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書物について: その形而下学と形而上学

読売文学賞

書物について: その形而下学と形而上学

清水徹

書物の物質性と精神性をめぐり、読むこと、所有すること、文化として伝えることを考察する評論。形而下と形而上を行き来しながら、本の存在を問い直す。

評論書物読書文化物質性

作品情報

『書物について』は、清水徹の作風が凝縮された受賞作。

書物の物質性と精神性をめぐり、読むこと、所有すること、文化として伝えることを考察する評論。形而下と形而上を行き来しながら、本の存在を問い直す。

書籍情報

出版社
岩波書店
発売日
2001-07-25
ページ数
400ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784000233590
ISBN-10
4000233599
価格
5770 JPY
カテゴリ
本/人文・思想/本・図書館/本・書誌学

ただものではない本をめぐる究極の1冊!

レビュー

  • 筆者の言葉には

    ほぼ十年おきに3度ほど驚かされていて、最初は河上徹太郎著『私の詩と真実』(1983年福武書店刊)の帯解説でした。 河上文学の特徴を数行で示していました。 今回は「マラルメと《書物》」の章に学ぶところが多々ありました。 マラルメの『限定された行動』より、著者訳で、 「きみは気づいた、ひとは黒字のうえに光輝くインクで書くのではない、星々のアルファベット、ただそれだけが、素描されたのか中断されたのか、このように姿を現している。人間は白のうえで黒を追跡する。」 また、鈴木信太郎氏の思い出もよかったと思います。

  • 目次

    書物の考古学 書物の誕生から確立へ 象徴としての書物 コデックス革命 書物の達成。 近代性と書物 グーテンベルク革命 ◆図書館をめぐる想像界:バベルの影 書物と文学的絶対 バベルの影のもとに。 マラルメと書物 バベルのあと

  • 書物愛すべし

    刊行と同時に購入し、読んで楽しかった本である。 特に面白かったのはマラルメに関する章とビュトールに関する章で、マラルメを昔から原書で読み、近年はプレイヤード版の原書の全集を購入して愛読している私にはこの本で清水氏が語っていることは非常によく理解できる。書物の素晴らしさを語っている書なのだ。江湖にお薦めしたい。

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