日本の文学賞

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滝口 悠生

たきぐち ゆうしょう

Takiguchi Yūshō

プロフィール

性別
男性
生誕
1982-10-18 (東京都八丈町)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都八丈町(出生) → 埼玉県入間市(育ち)

経歴

職業
小説家
活動期間
2011年〜
ノミネート
第36回 野間文芸新人賞 候補(寝相), 第28回 三島由紀夫賞 候補(愛と人生), 第153回 芥川龍之介賞 候補(ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス)

学歴

早稲田大学第二文学部
第二文学部
期間: 2005–(中退)
国: 日本
約3年在学ののち中退

受賞歴

新潮新人賞
2011
対象作品: 楽器
部門: 小説部門
主催: 新潮社
結果: Winner
野間文芸新人賞
2014
対象作品: 寝相
主催: 野間文化財団
結果: Nominee
野間文芸新人賞
2015
対象作品: 愛と人生
主催: 野間文化財団
結果: Winner
三島由紀夫賞
2015
対象作品: 愛と人生
結果: Nominee
芥川龍之介賞
2015
対象作品: ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス
結果: Nominee
芥川龍之介賞
2016
対象作品: 死んでいない者
結果: Winner
織田作之助賞
2022
対象作品: 水平線
主催: 織田作之助賞実行委員会
結果: Winner
芸術選奨(文部科学大臣賞)
2023
対象作品: 水平線
主催: 文化庁
結果: Winner
川端康成文学賞
2023
対象作品: 反対方向行き
主催: 川端康成文学賞選考委員会
結果: Winner

受賞・候補エディション

新潮新人賞 1回登壇
  1. 受賞作: 楽器

    平凡な住宅街で、未知の音楽が鳴り響き、場所そのものが変容していく。子どもから大人までの視線が交差しながら、日常の風景にひそむ非日常を発見する新潮新人賞受賞作。

    平凡な住宅街に鳴り響く未知の音楽。世界を一変させる「場所」の力!

    251ページ
    住宅街音楽場所変容日常視点
芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 日常の細部から人物の違和感や孤独を掘り起こす純文学作品。語りの距離感と生活感のある描写を通じて、家族、労働、身体、共同体といった問題を静かに浮かび上がらせる。

    死んでいない者は、受賞作としての輪郭を通じて、人物と社会の関係を見つめる作品である。

    144ページ
    受賞作人間関係記憶社会葛藤
  1. 受賞作: 愛と人生

    『愛と人生』は滝口悠生による受賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

    受賞歴と書誌確認を通じて読む『愛と人生』。

    受賞作書誌確認人物と社会
  1. 受賞作: 水平線

    硫黄島をめぐる戦争と疎開の記憶を、現代と過去を往復する語りでたどり、島に残る人々の声を立ち上がらせる長編小説。

    失われた島の声が、時間を越えて今の世界に届く。

    503ページ
    硫黄島戦争疎開記憶家族時間
  1. 受賞作: 反対方向行き

    旅の途中で向きがずれた感覚から、記憶と現在が静かに重なっていく小説。

    進行方向を変えると、見えてくる時間も変わる。

    小説記憶鉄道

作品

代表作

寝相

2014年 小説(短編集)

日常の細部や人間関係の機微を描く短編集。個々の登場人物の記憶や孤独が静かに浮かび上がる構成。

記憶日常家族孤独

愛と人生

2015年 小説(短編・中編)

感情の揺れや人間関係の綾を織り込んだ作品群。社会に生きる個人の内面と微妙な交流を描く。

感情人間関係記憶

ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス

2015年 小説

現代の感覚を切り取る中編的な作品を含む単行本。音楽や記憶を巡るモチーフが見られる。

音楽記憶都市

死んでいない者

2016年 小説

生と死の境界や喪失感を主題にした長編近い構成の作品。受賞作として広く評価された。

生と死喪失家族

茄子の輝き

2017年 小説

短編群を収めた作品。日常の断片と人物の記憶をつなぎ合わせるような語り口が特徴。

日常記憶人物描写

高架線

2017年 小説

都市とそこに生きる人々を描く長篇。鉄道や移動をめぐる情景が印象的。

都市移動鉄道
映像化・舞台化
  • [舞台] 高架線(舞台化) / 小田尚稔 (2018)

長い一日

2021年 小説

日常の時間を細やかに追う長編的作品。日々の連なりと個人の感情を丁寧に描写する。

時間日常記憶

水平線

2022年 小説

連作的要素を持つ長篇。視点や時間を横断する語りで、日常と遠方への視線を交差させる。

視点時間疎外

ラーメンカレー

2023年 小説

短編連作集。さまざまな舞台や人物を通して現代の生活の断面を描く。

日常人間模様

たのしい保育園

2025年 小説

複数の短編を収めた近作。子どもや家庭をめぐる視点が含まれる。

家族育児日常

全著作

  • 寝相
  • 愛と人生
  • ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス
  • 死んでいない者
  • 茄子の輝き
  • 高架線
  • 長い一日
  • 水平線
  • ラーメンカレー
  • たのしい保育園

翻案

  • 高架線(舞台化) — SCOOLパフォーマンス・シリーズ2017 Vol.6(2018年上演)

作風・主題

文体
抑制的で静かな文体日常の細部を丁寧に描写する語り口
頻出モチーフ
記憶家族鉄道日常の風景

評価・遺産

2010年代以降の日本の作家として、日常の機微を掬い取る作風で評価を得た。芥川賞など主要文学賞を受賞し、現代文学の重要な一角を占める存在として認識されている。

大衆文化への影響

  • テレビ番組『セブンルール』出演(2017年)
  • SNS(X)での情報発信
  • 作品の舞台化(高架線)

豆知識

  • 早稲田大学第二文学部に入学後中退
  • デビュー前はフリーペーパーを制作していた
  • デビュー作は「楽器」(第43回新潮新人賞受賞)
  • 妻はブックデザイナーの佐藤亜沙美
  • 祖父母が硫黄島出身であるという家族背景がある