日本の文学賞

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日本エッセイスト・クラブ賞 にほんエッセイスト・クラブしょう

第43回(1995年)

エッセイ

受賞者

3名
加藤恭子 かとう きょうこ 受賞

鳥取に生まれ、沖縄戦を経験したのち、戦後は日本の若い研究者の育成に力を注いだアメリカ人細胞生物学者、スタンレー・ベネットの生涯を描く評伝。戦争の記憶と日米の往来をたどりながら、科学と人間のつながりを見つめる。

日本と深く結ばれた科学者の足跡から、戦争を越えて続いた人と学問の交流を描く。

328ページ
科学者の評伝日米交流沖縄戦研究者の育成
徐京植 じょ きょうしょく 受賞

1960年代の京都を舞台に、在日朝鮮人の少年が書物と出会いながら、自らの来歴と向き合っていく自伝的エッセイ。寺田寅彦、魯迅、フランツ・ファノンらの読書体験をたどり、家族の記憶や民族的な帰属をめぐる揺れを静かに描く。

本を唯一の友として歩んだ少年時代から、読書が支えた自己形成の軌跡をたどる。

224ページ
在日朝鮮人の自己形成読書遍歴家族の記憶民族的アイデンティティ
星野慎一 ほしの しんいち 受賞

『俳句の国際性』は、日本の定型詩である俳句が海外でどのように受け入れられ、広がってきたかをたどる随筆・評論である。各国における受容の具体例を手がかりに、短い詩形が言語や文化の境界を越える過程を考える。

世界各地で受け入れられた俳句の歩みから、短い詩形が文化を越えて響く理由を探る。

282ページ
俳句国際的受容比較文学文化交流