日本の文学賞

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歴史時代作家クラブ賞 れきしじだいさっかクラブしょう

第6回(2017年)

歴史小説時代小説

受賞者

6名
経塚丸雄 受賞

『旗本金融道(一) 銭が情けの新次郎』は、経塚丸雄の時代小説。旗本の家に生まれた新次郎が、武家社会の体面と金貸しという裏稼業の現実のあいだで、金と情けに向き合っていく。

武士の面目と金貸しの才覚が、江戸の人情を思わぬ形で動かしていく。

272ページ
時代小説江戸旗本金融人情
坂井希久子 さかい きくこ 受賞

『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』は、坂井希久子の時代小説。江戸の居酒屋を舞台に、料理、人情、恋心、町の暮らしをあたたかく描く「居酒屋ぜんや」シリーズの一冊である。

湯気の立つ料理と江戸の人情が、登場人物たちの心を少しずつほどいていく。

263ページ
時代小説江戸料理居酒屋人情
早見俊 はやみ しゅん 受賞
居眠り同心 影御用シリーズ/佃島用心棒日誌シリーズ

「居眠り同心 影御用」シリーズと「佃島用心棒日誌」シリーズは、早見俊の時代小説シリーズ。江戸の事件、剣戟、人情、町の暮らしを、それぞれの主人公の職分と行動を通して描く。

江戸の町で起こる事件を、職分を背負う男たちが人情と剣で受け止める。

時代小説江戸同心用心棒シリーズ
篠綾子 しの あやこ 受賞
更紗屋おりん雛形帖シリーズ

江戸の染物屋を舞台に、武家育ちのおりんが更紗の技と商いを通じて人の縁を結んでいく時代小説シリーズ。町人の暮らし、職人の手仕事、恋と家族の機微を重ね、江戸の色彩をやわらかく描く。

更紗の模様に、江戸の暮らしと人情が染め上げられていく。

江戸時代染物職人商家人情
荒山徹 あらやま とおる 受賞

七世紀の東アジアを舞台に、百済、倭、新羅、唐がぶつかる白村江の戦いへ向かう大きな歴史の流れを描く長編。国家の思惑と個人の忠義が交差し、敗北へ至る過程を緊張感のある筆致でたどる。

古代東アジアの海を越え、国家と人間の運命が激突する。

443ページ
古代史白村江の戦い百済倭国外交と戦争
北方謙三 きたかた けんぞう 受賞
大水滸伝シリーズ

北方謙三が『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』へと展開した大河歴史小説群。梁山泊の志から宋と金をめぐる戦乱まで、理想、敗北、継承を長大な物語として描く。

梁山泊の志は、敗れてもなお次の世代へ流れ続ける。

水滸伝大河小説梁山泊継承戦乱