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第43回(2011年) 受賞受賞作: 楽器
平凡な住宅街で、未知の音楽が鳴り響き、場所そのものが変容していく。子どもから大人までの視線が交差しながら、日常の風景にひそむ非日常を発見する新潮新人賞受賞作。
平凡な住宅街に鳴り響く未知の音楽。世界を一変させる「場所」の力!
251ページ住宅街音楽場所変容日常視点
滝口 悠生
たきぐち ゆうしょう
Takiguchi Yūshō
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1982-10-18 (東京都八丈町)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 東京都八丈町(出生) → 埼玉県入間市(育ち)
経歴
- 職業
- 小説家
- 活動期間
- 2011年〜
- ノミネート
- 第36回 野間文芸新人賞 候補(寝相), 第28回 三島由紀夫賞 候補(愛と人生), 第153回 芥川龍之介賞 候補(ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学第二文学部 | 第二文学部 | — | — | 2005–(中退) | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | 新潮新人賞 | 楽器 | 小説部門 | 新潮社 | Winner |
| 2014 | 野間文芸新人賞 | 寝相 | — | 野間文化財団 | Nominee |
| 2015 | 野間文芸新人賞 | 愛と人生 | — | 野間文化財団 | Winner |
| 2015 | 三島由紀夫賞 | 愛と人生 | — | — | Nominee |
| 2015 | 芥川龍之介賞 | ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス | — | — | Nominee |
| 2016 | 芥川龍之介賞 | 死んでいない者 | — | — | Winner |
| 2022 | 織田作之助賞 | 水平線 | — | 織田作之助賞実行委員会 | Winner |
| 2023 | 芸術選奨(文部科学大臣賞) | 水平線 | — | 文化庁 | Winner |
| 2023 | 川端康成文学賞 | 反対方向行き | — | 川端康成文学賞選考委員会 | Winner |
受賞・候補エディション
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受賞作: 死んでいない者
日常の細部から人物の違和感や孤独を掘り起こす純文学作品。語りの距離感と生活感のある描写を通じて、家族、労働、身体、共同体といった問題を静かに浮かび上がらせる。
死んでいない者は、受賞作としての輪郭を通じて、人物と社会の関係を見つめる作品である。
144ページ受賞作人間関係記憶社会葛藤
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第37回(2015年) 受賞受賞作: 愛と人生
『愛と人生』は滝口悠生による受賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。
受賞歴と書誌確認を通じて読む『愛と人生』。
受賞作書誌確認人物と社会
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第39回(2022年) 大賞受賞作: 水平線
硫黄島をめぐる戦争と疎開の記憶を、現代と過去を往復する語りでたどり、島に残る人々の声を立ち上がらせる長編小説。
失われた島の声が、時間を越えて今の世界に届く。
503ページ硫黄島戦争疎開記憶家族時間
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第73回(2023年) 受賞
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第47回(2023年) 受賞受賞作: 反対方向行き
旅の途中で向きがずれた感覚から、記憶と現在が静かに重なっていく小説。
進行方向を変えると、見えてくる時間も変わる。
小説旅記憶鉄道
作品
代表作
寝相
2014年 小説(短編集)日常の細部や人間関係の機微を描く短編集。個々の登場人物の記憶や孤独が静かに浮かび上がる構成。
愛と人生
2015年 小説(短編・中編)感情の揺れや人間関係の綾を織り込んだ作品群。社会に生きる個人の内面と微妙な交流を描く。
ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス
2015年 小説現代の感覚を切り取る中編的な作品を含む単行本。音楽や記憶を巡るモチーフが見られる。
死んでいない者
2016年 小説生と死の境界や喪失感を主題にした長編近い構成の作品。受賞作として広く評価された。
茄子の輝き
2017年 小説短編群を収めた作品。日常の断片と人物の記憶をつなぎ合わせるような語り口が特徴。
高架線
2017年 小説都市とそこに生きる人々を描く長篇。鉄道や移動をめぐる情景が印象的。
- [舞台] 高架線(舞台化) / 小田尚稔 (2018)
長い一日
2021年 小説日常の時間を細やかに追う長編的作品。日々の連なりと個人の感情を丁寧に描写する。
水平線
2022年 小説連作的要素を持つ長篇。視点や時間を横断する語りで、日常と遠方への視線を交差させる。
ラーメンカレー
2023年 小説短編連作集。さまざまな舞台や人物を通して現代の生活の断面を描く。
たのしい保育園
2025年 小説複数の短編を収めた近作。子どもや家庭をめぐる視点が含まれる。
全著作
- 寝相
- 愛と人生
- ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス
- 死んでいない者
- 茄子の輝き
- 高架線
- 長い一日
- 水平線
- ラーメンカレー
- たのしい保育園
翻案
- 高架線(舞台化) — SCOOLパフォーマンス・シリーズ2017 Vol.6(2018年上演)
作風・主題
- 文体
- 抑制的で静かな文体日常の細部を丁寧に描写する語り口
- 頻出モチーフ
- 記憶家族夜鉄道日常の風景
評価・遺産
2010年代以降の日本の作家として、日常の機微を掬い取る作風で評価を得た。芥川賞など主要文学賞を受賞し、現代文学の重要な一角を占める存在として認識されている。
大衆文化への影響
- テレビ番組『セブンルール』出演(2017年)
- SNS(X)での情報発信
- 作品の舞台化(高架線)
豆知識
- 早稲田大学第二文学部に入学後中退
- デビュー前はフリーペーパーを制作していた
- デビュー作は「楽器」(第43回新潮新人賞受賞)
- 妻はブックデザイナーの佐藤亜沙美
- 祖父母が硫黄島出身であるという家族背景がある