され、文庫版がベストセラーになった。
  • 多くの主要なフランス文学作品の翻訳や編纂に携わっている。